本日は狂言劇場 特別版のよいや先行発売日!
鷹姫をどうしても観たいので頑張ったけれど、取れませんでしたー。
ぴあの抽選に賭けます。


さて、気を取り直して、野村萬斎さんの新作狂言「鮎」。

新たな古典が生まれた瞬間に立ち会った、そのような思いが致しました。

鮎が泳ぐところや鮎を焼く際に塩を振り掛けるなど、躍動的で、幻想的でありながら写実的。構図の美しさ、無駄の無さも手抜かりなしで、このような作品を目の当たりにする度にやはり野村萬斎さんの才能を見せつけられます。

そのような時に毎度思うのは、これは萬斎さんのご経験による蓄積がなせる技なのか、お生まれつきの才能なのかということ。そのどちらもでしょうか。


そういった演出部分のみならず、萬斎さんの作品に欠かせないのは現代への問いかけ。

問題提起、とは敢えて書きません。

それは、「問題」であると決めつけず、もっと大きな視座で、各自に考えることを促しているスタンスをいつも感じるからです。


今回も、生きるとはいったい何が大切かということを問いかけていると感じます。
普通の昔話であれば、教訓的に主人公の小作の野心を悪であるとされるところを、この作品では観客が小作に共感出来てしまう余地を残しているのです。

なので、考えさせられる。
野心的、前向きであることは、必ずしも悪であると言い切れない。
けれど、もっと心が満たされる生き方もある。

こういった問いかけ方は萬斎さんの温かさや冷静な客観性を感じるところだと思います。

また、このようなスタンスは、現代的であり、またかつこれからの古典となりうる部分であると感じます。

同じく新作狂言のなごりが原を拝見した時には物足りなさを感じ、そのことをブログにも記したかと思いますが、この度の鮎については完全無欠。

また拝見する機会がありますように。

また、皆様ご覧になる機会があれば、是非ともオススメしたい作品です。
2018/3/25(日)
14:00
国立能楽堂
脇正面4列12番

ござる乃座57th

今年は個人的に脇正面強化年間として脇正面の魅力を確認していこうと思っています。
国立能楽堂の4列12番は脇正面のど真ん中より気持ち舞台寄り。橋掛かりも舞台もよく見えてとても良かったです。ただ、狂言獅子は正面で観た方が良かったかなあ…。


■佐渡狐
奏者:野村万作
越後の百姓:野村裕基
佐渡の百姓:野村萬斎

3代共演。
裕基さんが凛々しくなってらしてビックリしました。二度見して確認するレベル。萬斎さんも頼もしく思っておられるのではないでしょうか。
萬斎さんはいつものことながら間が上手く、もう存在するだけで期待でニヤニヤしてきてしまいます。
万作さんもピリッと効いていました。賄賂を受け取るところは爆笑でしたが、扇を使って床を打つ仕草などはピシッと厳しくも優美で見とれます。春らしい中間色でまとめられた装束もとってもお洒落で素敵でした。
裕基さんは少し台詞が流れてこちらに入ってこないようなところがありました。若手の演者さんの時にたまにあるのですが、あれはなんだろう…単純に滑舌の問題ではなくて…やはりベテランで上手い演者さんの台詞は分かりやすいし入ってくるのです。なんだろ~。観客として初心者の私。まだまだよく分かりません。


■苞山伏
使いの者:深田博治
山人:岡聡史
山伏:内藤連

深田さんの名演技!凄かったです~。
最後あのような動きがあるとは。狂言でもあんなリアルな動きがあるんですね。
深田さんがお出になると安心する私がいる。
内藤さんには豪快さを感じます。そこが野村万作家の中でちょっと異色な感じを私は覚えて、面白いし楽しみです。


■小舞
海老救川:野村太一郎
芦刈:野村万作

太一郎さんについて私は小舞を拝見することの方が多い印象ですが、足元の動きが美しくいつもうっとりです。
万作さんの舞は清々しくも流麗で、桜を見ているようでした。


■富士松
主:石田幸雄
太郎冠者:野村萬斎

どんどん出てくる句に付いていこうと私も必死。こういう曲も楽しいなと思いました。
太郎冠者の装束が気になって仕方ない。ナマズに…瓢箪?かな?なぜ?


■狂言獅子 双之舞(試演)
白獅子:野村萬斎
赤獅子:野村裕基

鮮烈。
観ていて「嬉しいな、楽しいな」と思いましたが、あの気分を的確に表現する言葉がいま見つかりません。
場の空気が変わったのは確かだと思います。

二人全く同じ型ではなく、裕基さんの型は躍動感あるものに、萬斎さんの型はどっしりしたものになっていて、ほとんど同じなのだけれど双子の獅子にはならず、やっぱり親子!の獅子でした。
つまり、萬斎さんは聟ではなく舅、てことでしょうか。
三点倒立の出だしは萬斎さんがバランス取れずにこちらもハラハラしたのですが、わたし的には全く問題なし!舅だし!
良いものを観させて頂きました。
昨年の「鮎」と同様、忘れ得ぬ舞台でした。
「鮎」もそのうち感想を書きます。
トランポリンのエクササイズ「ユーバウンド」に二度ほど参加してみました。

難しい~
テンポについていけない…

体幹ですな。体幹で体重移動出来ないとあのテンポにはついていけないのではないかと思っています。


ストレス発散度については、ボディコンバットの方が私としては強いです。

能と狂言で言うと、ユーバウンドは能でボディコンバットは狂言です。

たぶん伝わらない(笑)

2つを比較するとユーバウンドは内向きで、ボディコンバットは外向きな感じ。
やったことないけどヨガはもっともっと内向きなんじゃないかと思いますが、ユーバウンドとボディコンバットだけを比較した感想です。


あと、ユーバウンドは動きがダサ…かっこよくはないかなあ…と思ったりします。
私がちゃんと出来ていないから尚更かっこよくなくて、知ってる人には私のあの醜態は絶対に見せられません。


でも、体幹凄く鍛えられるそうです。
引き続き頑張って参加したいなと思っています。