先日FAT(fresh air team:院内受動喫煙防止チーム)のメンバーとシーシャ体験と臨床研究を行いました。
シーシャ吸引前後での呼気中・大気中の一酸化炭素・PM2.5濃度など汚染・有害物質を測定し、能動・受動喫煙・環境汚染についてデーター測定を行いました。
水タバコは水で濾過された煙を吸うため、通常の紙巻きタバコより安全(・・?)という認識がありますが、発がん性物質ニトロソアミン、ホルムアルデヒドやベンゼン、一酸化炭素といった有害物質は、水で濾過されない(>_<)こと。
また、加熱時に木炭を使い、タールでペースト状に固めているものが多いので、タールの量が多くなる(>_<)傾向があるとされます。
ニコチンも、毎日水タバコを使用する人のニコチン吸収率は、1日あたり紙巻きタバコ10本を吸うのと同等(+o+)とされ、当然依存症となり、シーシャが本格的な喫煙のゲートウェー(入門)になる危険性(◎-◎;)が指摘されています。
今回のようにニコチンフリーでも、タールなどの発がん性物質、一酸化窒素、その他の有害物質も同様φ(゜゜)ノ゜であることが明らかになっています。
測定器 は2つ
1左 CO(一酸化炭素)測定器
2右 APL(Air Pollution Level) HCHO(ホルムアルデヒド)PM2.5 TVOC(総揮発性有機化合物)測定器
数値の説明
CO(一酸化炭素濃度) 火災現場での一酸化炭素中毒・練炭自殺などで上昇。
禁煙治療ではこの数値が毎日吸っているタバコの本数と相関があるとされ外来時に毎回測定し禁煙が継続できているかを評価しています。
健康保護のための国際基準 1時間平均26ppm 8時間平均9ppm
日本の職場 50ppm(8時間平均) 200ppm(短時間暴露限界15分)
APL(Air Pollution Level)=TVOC、PM2.5、CO₂、温湿度などを総合した“空気質スコア”
0〜50:良い 51〜100:注意 101〜:悪い
HCHO(アルデヒド)
「シックハウス」対策 屋内濃度の指針値は、「0.1mg/m³」が基準
PM2.5
大気中に浮遊する直径2.5μm以下の微小粒子状物質で、肺の奥まで侵入し呼吸器や循環器に影響を及ぼし、高齢者・基礎疾患患者・小児は特に影響を受けやすい
短期曝露(数時間〜数日)でも心血管イベントが増加
10 µg/m³ 増加するごとに → 心血管疾患・脳卒中・呼吸器疾患のリスクが上昇
日本 1年平均:15 µg/m³ 以下 1日平均:35 µg/m³ 以下
WHO 1年平均:5 µg/m³ 以下 1日平均:15 µg/m³ 以下
(日本の基準より 約2〜3倍厳しい)
TVOC (総揮発性有機化合物)
眼・鼻・喉の刺激・頭痛、倦怠感、集中力低下・小児の喘息悪化・高濃度では神経毒性(特に溶剤系 VOC)・シックハウス対策の一環として設定
健康影響暫定目安値:0.4㎎/m³ 以下
吸引前
CO 0 APL 2 Fresh HCHO 0.014 PM2.5 7 TVOC 0.064
吸引後
CO 29 APL 44 Poor HCHO 0.179 PM2.5 110 TVOC 0.800
終了前
CO 34 ALP 100 Danger HCHO 0.543 PM2.5 533 TVOC 2.626
Fresh⇒Poor⇒Danger と悪化してゆきます\(>_<)/
1 室内気経時結果
当初1時間の予定でしたが、胸痛・気分不快で35分で継続断念(+o+)
CO(=一酸化炭素濃度)(健康基準1時間平均26ppm8時間平均9ppm)
APL=室内空気質の総合スコア(~50)
PM2.5(~35 µg/m³)
700を超えたPM2.5の意味するもの
「大いに危険」を超えた「緊急事態」‼で急性暴露でも死亡増加率25%
\(>_<)/
TVOC(~0.4㎎/m³ )
CO測定の様子
2 呼気CO濃度経時結果
COは能動喫煙で30分・受動喫煙で10分程度で排出され前値に戻る傾向がわかりましたが、『F』は上昇しておりその位置が呼気の気流の先にあったためCO濃度が上昇し能動喫煙に近い状態であったことが考えられました。
私は『H』完全防護です。
PM2.5について
大気汚染物質というより屋内のタバコ・受動喫煙が大きな主な原因です。(+o+)
データー解析後今年広島で開催される日本禁煙学会に発表し、若者に広がりつつあるシーシャの有害性の啓発を進めてゆきます。

























