下半身の大きな動力源は膝下と
大腿部で軸が異なる
アスリートにとって
股関節の重要性は常識である
それは膝下の構造体は基本的に腕と異なる
足首は着地の衝撃を吸収させるため
サスペンション機能として膝関節よりは
可動軸に幅がある
しかし膝関節は屈曲と伸展が基本の構造
イメージとしては
膝下の巨大なバネで生み出した力を
さらに巨大な大腿部の筋肉に伝搬
この力を股関節の回転軸で骨盤を介し
体幹部へ力を増幅させ伝搬する
この体幹に伝搬された力を
肋骨と骨盤の間に位置するフレキシブルな
蛇腹状の脊椎を軸に腹筋や背筋でさらに回転させ
その最大限に増幅させた力を
肩甲骨を介して上腕や前腕に伝搬させる
フェデラーの動きを観察すると
膝下の捻れが少なく膝頭が小さい
選手生命に影響する前十字靭帯断裂は
小趾側の外アーチの機能低下によって
足首から膝までに
捻れの累積癒着が存在した状態で
急激な方向転換を要するスポーツで生じる
ボディーメカニクスの普及は
看護や介護の現場では活用されているが
日常生活からアスリートに至るまで
すべての人に有益である