東北本線の小牛田駅に着いた快速ゆけむり号は、小牛田から陸羽東線に入ります。
5分ほど停車したのち、列車は小牛田駅を出発。
東北本線とは、ここでお別れです。
進路を左へカーブ。
単線に延びるレールの上を、ひたすら走ります。
次の停車駅は、古川。
東北新幹線との接続駅です。
その古川駅前に、アパホテルがあるのですが、建物をよく見ると、元々東横INNだったのか、そんな雰囲気に似たビジネスホテルがありました。
今、乗車している快速ゆけむり号には、車内販売があります。
たった2両編成の快速列車ですが、車内販売で、ちょっとしたお菓子やらドリンクも頼めるので、頼もしい存在です。
鉄道旅をこよなく愛する人のなかに、酒好きで、列車内でお酒を嗜みながら、鉄道旅をする“呑み鉄”というジャンルがあります。
ちなみに、私はアルコールは弱いので、列車内で日本酒やビールはさすがに飲めません。コーヒーとか、コーラなどのソフトドリンクが、メインになってきます。
快速ゆけむり号は、岩出山を出ると、有備館にも止まります。
岩出山と有備館との駅間を、グーグルマップの距離を測ってみたら、916m。陸羽東線のなかで、一番駅間の距離が短い区間かと思います。
岩出山、有備館から車窓には、山が現れ始めます。
川渡温泉でも、小牛田方面の列車と行き違いになりました。
辺に雪が目立ってきた辺りで、鳴子御殿湯に着きました。
鳴子御殿湯の次の停車駅が、鳴子温泉と、“ゆけむり”の名に相応しく、温泉という名の駅に停車していきます。
鳴子御殿湯から鳴子温泉に掛けて、建物が多く目立ち始めます。
鳴子温泉駅には、11:30に着きました。
出発は、11:34発なので、4分ほど停車します。
わずか4分程の停車時間だったので、車内で過ごしていました。
鳴子温泉から、次の中山平温泉までには、トンネルがあります。
そのトンネルを抜けた先で、列車は徐行を始めます。
トンネルから抜け出た所が、鳴子峡です。
トンネルから出る陸羽東線。この鳴子峡を、鉄橋で渡っていくと、すぐに別のトンネルに入ります。
この鳴子峡は、陸羽東線のなかでも撮影地にもなっている区間でもあります。
次の停車駅 中山平温泉駅は、陸羽東線の宮城県内の駅では最後の駅です。
太平洋側から上ってきた陸羽東線。
隣の境田から、山形県に入り、同時に分水嶺も越えます。
山形県側は、雪で真っ白。
12:06 最上 着
分水嶺を越えてきた陸羽東線。
山あいの景色から、平地へと下って来ました。
長沢駅を通過し、奥羽本線と合流すると、山形新幹線が追い越して行きます。
12:37 終点 新庄に着きました。
陸羽東線は、新庄から小牛田までの区間を、以前にも乗ったことのある路線です。
その日から、数年は経ちましたが、時間が経過していくと、再び乗りに行きたくなります。