【参加しました 】
2014年1月14日 東広島市市民文化センター
サステナブル・コミュニティ(※)づくりフォーラム
社会貢献型エネルギー活用の仕組みづくりを考える
~レッテンバッハ村(ドイツ)に学ぶ地域の再生~
※持続可能で次世代の希望があふれる地域
第2部 パネル討議
「バイオマスエネルギーの可能性と地域の自立」
パネリスト
○木の駅プロジェクト関係者
丹羽健司さん(NPO法人 地域再生機構)
【木の駅プロジェクト 紹介】
森林整備と地域経済の活性化
山で放りっぱなしになっている
木(林地残材)や間伐材を
「木の駅」に出荷して、地域通貨を受け取る。
山をきれいにして、町が元気になって、
地球温暖化ストップに少し役に立って、
そして自分にはその地域通貨で、
ご褒美の晩酌を・・・。
相場より高い価格で買取する。
過払い分は、寄付、助成金、森林環境税などで
補てんする。
俺たちの村のことは俺たちが決められる
住民により自主的に組織し、
ひとり暮らしの高齢山主をどう支えるか、
地域通貨の扱い、
財政運営から出荷ルールまで、
ひとつひとつ、すべてが議論・決定される。
本気の地元山主3人とよそ者1人いれば
始められる
よそ者は、固定しがちな山村の人間関係に
ずいぶん風を通してくれる。
子どもの木の駅
小中学校の子ども達の間伐体験を行い
子どもモリ券を発行
森の恵み→地域の恵み
子どもの時から考える取り組みもしている。
森の仲間 薪ボイラープロジェクト
https://readyfor.jp/projects/maki-bo
村長の話で、昔と現在のトラクターを実際に並べている
写真があったが、
歴史、村の成り立ち、文化、伝統を
ひも解いて共有していくことも大切
山には持ち主がいる 内 素人が95%
その人達が山に向き合わないと進まない
山仕事が楽しい、心地よいという森林塾
木の駅プロジェクトは、循環の心地よさ
恵み 遊び 憩い 享受できる喜びを共有
出口がバイオマス 薪
抽象論はいい 本気の人が議論
1~2ヶ月で立ち上がらないなら、できるはずがない
レッテンバッハ村に自分たちの地域をする
「アドバイザー」
○大学関係者 安藤忠男さん(広島大学名誉教授)
http://www.geocities.jp/hirodai_ob/shokai/ando.html
講演を聴いて、
農民だから数百年単位で物事を考えておられる。
村の一員として自分を位置づけ、
子ども達に感動させる活動を展開
自力で地域を作っていくことが成功している
やろうと思えばできることが多い
太陽光発電は、800人で年間100万kWh売っている
1人当たり1500kWh
我が家は8000kWh発電していますけど
農業→食料 薪→エネルギー 山→水源
日本という国の品格基盤を作ってきた農山村が崩壊
輸入に頼り、山林に期待しない 労働する人がいない
山を再生 地域産業起こす
コミュニティで循環する仕組みづくりが大切
○住民自治協議会
吉弘昌昭さん(共和の郷・おだ)
http://kyouwanosato-oda.com/
小学校閉校、保育所統合、診療所統合など
危機をチャンスととらえ、
「住民が助け合い、
自立した小さな疑似役場を作ろう」
「自分たちの町は自分たちで守ろう」と
自治組織「共和の郷・おだ」が誕生。
小さな農協103ha農地法
水稲、麦、大豆、パントマイム(米粉パン)
山林きっかけづくりなどをしている。
地域全体で、できることからあきらめないでやる
汗をかいた人に感謝する姿をみせる
村でも音楽を取り入れていたが、
文化、交流、みんなで歌う幸せを感じることが大切
自分達の地域は自分達で
行政は活用、提案していく ×苦言
○ひろしまバイオマスエネルギーの可能性研究会
佐々木桂一さん(生協ひろしま参与)
2012国際協同組合年に
森林保全とエネルギーの地産地消の研究会立ち上げた
2012 電力買い取り開始 地域不在が問題
里山資本主義では
野菜→特養施設→地域券→特養レストランと
顔の見える範囲で行っている
○エコネットひがしひろしま
小池恵美子さん(事務局長)
http://go-eco.me/
話を聴いて、
できない事情を考えず
政治家にあいにいくなど、
突破力が大事だと思った。
私の自治会では、350世帯で
5軒 薪ストーブを使っている。
灯油ととんとんだともっと流通できるのでは?
私の自治会では、350世帯で
安藤忠男さん まとめ
地域活性化 地域の価値を高める
地域を育てる人材を育てる
それぞれの地域、事業で発展していく
お金以上に情熱が必要
行政と協働する形が必要
「コーディネーター」
○サステナブル地域づくりセンター
薦田直紀さん