DIAMOND onlineに金融のプロに騙されない等身大の資産作り というコラムが連載されている.執筆はインデックス投資のカリスマブロガーである水瀬ケンイチさん(→梅屋敷商店街のランダムウォーカー ).インデックス投資のすごく基本的な考え方から実践的なポートフォリオの組み方までよくまとまっていて,僕も知識の復習に非常に役立った.バックグラウンドに膨大な知識がありつつも,極力簡潔に記載されているので,これから投資を始めようと思っている人にも分かりやすいと思う.残念ながら,まだまだ日本ではインデックス投資はマイナーな存在だ.アメリカのようにインデックス投資がメジャーになれば,インデックス投資の商品の充実やコスト低下につながるだろうし,金融機関が儲けるためだけに作られたとしか思えないようなどうしようもない投資商品に騙される人も減るはずだ.そのためにも,こういった地道な啓蒙活動が大切だと思う.

 話は変わるが,9月2日に内藤忍氏の「内藤忍の資産設計塾 外貨投資編 」の新版が発売されたので,早速買ってきた.これはインデックス投資のみを対象にした本ではないが,資産設計のコンパスになるような良書だ.2007年発行の旧版と比較すると,リーマンショックやギリシャ危機などを踏まえた現在の情勢についてまとめられていたり,各種のデータが一新されていたり,と読みごたえがある.

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 以前のエントリ でも書いた通り,最近は教科書も自分で自炊することが多くなっていたため,この1年はBOOKSCANを利用していなかった.ただ,所有しているCANONのDR-150ではMRI画像等が含まれる教科書をきれいにPDF化できないため,今回何冊かスキャンせずに溜めていた教科書をBOOKSCANに依頼した.ちなみに今はだいたい3ヶ月待ちだ.

 久しぶりにBOOKSCANのサイトを見たら,いつの間にかチューニングラボがベータ版から1.0にバージョンアップしていた.また,BOOKSCAN for iPadBOOKSCAN for iPhone というソフトも先月から配布されており,BOOKSCANのサーバーから直接PDFファイルをiPadやiPhoneにダウンロードして閲覧することができるようになったようだ.これらのサービスは共に無料で提供されている.スキャン代行業者からのPDFファイルの納品は,サーバーにアップされたものをダウンロードする形が多いのだが,サーバー容量を節約するために,ダウンロード期間がごく短く設定されていることが多い.一方でBOOKSCANではいつまでもサーバーに保存してくれており,いつでもオンラインでチューニングラボやBOOKSCAN for iPad/iPhoneのサービスを利用する事が出来る.

 常に進化を続け,付加価値の高いサービスを提供してくれるBOOKSCANをこれからも応援したいと思う.あとは,スキャンの待機期間が1ヶ月以内くらいになれば,言うことはないのだが.

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 また,バーで発売前のiPhoneが流出したらしい.Apple社の新製品は注目度が高いせいか,iPhoneにしてもiPadにしても,バーであったり,中国の製造工場からであったり,Apple社は情報のリークに悩まされている.2010年4月にも社員がバーに置き忘れたとされるiPhone4が発売前に流出したことがあった.拾った人がガジェット・サイトのGizmodoに5000ドルで売却し,話題をさらったのもまだ記憶に新しい.
 今回紛失したとされるiPhone5は公表されていない.下はリーク情報を元に想像されたiPhone5.僕はiPhone4を買ってまだ1年しか経っていないし,今回iPhone5を買う予定はないが,どんな進化を遂げるか楽しみではある.


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 なかなか買い物に行くのも時間がない&めんどくさいので,ネットで買えるものはほとんどネットで買ってしまう.amazonは注文の値段に関わらず,配送料が無料なのがありがたい.届くのも早いことが多いので,よく利用させてもらっている.

 ただ,以前から気になっているのは箱のでかさだ.注文を間違えたのかと思うくらい商品に不釣り合いに大きい箱に入ってくるので,最初は少し戸惑った.

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 箱.

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 中身.

 詰め替え用のシャンプー1本に対して,靴箱の倍はあろうかという箱.なんかもったいない感じがするし,もう少し考えてほしい.まあ,シャンプーや電池までネットで買おうとする自分の方がいけないのか.


 放射性物質で汚染された牛肉や野菜が問題になっている.確かに,放射線で汚染されているという牛肉や野菜をあえて食べたいとは思わないが,実際のところ,科学的に見てどの程度の問題なのだろうか?日経メディカルにそれに対して科学的に答える面白い記事が載っていた.以下,要約.

 現在,被曝線量と固形癌発生の疫学調査として最も信頼性が高いとされているのは,長崎と広島の原爆被爆者を対象としたものである.これによると1Svの被爆線量で固形癌の相対過剰リスクは0.5(相対リスクは1.5倍)となり,被爆線量とと相対過剰リスクは直線的な関係を示した.そうすると100mSvあたりでは0.05となる.この0.05という数字を30歳日本人の生涯癌死亡率である20%に当てはめると,1%の増加になる.ただ,これは一瞬で多量に受けた被爆を基にしたデータから算出しており,慢性的に少量の被爆を受ける場合には適応できない.国際放射線防護委員会では慢性的の少量の被爆した場合はリスクは1/2になると仮定し,「100mSvの放射線を累積で緩徐に受けた場合に生涯癌死亡リスクが0.5%増える」と算出した.一方で,被爆線量と相対リスクが直線関係にあることが示されているのは100mSvを越えるような高線量の場合であって,これより少量の被爆では発癌率が上昇すると言うデータはない.例えば,世界的に見て高線量地域であるイランのラムサールでは10mSv/年の被爆がある(日本は1.25mSv/年)が,癌死亡リスク上昇などの健康影響は確認されていない.現在,日本で問題となっている食品などについては,判明した中で最高レベルである4000Bq/kgの牛肉を年間10kg食べると0.52mSv,規制値である200Bq/lの水を1日2L,1年間飲み続けると1.9mSv,規制値である500Bq/kgの野菜を年間100kg食べると0.65mSvの被爆である.上記のデータに基づけば,いずれも実質的にはほぼ問題ないレベルであることがわかる.

参考:放射線被ばくの早見図(放射線医学総合研究所)

 様々なリスクに曝されて僕たちは生きている.固形癌発生の相対リスクは喫煙で1.5,大量飲酒で1.5,肥満で1.2,高塩分食で1.1,野菜不足で1.06と報告されている.つまり,わずかに放射線で汚染された牛肉よりも,タバコやカロリー摂り過ぎの方がよっぽど健康に悪いってこと.ふと,Googleでガイガーカウンターを検索してみたら,販売サイトが山ほど出てきた.「ガイガーカウンターは楽天」って...「被爆,汚染」という文字が現在の日本人のセンチメントに影響を与えるのはやむを得ないし,それを抑えるどころか,火に油を注ぐ無能な政府には失望させられるが,もう一度立ち止まって冷静になってみる必要がありそうだ.

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