先日健康経営の一環と頭痛診療の普及にむけて、職員向け頭痛サロンをおこないました。
サロンに先立ち、健康経営・スティグマの解消の観点から全職員対象の頭痛アンケートを行い234名(回収率78.8%)の回答を得ました。
アンケート結果
【頭痛有病率】95人 40.5%
【頭痛による支障度】 家庭生活 23人・仕事 29人
周囲に頭痛を悟られないようにふるまわないといけない・ミスを生じさせないように普段以上に疲弊する
頭痛外来を有する病院でも、4割に及ぶ職員が様々なスティグマやバーデンを背負いながらも適切な頭痛診療にアクセスしていない実態が明らかになりました。
病院に留まらず関連の介護施設のスタッフ対象に頭痛サロンを開催し、適切な頭痛診療をまず身近な職場の仲間に届けてゆきます。
合谷への置き鍼体験
さて毎年2回日本頭痛学会主催のHMSJ(HeadacheMasterSchool Japan)という研修会が全国、特に専門医の少ない県で行われます。今年は広島。
これは頭痛専門医を目指す医師や専門医のbrush up を目的とした頭痛診療の基礎と最新の知見の習得、頭痛の診断に至るプロセスと診断技術の獲得、適切な治療を目的に行われ、大学や教育機関を離れてから頭痛診療に目覚めた私に、専門医の取得の道を拓いてくれたありがたい研修会です。
引き続き勉強を続け、頭痛専門医の均霑(きんてん)化(頭痛診療の地域格差をなくし、全国どこでも適切な医療をうけること)に参画してゆきます。
以前は、岩手、札幌、静岡・・と、この研修のために全国を巡りましたが、今はハイブリッドで楽になりました。パンフレットの表紙も とてもオシャレです。
引き続き頭痛に悩む皆さんに、適切な頭痛診療をお届けしてゆきます。