ブンケイと牛若丸(3) | ウカの小説掲示板(仮)

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マターリして行ってね⊂二二二( ^ω^)二⊃ ブーン

「ムギュっ」

「イテっ!何すんだよリョーマ!!」


「何って決まってるだろ、夢かどうか確かめたんだよ。」


リョーマが俺の頬を強くにぎった。


それがあまりにも痛かったので俺は、


「あのなー、そういうのは自分で確かめないと意味ないだろ!


これでどうだ?」


と言ってリョーマの頬を力強くにぎり返した。


痛がるリョーマ。


俺はそんなリョーマをよそに、頬の痛みからこれが現実なんだと認識した。


「リョーマ、やっぱりそういうことみたいだな・・・」


俺がリョーマに話しかけようとしたところで、


「ブンケイ、リョーマ君、今なら座席表見るのチャンスだよっ」


とさえちゃんが声をかけてくれたので、


「座席表見に行こうぜ」


と俺はリョーマを誘った。


俺は自分でも不思議なくらい落ち着いていた。


幽霊(?)を目にしてもそこから目を逸らし黒板に向かうことができた。


対してリョーマは、俺ににぎられたのと反対の頬を自分でにぎりながら


その幽霊(?)を見つめていた。


これが自然な反応なのだろう。


「リョーマ、行くぞ!」


俺はもう一度、今度は声を大きくして言った。


「お、おぉ・・・」


黒板の前に立つと、俺は一番にあの幽霊が座っている席を確認した。


自分の席よりも先に確認するなんて、やっぱり俺も動揺しているようだ。


窓側の奥の席、窓側の奥の席はっと、


・・・。


嘘だろ。


さえちゃんだ。


あの幽霊が座っているのはさえちゃんの座席だ。


この場合どうすればいいのだろう。


あの幽霊は悪い霊には見えない。


けれど万が一そこに座ったさえちゃんが呪われるなんてことがあったら


大変だ。


さえちゃんには座らせない方が賢明だろう。


けど、どのようにさえちゃんを説得するか?


さえちゃんにはアレは見えていない。


とりあえず時間を稼ぐか。


「さえちゃん座席どこだった?」


俺は知らないふりをしてさえちゃんに話しかけた。


「私は窓側だったよ!ブンケイは?」


「俺なんて真ん中の方だよ。窓側なんて羨ましいよー、なぁ、リョーマ?」


俺はリョーマにも協力を求めた。


が、返事はない。


俺はリョーマの方を振り向きながら、今度は大きな声で話しかけた。


「リョーマも窓側行ってみたいだろ?」


だが、振り向いた先にリョーマはいなかった。


いない。


こんな時にどこ行ったんだよ。


俺は少々苛立ちながら教室を見渡した。


いない。


「あれ?リョーマのやつどこ行ったんだ?さえちゃん知ってる?」


俺は教室を見渡しながらさえちゃんに尋ねた。


「さぁ、私も座席表見てたから・・」


俺はさえちゃんの返事を聞きながら教室中を眺めた。


やっぱりいない。


・・・。


「いない!」


俺は思わず声を洩らした。


いない。


違う、このいないはそのいないではない。


いや、でもいないのが当たり前でやっぱり最初からいなかったのか。


どういうことだ。


幽霊がいなくなってる!



その瞬間、俺は胸騒ぎを感じながら教室を飛び出していた。



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