12/14 環境学習企画づくり | どんぶらこのぶろぐ

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【参加しました 音譜


平成25年度 第14回 ひろしま環境大学


第4回講座:自然コース

12月14日(土)広島市青少年センター



「環境学習企画づくりに挑戦しよう音譜

環境カウンセラー 住田典子さん


体験学習法について

Ecoひろしま~環境情報サイト~

「環境学習指導者」環境学習の組み立て方より

http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/d-shidousya-indexhtml



今、ここでの体験によっての気づきにこだわり、

共に体験した人と気づいたこと、

感じたことをわかちあい、

その解釈から学びを深めて、

次の行動へと生かしていく循環過程

として構造化される教育法 



参加者自らが気づき、学び、

行動できるという循環が生まれます


①参加者中心の学習

②気づきを概念化する

③学び方を学ぶ学習



『循環学習のプロセス(過程)

導入右矢印Do体験右矢印Look見つめる/ふりかえり

   右矢印Think考える/わかちあい/Growわかる

   右矢印Next or実践および次の体験へ   

   右矢印体験を経験へ



今ここで何を体験して、

その体験で自分に何が起こったのか見つめ、

自分および自分と他者、

自然との関わりについて考え、

その結果を自分なりにまとめてみる   




留意点   

目的/参加者が体験を通して学ぶための援助をする

   スキル(技術)、考え方、姿勢、行動力

指導者は、個人またはグループが

達成すべき目標(方向性、目的、ねらい)

明確に設定する


精神面、身体面でのスキル(技術)の統合

事実、概念、原則の理解

課題の達成プロセス

心構えや価値観を育む

他社とのコミュニケーション能力



プログラムデザインについて

「プログラムを作ること」「企画すること」の

2段階がある

プログラム

一つひとつのアクティビティを組み合わせて

目的をもった一連の流れを持たせた

全体の活動のこと



アクティブティ 

個々の具体的な目標やねらいを

もった最小単位の活動のこと


『事業企画の立て方』

企画は「思いをカタチにすること」


「自分の自然や環境学習に対する思い」を

「事業というカタチ」にいかに落とし込めるかにかかっている。


環境学習の展開




Step1 ねらいを導き出す


自分の思い     ねらい 事業計画

ニーズ     右矢印(コンセプトと 右矢印広報計画

資源         社会的役割)   運営計画




手順1 自分の思いを整理しよう


「自分は何をしたいのか」        整理

「対象者に何を伝えたいのか」  右矢印共有化

                       方向性


ここで大切なのは『より具体的に文章化すること』




手順2 ニーズを把握しよう


「世の中の人のニーズをつかむこと」


【社会全体】

○社会はどのような動きにあるのか(社会情勢)

○地球環境のために何が必要なのか

○今の流行ははてなマーク


【対象者】

○どのような状況、状態にあるのか

○何に興味があるのか

○流行ははてなマーク

○何を求めているのか


【対象者を取り巻く人々】

○どのような状況、状態にあるのか

○対象者に何を望んでいるのか

      ダウン

   定性的・定量的

      ダウン 

  ニーズの把握・記録

  (思いとの距離を計る)




手順3 資源を整理しよう


フィールドなどの資源(自然、文化など)について整理


『強みと弱み(または、あるものとないもの)』の

両方について挙げること ×まね




手順4 ねらい(コンセプト)を導き出そう


『何を目的(ねらい)として実施するのかはてなマーク

『企画者の思いと、それを伝えたい人との橋渡しの言葉』


ねらいは欲張らず、1つまたは2つぐらい


         

        企画者の思い

ニーズ     (手順1)   資源

(手順2)   右矢印 ダウン 左矢印 (手順3)

          ねらい

(コンセプト)  すっきり (絞り込む)

                 はっきり (明確)

                 とびっきり(ニーズ、資源に合う)


手順5 社会的な役割を整理しよう


世の中にとって右矢印      どんな

地域(フィールド)にとって右矢印役割があるのか

環境にとって右矢印



Step2 実施要綱(6W2H)をつくる【コンセプト】


WHAT (名称・概要)

 親しみやすい、

 事業のコンセプトがわかりやすいネーミングをビックリマーク


WHY (ねらい)

  コンセプトを

 具体的な目的・目標に落とし込む

 (ねらい=コンセプトになる場合あり)


WHEN (いつ)

 開催時期はいつかはてなマーク

 開催の時間帯ははてなマーク


WHO  (事業の仕組み)

 誰が主体的に実施するのか

 事業に関わる人や団体、組織との連携ははてなマーク


WHERE(どこで)

 どこで実施するのか

 フィールドのどの場所を活用するのか


WHOM (対象者)

 誰を対象に実施するのか

 人数は何人か

 参加者は指定か、公募か


HOW  (手段)

 実施方法ははてなマーク(シリーズ、単発など)

 何を主体にブログラムを構成するか


HOW MUCH(予算・経費)

