今月初めに観たBWミュージカル『キンキー・ブーツ』上映の日記とか
花ちゃんコラボの食パン届いた!とか『夢千鳥』放送日決まった!とか『ブロ銃』配信決定!とか

いろいろ記録しておきたいことがあったのだけど、雑用と偏頭痛で若干くたばっていた、ここ1週間。
雪組全ツ『ヴェネチアの紋章』も観る元気なかったえーん

とりま『モーツァルト!』配信の日記だけでもupしておく。今更だけど。


ミュージカル『モーツァルト!』@梅田芸術劇場
(配信回:2021.6.7(月)12:00~)《有観客》

【上演時間】3時間(75/休25/80)
【配信】uP!!!
【料金】5,500円(税込)⇒GoToイベント適用4,400円

【スタッフ】
脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽/編曲:シルヴェスター・リーヴァイ
オリジナル・プロダクション:ウィーン劇場協会
演出/訳詞:小池修一郎(宝塚歌劇団)

【キャスト】
ヴォルフガング・モーツァルト(Wキャスト):山崎育三郎/★古川雄大
コンスタンツェ(モーツァルトの妻):木下晴香
ナンネール(モーツァルトの姉):和音美桜
ヴァルトシュテッテン男爵夫人(Wキャスト):★涼風真世/香寿たつき
コロレド大司教:山口祐一郎
レオポルト(モーツァルトの父):市村正親
セシリア・ウェーバー(コンスタンツェの母):阿知波悟美
エマヌエル・シカネーダー(劇場支配人):遠山裕介
アントン・メスマー(医師):松井 工
アルコ伯爵(コロレドの部下):阿部 裕
アマデ:設楽乃愛、★鶴岡蘭楠、深町ようこ

安部誠司、奥山 寛、後藤晋彦、白石拓也、武内 耕、田中秀哉、
田村雄一、福永悠二、港 幸樹、山名孝幸、脇 卓史、渡辺崇人
彩花まり、池谷祐子、樺島麻美、久信田敦子、原 広実、
松田未莉亜、水野貴以、柳本奈都子、吉田彩美
(彩月つくしは、体調不良のため全日程休演)




雄大ヴォルフ回、せっかくの有観客ライブ配信だったのにリアタイできず、アーカイブで視聴。

↓前日の育くんヴォルフの日記↓



雄大くんヴォルフは、前回('18)1回だけ観ました。
この時はコンスがトリプルだったけど、晴香ちゃんで。
  ↓


↑初ヴォルフだった前回と比べて、どうなってるか?期待しつつ。


で、


前半、なんだか少しおとなしく見えた今回の雄大ヴォルフ。
もっとメッチャメチャ可愛い印象があったんだけどー
ちょっと無理してテンション上げてるように感じてしまって、あれれ?元気ないのかな、なんて思ったり。

でも二幕はすごく良かった。
雄大くんは、追い詰められた状況とか壊れてゆく過程にハマる気がする。ルドルフ然り。
私の先入観のせいか、本人が醸し出す仄暗い空気のせいか…(喋るとホワンとしてるのにね)

クライマックス「レクイエム」の作曲シーンは、今回は座って書いてました。
前回の"立ち上がってピアノの上で楽譜を書きなぐる"ほうが好きだったな。←一幕ラストのアマデにリンクしてるみたいで良かったのに変えちゃったのね。

歌は良くなってて、前回気になったウェーバー家の場面での歌い出しもカウントとってなかったし(前回は明らかに右手でカウントとっていたw)
腕を踏ん張りながら必死な様子で声を出していた高音域も、今回は腕を踏ん張らずに歌えてたみたいでホッとした。音域自体はやはりギリギリだけど。

ギリギリと言えば、「影を逃れて」の歌い方はまだギリギリ感が顕著だった。
前回、スタッカートと言うか途切れ途切れだった箇所(自分のッ影からッ自由にッなりたい…)は
母音を強調した歌い方になっていた(自分のおッ影からあッ自由にいッなりたい…)。

前回もぶっちゃけビックリしたけど、今回も予想していない節回しにハッとしたりドキッとしたり。
上手いかヘタかと聞かれたら断じて上手いとは言えないと思うんだけど、個性という意味では凄い。
ご本人の音域ギリギリな危うさと必死さが、ヴォルフガングの状況と絶妙にマッチしていて、クセになる。
(ナンダカンダ言いつつ雄大くんが好きである)

