まさかの突然の引退.昔から黒い噂はあった人だから,今回の暴力団との関係があったという話も特におどろきはない.紳助のトークは面白いから好きだったけど,最近の番組を私物化した金儲けはさすがに目に余るものがあった.前回の嫌いな芸能人ランキングで上位に入ってたし,人気に陰りが見えてたのも,今回の引退と関係あるんだろうな,きっと.
 今日放送されるはずだったヘキサゴンは,急きょ「タカトシ・温水の1000円握って食べまくり旅」に差し替え.ロケ中に雪降ってますけど...さすがに季節感なさすぎ.他に放送できるストックがなかったんでしょう.タカトシもこのシチュエーションで番組を流されて,嫌だろうな.紳助の引退で,紳助ファミリーは危機的状態になりそうだけど,喜んでいる人もたくさんいそうだ.長い間お疲れ様でした.

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 ネイバージャパンが運営するオンラインストレージのNドライブ が無料で30GBまで使えるようになり,ファイル1つあたりの容量が最大4GBになった.マイクロソフトが運営するSkyDriveが無料で25GBまでなので,これを大幅に超えてきた形だ.さらにSkyDriveはファイル1つあたりの容量が最大100MBと小さすぎて,使い勝手が悪かったので,4GBまで扱えるNドライブは素晴らしいと思う.さらに,こういったオンラインストレージはアップロード作業がめんどくさいのが常だが,Nドライブエクスプローラーという仮想ドライブ化するソフトも公式にリリースしてくるあたり,かなりユーザーの求めているものをよく研究しているな,と思う.現時点では一押しだ.


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 安愚楽牧場が破綻した.会社側と債権者の間でかなりのトラブルになっているようで,ネットでもテレビでもこの話題を見ない日はない.和牛のオーナーになることで高利回りが約束されていたが,その内実は自転車操業だったようだ.和牛オーナーというと何となく聞こえがいいが,まっとうに和牛を育てる事業だとすればそれはいわゆる酪農な訳で,それほど利益率が高いとは思えない.50万円を投資したら,投資家には元本割れのリスクなく半年後には必ず6万円の配当を行う,というような勧誘も行っていたようだが,これは年率にすると12%だ.ほぼノーリスクの銀行預金や国債の年率は1%以下で,通常の株式投資で期待される年率も4~8%程度だ.それを大幅に上回る年率を見ると,よほど投機的なことをやっているか,詐欺なのかと思ってしまう.かなりの高額を投資していた人もいるようで,どのくらいお金が返ってくるかが心配だ.やはり投資にうまい話はない.もし仮にあったとしても,しがない一般投資家の自分にはうまい話は舞い込んでこない,と改めて胆に銘じた.

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 QLife のサイトで8月18日から,iPad用のアプリである描いて消せる患者さんへの説明ボード で利用できるQLife Books医療ライブラリが公開されています.いずれも無料です.ただし,QLifeに無料会員登録する必要があります.

 カセットと呼ばれる一連のスライドに,書き込みながら説明する事ができます.現在の登録数は約600で、年度末までに5000スライド、200動画になる予定とのこと.コンテンツが命なので,充実が期待されます.自分で作成したPDF書類や動画をiTunes経由でアプリにとり込むこともでき,このアプリを自作の資料で患者説明する目的に使用することもできます.下の画像はスライドの一例.


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 最近,同僚の医師に医療の電脳化について色々質問される機会が増えてきました.スマートフォン,WiMAX,自炊などの言葉もよく耳にするようになってきましたし,こういうことに興味のある方が増えているのでしょうね.そこで,現時点での僕の医療の電脳化についてまとめてみようと思います.

 所有している主なデバイスはiPhone,iPad,モバイルPC(Windows),WiMAX,BuffaloのLS-X1.0TL,CarlのDC-210N,CANONのDR-150です.これらを活用することで,以下のようなことをやっています.

・PDF化した医学書や書類,Word文書などをクラウド上に保存.iPhone,iPad,モバイルPCで共有する
・病棟や外来で仕事しているときに,iPhoneもしくはiPadで医学書,添付文書,メモなどを閲覧する
・iPhoneでスケジュールやタスク管理を行う
・思いついたことをEvernoteに書きとめておく
・iPad,モバイルPCで快適に論文を読む.注釈やマーカーを入れる
・どこにいてもWiMAXでインターネットにつながる
・大容量のNASをiPhone,iPadの外部ストレージとして活用する
・医学書や書類を自炊して,デジタル化する

 一昔前ではこのような環境を構築するのは不可能でしたが,様々な画期的なデバイスやサービスの登場がそれを可能にしてくれました.それぞれのデバイスやサービスについて,少し解説をしていきます.


