前回のブログに書いた中山選手の試合。

試合中の彼女は、とても輝いて見えて、自分の心を動かした。


なぜだろう?

色々考えて、色々と理由は思い当たるし、もちろん一つだけのワケがない。

プレイヤーとしての自分が抱く、羨ましいという感情も、正直あった。


でも、一番納得する理由は、彼女が「頑張っていた」から。

(4年間のキャリアのことを考えれば、「頑張ってきた」と書くのが正しいのかもしれないけれど、最後の一試合だけを観た自分がそれを語るのは失礼になるので、こう表現します)


人の頑張る姿に、自分は心を揺すぶられる。

そして、スポーツは自分にとって一番の媒体のようである。ほぼ確信です。


この数年、ずっとアスリートと接する生活をしてきて、感動を与えてもらった経験は山ほどある。

でも、先日の感動は、少し違った。


頑張る。

英語だと、Play hard や Hard working と訳されるのかな。

他に的確な訳は思い浮かばないし、意図する観念は一緒だと思う。


でも、やっぱり違う。

日本人の自分にとって、「頑張る」は「頑張る」。他の言葉では表せないのである。

きっと、play hard しているアメリカ人プレイヤーの中だからこそ、中山選手の「頑張り」は一際輝いて、自分の目に映ったんだろう。


そして、自分に問いかけざるを得ない。

自分は頑張っているのか?と。


それからというもの、もう一踏ん張りが効くようになった気がする。

勉強でも、バスケでも。

無理のしすぎは良くないけれど、やっぱり自分は頑張っている人生を送りたい。

改めて、色々と考えさせてもらえた一試合でした。


日本人がDivision I でプレーをする。

日本のバスケットボール発展のキーの一つと言えると思う。


田臥選手に続く日本人NBAプレイヤーの誕生を願うのは日本人バスケットボールファンの共通の想いですが、可能性は限りなく0%に近いというのが個人的な意見。

技術、身体能力、環境など、書けばきりがないけれども、その理由の一つに、カレッジバスケットで活躍する日本人プレイヤーが少なすぎる、と言う事実があります。


日本で実績を積んでから、アメリカに渡り、言語やプレイスタイル、フィジカルの強さなどに順応していくのを待ってくれるほど、アメリカのバスケット環境は甘くないと思う。

この辺を書きだすと週末が潰れてしまうので、また今度、小分けにして書いていこうと思います。


今年はアメリカで活躍する日本人バスケットプレイヤーの節目の年。

Division I でプレーする2人のカレッジプレイヤーが、四年生として最後のMarch Madnessを迎えています。


1人は Univerisity of Portlandでキャプテンを務める伊藤大司選手。

彼は高校からアメリカでプレイをしていています。

高校は、去年Univ. of Columbiaを卒業して現在はJBLでプレーをしているKJ松井君と同じ名門モントロス。

(ちなみに高校時代のチームメイトには現在NBA屈指のスコアリングマシン、Kevin Durantも)

今シーズンは21勝10敗という大学の記録を更新する成績を収め、シーズン序盤はUCLAやUniv. Oregonと名門校を破り、一時期は全米トップ25にも入る快進撃。

NCAAトーナメント出場をかけたカンファレンストーナメントでは残念ながら敗退して夢叶わずでしたが、別のトーナメントへ招待されることが濃厚なようです。


もう1人は、Utah Valley Universityで先発PGを務める中山明日実選手。

彼女は日本の高校を卒業してから渡米。日本での実績は相当なものだったようです。

大学からアメリカでプレーということで、英語での勉強と(アメリカでは学業成績が基準に満たないとプレーする権利が与えられません)、バスケットボールプレイヤーとしての両立に、特にキャリアの前半は苦労したと思いますが立派なものです。

今後アメリカの大学へ挑戦する日本人プレイヤーの一つのモデルとなるでしょう。

今シーズンはチームとしては厳しいシーズンだったようですが、ESPNのウェブサイトをチェックしたら、アシストランキングにも名を連ねています。

一昨日、Utah Valley のプレイオフがインターネットでライブ中継されていたので観戦しましたが、堂々たるプレーで、格上のChicago Stateをアップセット。負けたら引退という舞台で、素晴しい活躍でした。

昨日の準決勝も逆転で制し、明日の決勝に駒を進めたようです。


決勝戦は日本からでもオンラインで観戦できるようです(無料)

日本時間の明日(日曜)午前8時から。

http://www.wolverinegreen.com/tickets/gwcbasketballtournament2010.html #

から、Live Video Streaming of All Great West Tournament Gameで。


アメリカのカレッジバスケにおける日本人バスケットボールプレイヤーの一つの歴史となる選手の最後の試合、海の向こうから(アメリカに住んでいる人はこっちから)応援してみては。

小さな日本人が、アメリカのプレイオフ決勝の舞台で戦う姿からは感じるものがあるはずです。


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Twitterにも書きましたが、中山選手の率いる(と書いても十分でしょう)Utha Valley University、前半の劣勢を見事にひっくり返し、トーナメントを制覇しました。