実施の予算ははてなマーク

経費はいくらかかるのか

参加者の負担(参加費)はいくらか




Step3. プログラムをつくる


「導入(つかみ)」「本体(展開)」「まとめ(ふりかえり・シェアリング)」


Step4. 練り直す


『客観的な評価(フィードバックまたはクリティーク)』

をしてもらう



アクティビティデザインについて

    アクティビティをつくること


Step1. 大枠を考える


全体枠を明確にする

    右下矢印

アクティビティ企画シート


・アクティビティ名    

 本体の部分を作ってから記入

・ねらい/箇条書きにし、ねらいを絞り込むことが大切

・対象者・人数

・実施時期・時間


・実施に適する場所・環境

・準備物

・留意点/注意したいこと(参加者、運営側)など



Step2. 本体を考える


「どれだけ心に迫った体験ができたか」

「過去の経験をどれだけつなげることができたか」

人との関わりや、さまざまな感覚を使った直接体験

することを特に意識して組み立てる




例)何人かのグループで作る(考える)場合


1.思いを出し合う


ブレーンストーミングの進め方


《その1: テーマを設定する》


《その2: ルールを徹底する》

(1) 批判・批評しない 

     異色、主旨に反する意見、

     その他どんな意見も受け入れる


(2) 自由な意見

     テーマに対して、あらゆる角度から考える

     斬新な意見など大歓迎


(3) 量を求める

     思いついたら、すぐ発言する


(4) 結合と発展

     違った意見を組み合わせたり、

     出された意見に新たな考えを付け加えて

     どんどん発展させる


(5) 簡潔な意見

     一つの意見に伝えたいポイントは一つだけ。

     わかりやすい言葉で短く表現する。

     (ポストイットの活用)


《その3: 整理する》

     各自の思いを尊重して分類整理することが大切



2. アクティビティのねらいを決める

      ねらいは欲張らず、1つまたは2つぐらい


3. どんな内容(方法)にするかを決める

  (例) ・ この場所だけは使いたい

       こだわる理由を伝えるアクティビティ

     ・ この時期だから絶対これ!

 季節を肌で感じる、素材を堪能できる

       アクティビティなどを作ってみましょう


聞いたことは 忘れる

見たことは 覚える

やったことは わかる

見つけた(発見した)ことは できる


(中国のことわざ)

 

*****


環境学習企画づくりに挑戦しよう音譜

4つのグループに分かれて、依頼された条件を満たした

企画づくりに挑戦

条件①テーマ「ゴミ」

ゴミ減量、ゴミの種類、適切処理等 何かひとつでも可

子ども達自ら考え、自らの行動へつながる内容の講座

子ども達が興味を持って参加できる要素を取り入れる

座学だけでなく、体験型の部分を必ず入れる

  (クイズ、実験、独自の企画等)

 

1学期 5~6月 環境月間

小学校4~5年生 30人  100分(休憩10分含む)

   ダウン

事業名 《我が家のゴミ減量大作戦》

~ゴミってなぁにはてなマーク ゴミが消える日~


目的/ゴミの減量

    ゴミをもっと減らせることに気付かせる



自分が出したゴミをシートにかいて貼りだす

 (自分・家族)

ゴミかどうか話し合う

使えるゴミはないか?

目の前からゴミが消えていく

最終的に残るものははてなマーク

アドバイザーがヒントを出して話し合う

   右下矢印

社会見学(資源物、ゴミ処理場)


留意事項/出前授業の前後に授業があるので

       内容を把握しておく




条件②テーマ「環境意識向上」「イベントのレベルアップ」

夏休み 3時間~半日 小学生~大人 30名

場所等自由、以上のコーディネートをお願いしたい

事業名《街中の田んぼで交流》

~田んぼへカエル~


目的/地元住民の環境意識の向上

      〃  を主体として次へとつなげられるものとする

学童保育の子ども保護者40名 1人300円

(学童保育の場所→田んぼ)

昔は田んぼが多かったが、開発によって減少した地域

農家の人の話 30分

田んぼの草取り競争・生物観察 1時間

生き物専門家による解説と振り返り 1時間

外来生物・野草  


留意事項/熱中症対策(帽子等)・保険



条件③テーマ「海辺の生物調べ」

8月上旬 1泊2日 小中学生・保護者40名


事業名《夏休み特別企画 海辺の自然体験》

~夏だキャンプだ遊んで食べて学ぼう~

      自然を丸ごと食べよう

目的/海の環境を知る 海の生き物 

               水質→身近な海を考える

町内会主体 小学生・保護者

8月上旬 1泊2日大潮の日(雨天中止)山口県鳥島(柳井市)

  バス代10万円町内会

  大人3000円 小人1500円 昼食持込


8-バス出発-11 島到着 昼食・オリエンテーリング・

水質検査(COD/水道水、自分の近くの海との比較)

-14海水浴、釣り、潮干狩り-振り返り学習

(保護者夕食準備)-星空観察

6-貝の味噌汁(COD)-自由-10-帰路-12-解散(保険)



条件④テーマ「川辺/川の生き物に親しみ、自然に興味を持つ」

7~8月上旬 2~3時間 

小学3年生25名保護者25名 PTC活動

事業名《川のお宝調べ隊》

~オオサンショウウオの宝物(好物)をさがせ!~


目的/オオサンショウウオの環境要因を知る

雨天延期(それでも雨天の場合は生き物を事前に用意しておく)  

先生と保護者主体


13:30 説明・オリエンテーション

13:45 パックテスト(水質検査)

14:00 水に入って生き物採取

(水温が最も高い)

14:45 休憩 14:55 選別

15:25 振り返り・わかちあい

15:55 おわり

服装/水に入ってもいい運動靴(長靴、サンダルNG)

予算/1万円 薬品、送料  保険/学校


留意事項/下見に必ず行く





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