1.スマートフォン
 そのままではただの電話機なのですが,様々なアプリを導入することによって,劇的に便利になります.iPhoneを選ぶかAndroidを選ぶかが大きな分かれ道になります.ただ,カレンダー,タスク管理,電車の時刻表,ウェブブラウザ,ゲームなど一般的なことに関しては,iPhoneでもAndroidでも「同じようなこと」ができますし,Skype,Evernote,Dropboxなどの超有名ソフトは両者に対応しています.つまり,結局はどちらを選んでも問題はありません.注意点としては,iPhoneはApple社が作った1機種しかないのに対して,Androidは各社が作ったたくさんの機種があり,それぞれの機種によって画面の大きさ,インターフェイス,記憶容量などに違いがあります.実際に店頭で触ってみて,使い勝手を確認した上で購入した方が良いでしょう.また,Trendy,DIMEなどの雑誌ではよくスマートフォン特集が組まれていて,各社の料金プランのことも含めて書かれているので,これも参考になると思います.
 医療現場で便利なiPhoneアプリをいくつか紹介します.
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Refills→インターフェイスがきれいで見やすいカレンダーソフトであり,同時にタスク管理もできます.1200円.

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M2+ランチャー→M2+が提供する医療用ソフト.クレアチニンクリアランスなどを計算できる他,同社のサイトで販売しているイヤーノート,南山堂医学大辞典などの教科書のビューワーにもなります.ソフト自体は無料.

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添付文書Lite→薬の添付文書が閲覧できます.新薬にも対応が早いと思います.無料.

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GoodReader→PDFファイルを閲覧するならこれ!という感じのソフトです.重いPDFでも落ちません.450円.

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Evernote→ちょっとしたメモ,声,写真を整理して書きためることができるアプリです.第2の脳とか言われてます.無料.

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Dropbox→PDFやWordなどのファイルをクラウドで管理するアプリであり,ビューワーも兼ねています.PC,iPad,Androidとも連携可能です.無料.


2.iPad
 iPhoneでできることは当然iPadでもできます.さらに,大きな画面を持っていることを活かして,PDFなどの文書を快適に閲覧することができます.また,パワーポイントなどを患者説明に利用している先生もいるようです.暇なときは映画,音楽,漫画,ゲームなど色々遊べます.少しだけソフトを紹介します.
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Mendeley→論文を管理するソフトです.基本的にはPCでの管理が主体になりますが,論文一覧をiPadからも閲覧できます.無料.

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iAnnotate PDF→論文の閲覧だけでなく,Annotation(論文への書き込み,マーカーなど)を行うことができます.Dropboxと連携できます.850円.


3.モバイルPC
 文書ファイルはDropboxで管理します.PDFの閲覧はFoxit Readerを使います.論文を快適に読むためにマウスオーバー辞書を使用しています.論文の管理はMendeleyを使います.MendeleyはWindows版,Mac版,iPhone&iPad版があり,論文情報を共有することができます.詳細については,それぞれのエントリを参照してください.

医学書をPDF化してiPhoneで閲覧する

文献管理ソフト Mendeleyが便利すぎる!

英語の論文をマウスオーバー辞書を使って快適に読む


4.WiMAX
 以前よりもだいぶん価格がこなれてきました.例えば価格.comのキャンペーンを使えば,1年間契約のコースで,イニシャルコスト0円,月々3000円程度で導入できます.WiMAXのモバイルルーターがあれば,スマートフォン,iPad,モバイルPCのすべてが高速でインターネットに接続できます.また,以前のエントリ でも書いた通り,iPhoneのパケット料金を節約する裏技もあります.問題点はWiMAXのサービス提供エリアがほぼ都市部に限られることです.自分が使用する予定のエリアでサービスが提供されているかを確認しておく必要があります.