中山選手(同じ苗字を繰り返し書くのは変な感じがします)は、その活躍から文句なしのトーナメントMVP。

あれだけ"Nakayama"と英語の実況で耳にすることはこの先ないでしょう。


前半は相手のゾーンに対してアウトサイドシュートが決まらずにFG%が8%という数字に加え、前半の序盤は相手のインサイドが効率よく決まったので厳しい展開になるように思えましたが、チームのオフェンスリバウンドへの意識が高く、セカンドチャンス、サードチャンスを作って、第一シードの相手に喰らいつきました。


逆転の舞台となった後半では、中山選手はオフェンスでは相手のゾーンを崩すパスの起点となり、ディフェンスでは相手のガード陣へのプレッシャーでTOを誘ったり、スティールから速攻のチャンスをつくったりと大車輪の活躍。幾つかのターンオーバーもありましたが、ゲームコントロール、パッシング能力は素晴しかった。

試合を決定づけるフリースローも二本ともきちんと沈めるあたりも流石です。


観ていて勇気をもらうようなプレイ。素晴しかったです。



先日にアップした内容、伊藤選手の大学の表記がPortland Stateになっていましたが、University of Portlandの間違いです。

また、中山選手の所属する大学は、今年からUtah Valley State CollageからUtah Valley Universityに変わっていたそうです。

失礼しました。(宮地さん、度々、訂正ありがとうございます!)




玉葱って、漢字で書いたほうが美味しい感じがするのは自分だけでしょうか。

薔薇という漢字は、花びらの入り組んだ構造をイメージさせます。


現在、我が家には日々成長を続ける2つの植物(?)がいます。



四分之三熟卵-rose and onion

この薔薇は、先月のVarentine's dayにプレゼントしたものですが(アメリカでは、男性が女性にプレゼントを贈ったりします)、数日で枯れてしまうだろうな、という予想を見事に裏切ってくれています。

水に挿してあるだけなのに、この成長する力。

さすがに花は萎れてきてしまいましたが、新しい枝(?)が茎から生えてきて、いまや10センチ近くまで成長。

きちんと小さなトゲまで生えています。

毎日毎日、どんどん伸びていきます。


玉葱。

ちょっと芽が出てきてしまっていたものをフィオナが窓際に置いたら、これまたすくすくと成長しています。

この玉葱においては、水すら無し。

重力に逆らうように、上に上に力強く伸びていっています。


特に、何の意味もない紹介でした。


今日から一週間の春休み。

フィオナの翻訳の仕事があるので遠出はしませんが、ようやく春めいてきた気候の下、小さな幸せに感謝しつつ、のんびりと過ごそうと思っています。


自分なりの真理というか、哲学というものは低空飛行中に見えてくるものかもしれない。


なかなか思い通りに事が運ばないとき、自分自身に満足がいかないとき、これじゃいかんと分かっていながらも修正方法が見出せないとき。


そういう時に、環境や他人に原因を探すのではなく、痛みは伴うこともあるけれど自分の内側に目を向ける。

誰に強要されて今の自分がいるわけではなく、今までの自分の決断の繰り返しが、今の自分。


「期待することをやめる」というのは、一つの防衛方法だとは思うし、それが自分の人生哲学だった時期もある。

けれど、この心構えは感謝の気持ちを鈍らせるらしい。

最近、ちょこっとそれが顔をだした時があったので気が付いた。

それにすぐ気付いて追っ払えたのが、ちょっとした成長の証かも。


「今あるもの、与えてもらったものに十分に感謝をする」

こっちの方が、よっぽど気持ちがいい。


「優しさ」というのは、自分にとっても相手にとっても主観的なもの。

絶対的な優しさなんて存在しない。したらコワイ。

だからこそ、「自分なりの優しさ」を見失っては自分でなくなってしまう事にふと気づいた。

自分でなくなった自分が、周りに原因を求めるとは何とも傲慢なこと。

宗教心はとても薄い自分ですが、なんとなく「祈る」という行為が自分なりに理解できた気がしたこの数日。

静かな祈りというのは、自分自身に向けているものなのかな、と。


自分はいたって元気です。

楽な環境に身をおいているわけではないので(誰だってそうか)、もちろんアップダウンはありますが。

苦境(って呼ぶほどじゃ全然ないけど)だからこそ気付けることがある。

ちょっとだけ大人になれた気がしました。




4年前に、同じタイトルの日記を書きました。

留学1年目の12月。自分はまだミネソタにいました。


4年前、兄は某ラジオ局の代表としてホノルルマラソンに参加(※兄はラジオ局員ではありません)。

それ以来、トレーニングを重ね、かなりの数のレースに参加して、それなりの結果を残しているよう。

実家に帰ると、共用の部屋には参加したレースのゼッケンやトロフィーがところせましと飾られていました。

一つ一つのゼッケンにストーリーがあるのでしょう。


明日は東京マラソン。

日本で一番人気のあるマラソンイベントで(なんでも、三万五千人が走るらしい)、参加権利を得る為の抽選から始まるそう。

兄は3年越しでようやく走る権利を得ました。


先ほど、国際電話でぬるい激励をしておきました。


いつか一緒にホノルルマラソンを走りたいな、と思う弟です。


もしこのブログを読んでくれている人で、明日東京マラソンを観戦する人は、

兄っぽい人を見かけたら、手当たり次第応援してやってください。もしかしたら本人かも知れませんから。