自粛や先行き不安でイライラすること
\(`□´)/゛の多い日常ですが、
「不要な怒りに振り回されず、必要な時に上手に怒りを表現する」って
憧れますよね。(*^^)v
産業医として職員のメンタルヘルスを担当する中で、特に医療職の
ストレスマネジメントやアンガーマネジメントについてお話する機会が多くなりました。
年を取ると怒りっぽくなるワケφ(゜゜)ノ゜
・・・50歳を過ぎると副交感神経の機能が低下し、感情の抑制が効きにくい
・・・一回怒ると交感神経の興奮は3~4時間元に戻るには約半日。
そして血圧上昇・血流悪化・・・
特に医療職は・・・
・ノーミスが当たりまえ(完璧を求められる)
・患者は急にやってくる(緊急性)
・限られたマンパワー(医療従事者の減少)
・良くなることが当たりまえ(高い期待度)
・自らの感情を抑制し、望ましい感情を表出しながらしながら医療を提供する
これを・・・「感情労働」といいます
これらが重なると・・・共感疲労/(-.-;)\
・・・患者様の立場に立つこと心を寄り添うことで自らが消耗します。
そんなストレスマネジメントの一つがアンガーマネジメントです。
Ⅰ そもそもなぜ怒りは生まれるのか
①は何ともなりませんからポイントは②意味づけです!
(1) 「意味づけ」という価値観の違い
自分と相手の「この位なら・・・」「・・・べき」「当たり前」が
・・・一人一人違うことが原因の一つです。
(2) 怒りは悪いことばかりではない
1 身を守る役目・・・周囲に自分の感情を伝え、譲歩や説明を求める
2 背後にある感情の発露・・・怒る理由を推察する
Ⅱ まず自分の感情に気付く・・・怒りを数値化する
・・・どれだけの怒り?ヾ(`□´)〃
・・・この段階ですでにアンガーマネジメントの始まりです。 (^▽^)v
Ⅲ 対応のコツ ・・・許容範囲を広げる
「私と価値観が違うけど…怒るほどではない」「まあいいか」
これは果たして怒るべきできごとなのか?
自分でコントロールできることなのか?(怒って何とかなる事なの?)
まずは・・・
1 怒る基準「許せないゾーン」 を決める (-"-;)
2 事前に周囲に知らせておく (」~口~;)」
3 「まあ許せるゾーン」を広げる努力を普段からする (^_^)\
Ⅳ 怒りを消すためには ・・・怒りの特徴を知るφ(..)
怒りは6秒でなくなる!(@_@)
瞬間的な怒りから離れるために・・・なんとか6秒をやり過ごす!
1 数を数える
2 グーパー運動する・・・目立ってやると更に怒りを買うかも(^_^;)ヾ
3 手の平に字を書いてみる
可能なら・・・
4 ひとまずその場を離れる
中級編・・・ややトレーニングが必要・・・
5 無になる
6 実況中継する ・・俯瞰するっていうこと
更に続きます・・・\(*^▽^*)ノ
《参考資料》
ナースのためのアンガーマネージメント 田辺有里子著 メヂカルフレンド社
埼玉県済生会なでしこメンタルクリニック様研修会資料
日本アンガーマネジメント協会「怒りと上手につきあえるようになるアンガーマネジメント」