5.NAS
 「大容量の外部ストレージは欲しいが,ランニングコストはあまり掛けたくない」,このニーズを満たすものに,NAS(ネットワーク対応ハードディスク)があります.以前のエントリ でもレビューしたBuffaloのLS-X1.0TLを使っています.WiMAXと連携してiPhone,iPadを補完するアイテムとして,非常に役立っています.


6.自炊
 自分で本をPDF化することを自炊と言います.まず,本を断裁(裁断ではない)する断裁機についてです.業界標準(?)はプラスのPK-513L です.確かに断裁の簡便さ,仕上がりのきれいさはナンバーワンなのですが,あまりに本体が大きく,自宅での場所をとりすぎます.自炊を決心した動機の一つは,「自宅を占拠している本や書類をPDF化して原本を廃棄,スペースを確保すること」ですので,この大きすぎる断裁機はボツとし,最終的にはCarlのDC-210N を選びました.1冊の本を何回かに分けて断裁しなければならないのが若干めんどくさいのですが,慣れればそれほどの手間ではありませんし,PDF化する際のボトルネックは本のスキャン時間ですので,効率的に作業する上で,断裁に数分掛かることは特に問題となりません.
 次に,スキャナについてです.スキャナには通常のコピー機のようなフラットベッドスキャナと自動給紙方式のスキャナに分けられます.大量にスキャンする場合は,自動給紙方式が圧倒的に楽です.自動給紙方式はシェア1位のFujitsuと2位のCANONの2択でしょう.僕は当直のアルバイト先にも持っていけるポータビリティの良さ,自宅でも邪魔にならないコンパクトさを重視して,CANONのDR-150を使っています.CANONはFujitsuと比較するとOCRの精度が高い印象がありますが,単純レントゲン,MRIなどの濃淡の繊細な画像を取り込むのは弱い印象があります.一方で,Fujitsuの上位機種であるScanSnap S1500にはAcrobat standardが付属しますので,細かい編集をしたい方にはありがたい点です.自分も使っているCANONを勧めたいところですが,業界標準はScanSnap S1500です.
 自炊については下記のブログが非常によくまとまっています.僕も勉強させて頂きました.また,本で一からしっかり学びたい,というこだわり派の方には「自炊」のすすめ 電子書籍「自炊」完全マニュアル がお勧めです.これ系の本の中では内容がしっかりしていると評判です.スキャナの具体的な設定値など,知りたいことがちゃんと書いてあります.

【保存版】本の電子化(自炊)ならこの記事だけ見ればOK!なまとめ ~裁断、スキャンから処分まで徹底解説



7.自炊の代行業者
 PDF化したい本が大量にある場合は,自炊の代行業者に依頼してしまいましょう.お金は多少掛かっても,時間が節約できます.この業界の先駆けとなったのはBOOKSCANで,以前のエントリ でも触れました.ただ,業務の拡大に伴い,使用している器材は変更されているようです.料金システムは変わっていません.BOOKSCANの最大のアドバンテージは,「チューニングラボ」と呼ばれるサービスです.これはスキャンが終了したPDFをiPad,iPhone,Android,Kindleなどの各種リーダーでの閲覧に最適化してくれるものです.すごく便利です.ChainLP,PDF scissors,PDF slimなどのフリーソフトやAcrobat standardを使うことで,もっとクオリティの高いPDFに変換することもできるのですが,なにぶんめんどくさいですし,知識も要します.ですので,多くの方にはチューニングラボはとにかくお手軽でお勧めです.一方で,BOOKSCANの料金は業界標準ではあるのですが,ページ数の多い本であったり,OCRオプションをつけたりすると,ちょっと割高だと感じられる方もいると思います.また,大人気であるため,作業がだいたい3ヶ月待ちとなっていて,すぐには対応してもらえません.待ち時間なしで裁断してスキャンして欲しい,チューニングラボはいらない,もうちょっと料金が安い方がいい,という方はこの比較ページ などを参照して,他の業者を選んでもいいでしょう.ただ,雨後の筍のごとく業者が乱立してきており,業者の質も玉石混交のようです.大切な本をまかせることになりますので,知人やネットの口コミなどを参考にして,信頼できる業者を探してください.


 以上,ざっとレビューしてみました.紹介しきれませんでしたが,よくまとまった素晴らしいブログはそれぞれの分野でたくさんありますので,検索してみてください.新しいアプリやサービスはこれからもどんどん出てくるはずですので,僕もさらに便利な環境を目指してアップデートしていきたいと思っています.