そして晴香ちゃんとの並びは良いなー。綺麗な二人。
どこか冷たくて、思い合っているはずのにすれ違う距離感が絶妙。


ヴァルトシュテッテン男爵夫人、涼風さん。
貫禄の男爵夫人。山祐コロレド大司教と対等な立ち位置がハマるの凄い。
歌、たまに音がハズレてて気になった。どした?
ま、それを差し引いてもやっぱ歌はタータン(香寿たつき)のほうが好き。


アマデは鶴岡蘭楠ちゃん。お名前、何て読むのかと検索→「つるおか・かなん」ちゃん。
昨年、公演中止になった『スクール・オブ・ロック』に出演決定してたんですね。子役にはなかなか「次回」が無いから本当に残念。
大きな瞳が印象的で、音楽以外にすることあるのかと責めるような、無表情系アマデ。雄大ヴォルフにピッタリな美貌とクールさだった。

雄大ヴォルフにはアマデとの距離を感じる。
子供の頃に乖離してしまった身体と音楽の魂。それが、ラスト、死によってひとつになる。
という構図が私なりの解釈で、しかもかなり好き。


そう言えば、カメラワーク、育くん回とは違ってて少しマシだったかも。
気になっていたアルコ伯爵の表情(コロレドにオケにあたらせるようにと楽譜を渡された場面)もしっかりアップで撮っていて
アルコ伯爵、楽譜を見ながら手でリズムをとり、おそらくその素晴らしさにメッチャ驚いていた。
やはり音楽のわかる人だった、アルコ伯爵。そんなアルコ見れて満足@ワタシ。


この回は観客が入っていたので、歌い終わりの拍手はもちろん、「ちょっぴりオツムに」にもノリノリ手拍子が。
劇場で観劇してた時は手拍子ってちょっとウザい気持ちもあったのに、こんなご時世だとなんだか感動。

『ロミジュリ』でも思ったけど、キスシーンは宝塚みたいに顔の角度と手で隠して"キスしてるふり"だった?
コロナ対策なのかな。(まさか今さら事務所的にNGとかナイよね)



カテコは、たっちん、晴香ちゃん、涼風さん、山祐さん、市村さん、雄大くんのご挨拶あり。

晴香ちゃんの「3年前に初めて参加した時には見えていなかった景色や生まれてこなかった感情に、今回はたくさん出会うことができました」という言葉に
今後も彼女の成長を見守りたいと願う勝手な親心が刺激された。
いつか宝塚OG以外でエリザベートを演じる役者が現れるなら、それは晴香ちゃんだと思う。と再び予言してみる。

雄大くんも「チャンスを頂けるなら、ずっとやりたい役になりました」と。
私もまだまだ観たい。


そして小池センセイ登場。
楽屋でご覧になっていたそうで「前日(無観客上演)との違いはやはり「拍手」だ」と。
「拍手があることで間合いが作られる、観客のパワーを受けて増殖する、これが舞台だと痛感した」と。

そして、キャスト全員に向かって
「アーカイブで観てください。素晴らしいから。うぬぼれてもいい」と絶賛。
(皆さん、休んでいる間(公演中止期間)を経ても向上されていたとか)

雄大くんには「あんなに細かい演技してたんだ」「稽古場ではしてなかったよね」と言って、雄大くん面食らう。
見てないのかよwwwと思ったけど、観客のいる舞台では違うね、ということか。

晴香ちゃんには「ものすごく色っぽくなってビックリした」「いろいろあったのかな、と思いました」と若干セクハラまがいの誉め言葉を(笑)(←山祐さん軽く阻止w)
(晴香ちゃん、『プロデューサーズ』で色っぽいキャラクターだったんだっけ?)

そして山祐さん市村さんへの賛辞。このお二人との共演経験が、若手を大きく成長させている、と。
山祐さん市村さん出てる作品では毎度聞いてる気がするが、小池センセイ的には本当に言葉を尽くしても足りないのだろうな。


送りの演奏のあと、雄大くんアマデちゃん登場。
アマデちゃん、雄大くんのマイクを借りて「ありがとうございました」とご挨拶。かーわーいーいー

その後、ふたりして「規制退場にご協力ください!」と言うはずが雄大くんだけwww
「あっ、ごめん、マイク無いんだね!」と雄大くん、アマデちゃんに顔を近付けて
再度ふたりで「規制退場にご協力ください!」でシメました。



公演中止もあったけど、
最後にはちゃんとお客さん入って、無事に千秋楽を迎えられて、(配信までしてくれて)本当に良かった。

次はいつかな。

その時は劇場に行きたいぞーーー!!