2011年7月に発売されたBuffalo製のNASである
LS-X1.0TL
を使ってみましたので,少しレビューしてみようと思います.
まず,見た目は悪くないと思います.ダイニングに設置してますが,違和感はないです.音は書き込み中の場合は「カリカリ」とハードディスク特有の音がします.Buffalo製の一般的な外付けハードディスクと比較して,音の大きさは同程度だと思います.旧モデルのNASはファンの音がかなりうるさいと聞いていましたが,LS-Xシリーズはファンレス設計であるため,アイドリング中は音はほとんど気になりません.見た目や音は合格です.
自宅ではNEC製のADSLモデム,それにBuffalo製の無線LAN親機を接続して無線環境を構築してます.そこに今回,LS-X1.0TLを導入しました.付属のクライアントソフトのインストールまでは簡単だったのですが,ネットワークの設定がうまくいかず,最初webアクセス機能が使えませんでした.試行錯誤した最終的な結論としては,モデムのUPnPをon,無線LAN親機のルーター機能offにするということで解決しました.僕も一般的なパソコンの知識は平均以上には持っていると思っていたのですが,いかんせんネットワーク関連の知識は乏しいため,何が問題なのかを突き止めるの苦労しました.ごく簡単に記載されたマニュアル通りにやって問題なく動いた場合にはいいと思いますが,それでうまくいかなかった場合に,何がいけないのか,どうすればいいのかを突き止めるのは,一般ユーザーのレベルでは難しい場合もありそうです.公式のマニュアル以外にも,インターネット上の情報を検索したりして,ネットワークの知識を吸収しつつ,何とか原因と突き止めましたが,ちょっと疲れました.その辺がNASを導入するハードルの高さかと思います.パソコンが苦手な人は,さっさと上級者かサポートに頼った方が早そうです.
続いて,自宅のデスクトップPCの中に入っていた250GB程のデータを,無線LANを介してLX-X1.0TLに入れる作業に移りました.ところが,転送残り時間が数百時間と表示されてびっくり(-_-;)あわてて中止しました.うちの環境では3~4GBのデータで転送時間が約1時間程度でした.無線LANの構成によって,どの部分がボトルネックとなってくるかは変わると思いますが,大量のデータ転送には向かない印象です.そのため,LS-X1.0TLをLANケーブルで直接デスクトップPCにつないで,転送を行いました.この方法であれば,250GBのデータを数時間で転送できました.転送が終わった後は,LS-X1.0TLを無線環境で使っています.ファイルの転送時に時間が掛かるのがネックですが,一度入れてしまえば無線LANを介しての動画や画像の再生はストレスなく行えます.
次に,目玉機能の一つであるwebアクセス機能のセットアップを行いました.パソコン側の設定は
マニュアル
の通りです.webに公開したいフォルダを指定しますが,注意しないといけないのは,マニュアルでは,「
アクセス制限なし」で公開する方法で説明していることです.マニュアル通りに設定してしまうと,NAS内のデータが誰でもアクセスできるようになってしまいます.他の人に見られては困るフォルダである場合は,「
登録グループ/ユーザーのみ」のアクセス制限を掛けることをお忘れなく.iPhone側では,クライアントソフトであるWebAccess iをApp Storeからダウンロードしておきます.無料です.
iPhoneのWebAccess iの画面です.自分のNASを登録します.
音楽再生についてです.ここでは,一つのフォルダ内に格納されているアルバムを連続再生しています.mp3などの音楽ファイルはほとんど音が途切れることなく聴けます.さらにWi-Fiに限らず,3G回線でも途切れません.これはすごい.自分のiPhoneの中で一番容量を占めているのは音楽ファイルですが,これを使えばiPhone内に音楽ファイルを保存しなくても良くなりますし,iPhoneに保存していなかった曲が突然聴きたくなったときも安心です.一方,動画はWi-Fiであれば快適に閲覧できます.3G回線では,何回か試してみましたが,スピードの問題でうまく閲覧できませんでした.さすがに動画は3G回線では厳しいようです.
こちらは画像のフォルダをスライドショーで連続再生しているところです.前の画像から次の画像に移るときに,読み込みの時間がかかります.表示させる画像によりますが,Wi-Fiで2秒程度で,3G回線では2~10秒といったところです.上の画像のように,まずは粗い画像が読み込まれて,画像の下部に読み込み中であることを表すマークが出ています.
読み込みが完了すると,このようにきれいに表示されます.僕はこの数秒のタイムラグが非常に気になります.前の画像を表示しているうちに次の画像を予め読み込んでおくような仕様にすれば,スライドショーがもっとスムーズになるように思うのですが.これは是非ともアップデートで改善してほしいですね.
PDF,WORDなどの仕事用のファイルの閲覧もできます.リーダーが内蔵されており,ファイルサイズの小さいTXT,WORDファイルはサクサク読めます.ただ,サイズの大きいPDFなどになってくると,動作が非常にもっさりとした感じになって,正直使い物になりません.GoodReaderに送る機能があるので,PDFはGoodReaderで読むようにしています.GoodReaderならサクサク読めます.さすが.ちなみにDropbox,Evernoteに送る機能も付いています.
今のところはこんな感じで使っています.やっぱり自宅にある画像,音楽,動画,オフィスファイルなどをいつでも好きな時に取り出せるというのは画期的ですね.逆に,iPhoneで撮影した画像や動画をwebから直接NASに転送するような機能もありますし,うまく使えば非常に有用なツールだと思います.1TBの容量でお値段は13600円(Amazon).うーん,NASも安くなったもんです.これは買いでしょう.