9月28日、福山市 東深津保育所にて、
ごみ5Ｒ推進本舗・ぷくぷく 主催
NPO法人 大地といのちの会
http://daititoinotinokai.web.fc2.com/
吉田俊道先生による
「生ごみリサイクル講座」を見学させていただきました。
自分達の持ってきた生ごみと
保育所の給食残渣を目の前にして、
「くさ～い」と鼻をつまむ児童も。
ところが・・・
「これ、誰がもってきてくれた～
」
とニンジンの皮をつまむ吉田先生。
「中身と皮、どっちがおいしいと思う」
(中身
と子ども達)
「実は、動けない野菜たちは、自分の身を守るため、
皮がバリアになっていて、
その皮の方に栄養があるんだよ。
例えば、ポリフェノールは、4倍も、多いよ。
だから、この皮の方を食べればいいんだよ」とパクリ。
「え～ 
」
皮こそいのちのバリア
「じゃ～、野菜さんのバリアを探してみよう 」
ニンジンのバリアは、どこ」
おそるおそる？近寄る子ども達。
生長点・・・いのちが生まれる場所
「ここは、『生長点』と言って、これから、大きくなるところだよ。
強い元気の素が入ってる。
保育所で、濡れたティッシュの上で育ててみよう」
「他にも『生長点』あるかなぁ～」
「キャベツの芯には、赤ちゃんがいるよ～」
どんどん近寄って、
「あったよ
」「これも」
「元気の素が、たくさんあったね～。
カボチャの種、玉ねぎの皮、大根の葉、
なんで捨てるの 」
今日は、しかたないから、
土の中の菌ちゃんに食べてもらいます。」
(菌ちゃん )
生ごみは菌ちゃんの大切な食べ物
「菌ちゃんは、1mmのものを1000回切ったくらい小さいので
食べやすいように小さく手でちぎってね。」
指を使うことは、塾にいくより脳の発達にいいんです。
生ごみをちぎる
「だいぶ小さくなったね。
もっと食べやすくするために、
みんなは、お口の中でどうする」
(噛む
)
生ごみをつぶす
「そうだね。広げて歯の代わりに足で潰してあげよう
」
「おいしっ(美味しい)」「おいしっ」「おいしっ
」
大人達も加勢します
すべるので気をつけて。
まだ大きいものは、木槌や、かかとでつぶしておこう
「噛みつぶす時、何を混ぜる 」
「唾を飲み込むよね。
唾だと足りないから、今日は、良い菌ちゃん達を
入れます。「ボカシ」と言います。」
ボカシを全体にふりかけ、
しっかり、混ぜます
みんなで、シートごと動かしてまぜていきます
ひっぱれ～
生ごみを土に混ぜ合わせる
菌ちゃんが食べやすいように、まんべんなく、
広げるよ
菌ちゃんは、この1cm先の食べ物の所へ
行くには、10kmも歩かないといけないんだよ。
食べ物がすぐ近くにあるように、
生ごみと深さ10cm程度の土をよくよく混ぜよう。
菌ちゃんは、空気が大好きだから、
土は、踏まないでね。
お父さんも、深く掘りすぎないように、がんばって
できるだけ高くかまぼこ状に盛り上げて、
表面が濡れすぎないように
枯草をたくさん敷き、
ブルーシートで覆い、
周囲に重石を乗せます。
「これから、菌ちゃんは、どうなると思う」
「菌ちゃんになってみたい人～
」
菌ちゃんになって考える
大人3人が、生ごみを入れた土の役目です。
中に、2人の菌ちゃんがいます。
久しぶりの食べ物をたべて、
30分もたつと、大人っなって、子どもを産みます。
4人になりました。
また、食べ物をたべて、（アムアム）
どんな気持ち
「熱い
」「くるし～」
「そうだね。熱かったよね。
3日後、このシートをとってみると、
菌ちゃんが、ぎゅうぎゅうに増えてると思うよ。
本当に熱くなっているか、楽しみだね
その時に菌ちゃんも苦しくて、息がしたいと思ってるから、
土を混ぜてあげてね。」
次は、大人達でボカシづくり
置き水1～2リットルに、
糖蜜 10g
自然塩 少量
あればキトサン
米ぬか 1袋(13～15kg)を広げ、
液をまんべんなくかけ、素早く混ぜます。
（ブルーシートが常に見えないようにする）
手と手ですりあわせて、ダマがないようにします。
シートを四方向に動かし、混ぜます。
厚手の袋に、空気をできるだけ抜きながらつめ、密封。
24時間は、35～40℃になるようにし、
2週間後、甘酸っぱいにおいがしてきたら使えます。
部屋に移動して、子ども達に話します。
(一部をご紹介)
皮や芯も捨てないで、しっかり食べてね。
中国の王様は、白菜の芯だけを食べていたし、
今、有名店でも、料理として、出ています。
元気なものを食べると、インフルエンザも
人くいバクテリアも怖くありません。
菌を直接食べるたべもの、
梅干し、漬物、たくわんも、しっかり食べてね。
お味噌汁が好きな子～
①菌ちゃんが食べれる
②きらいな野菜が残っても、
半分は、汁の中に栄養が出ている
③大豆
※海のものをプラスしよう
頭も骨も粉砕しただしを入れるといい。
子ども達に、いりこを見せると、
全員が、食べたい～ちょ～だいの連呼。
おいしそうに食べてました
のどが乾いたら、お茶を飲もうね
ジュースやスポーツ飲料には、
スティックシュガー30本分もあるものも
次は、保護者対象のお話。
・菌ちゃん野菜は、市販の野菜より、
「おいしく」
「生命力」や「栄養」が高い。
《発酵型のおなか畑にするポイント》
・おなかを回す
おへその下を「の」の字を描くように
手で撫でる。
免疫力の7割は、おなか。
やる気スイッチも、おなかにある。
・菌が食べられないもの(腐らないもの)を食べない
安いケーキ、シュークリームなどは、
しばらく置いていても、腐らない。
甘いものは、パニック障害、免疫力の低下にもなる。
その他「新型栄養失調」など、
こちらのブログに書いた内容の一部などを話されました。
http://ameblo.jp/ukisiro/entry-11580480490.html
▲作っている様子が見える給食室
