彼へのクリスマスか誕生日のプレゼントに(日が近いのです。)、リクエストに応えてアラン模様のニットキャップを編みました。



アランは編めば編むほど立体感ある模様がモリモリ生まれ、飽きずに編めるので大好きです。

なんか…右寄り真ん中、一部交差がほどけているように見えるけど…気のせいだろうか…。



大人っぽさを目指し、折り返しの幅を狭めにしてみました。

毛糸:パピー クイーンアニー
色番:832
玉数:2玉

クイーンアニーは初めて使いました。
定番人気なだけあって、弾力がありとても編みやすかったです。

個人差はあれども私としてはチクチクも感じず、肌に触れるものにも最適かなと。(でも、パピーのクラシコには負ける。)

ニットデザイナー、サイチカさんの「哲学者のセーター」という作品の指定糸でもあります。作品名も素敵ですが、デザインも素敵なのでいずれ編みたい作品。


今は靴下とカーディガンを編んでいます。
編み物オンシーズンで、手と時間が全然足りない~。
昨日の蚊相撲、事前に岩波書店の狂言集で予習していました。

この狂言集(上・下)は初版がたしか昭和39年の書籍で、既に絶版なので古本を購入したのでした。

内容は大蔵流。

昨夜の和泉流とは台詞が違っていました。
結構、違う。

色々な流派を見比べるのも面白そうです。

私はまだまだ、能楽堂へも行っていないし、お能も観ていないヒヨっ子ですから予習で違いを確認するだけですが…。


伝統あるものは広がりがあるなというお話です。


狂言を観に行くようになって、装束の美しさに惹き付けられ、またお着物でいらしている方が素敵に見えますので、俄然自分でも着物を着たくなりました。

というわけで、年頭の抱負のひとつだったノルマ的資格も取得しひと段落、涼しくもなったこの機を捉えて着付け教室へ申込み。

初回は11月中旬。
来年は、着物で狂言鑑賞出来るかな。


思えば編み物も、地域毎にもつ技法や毛糸の種類など横に広がる豊かさがありますが、狂言などの伝統芸能に触れてみても、謡や仕舞、着物など広がる豊かさがあるなぁとつくづく思います。

そして、永く人を惹き付け続けてきたものには、深さもあると思うんです。
平たく言えば、飽きさせないだろう、と。
歴史が保証してくれている。
あとは相性ですよね。
編み物みたいに相性良く、永く親しめたらいいなぁ。

器用でないので同時にいくつものことは出来ないのですが、人生を豊かにすることをひとつひとつ増やしていきたいなと思うのです。
船橋市民文化ホールでの「狂言の夕べ」を拝見しました。
狂言初めての母と共に。



初めての最前列、しかもど真ん中!は、想像していたより見上げる感じで、全体を俯瞰して観るならもう少し後ろが良いかも知れません。

でも、解説では野村萬斎さんが目の前にいらっしゃるので緊張、高揚しました。美しくて、近くにおられるのに遠い存在~みたいな感覚に。

母は、萬斎さんの姿勢の良さと痩せていることをしきりに言っていましたね。「あの発声だけでも痩せるわ、しかもあれだけ多忙で。」と。
そして、萬斎さんの後に続いて皆で首引の掛け声「えーいさらさ、えいさらさ」を練習した時には、「のぼう様みたい。盛り上げ上手。」と言っていました。(笑)

いつものように淀みなく、かなり詳しく説明して下さったので母にも分かりやすかったようです。

やはり萬斎さんの解説がありますと狂言がぐっと身近に感じますし、解説でも大いに笑えるのでお得感あり。


蚊相撲は初見でした。
狂言は、デフォルメすることにかけてもユニークさ発揮!という感じ。
面白かった~。
昔の方があのような遊び心で蚊を表現していたなんて、なんだかびっくり。
また、大名の憎めない素直なところも良かったです。
石田幸雄さんの大名役を私は初めて拝見したと思いますが、やはり好き。良い言い方か分かりませんが、いかにも喜劇役者な表情、オーラが大好きです。
太郎冠者役の高野和憲さんも台詞がはっきり聞きやすいし、間が絶妙でとっても良かったです。
石田さんと高野さんの組み合わせ、良かった~。


私にとって三度目の首引も、今回は鬼の鬘が赤ではなく白で、紫と金色の装束と相まって鬼だけれど上品な雰囲気が新鮮でしたし、飯田豪さんの装束も素敵で編み物の参考にもなりそうな。

そして、最前列だからこそ確認出来た、萬斎さんの足を踏み鳴らすところの足の動きの繊細さに目を見張りました。「今の、今のもう一回見せて下さいー!」と心底思う。

首引は笑いのツボが沢山散りばめられていて、やはり大好きです。

姫鬼が可愛い、可愛いと客席からも沢山聞こえてきました。

最後、橋掛かりで姫鬼が「えーん、えんえん!」と泣くところは、私にとっては締めの笑いのツボ。
ここで、調子外れ故に火の点いたように感じられる泣き声が、萬斎さんの「なないそ、なないそ」と被ってしまって印象薄くなってしまったのがほんの少し残念でした。
けれど、私が細かすぎるかも?!好きな演目だから細かく観てしまうのかも知れません。
というか…、私自身が少しの違いを楽しめるようにまでなりたいな~と思います…。


は~、今日は胸一杯で、帰りに寄ったお寿司屋さんでもあまり食べられなかった…。
幸せ。
狂言を楽しめるよう、明日も頑張ろう!