日本人がDivision I でプレーをする。
日本のバスケットボール発展のキーの一つと言えると思う。
田臥選手に続く日本人NBAプレイヤーの誕生を願うのは日本人バスケットボールファンの共通の想いですが、可能性は限りなく0%に近いというのが個人的な意見。
技術、身体能力、環境など、書けばきりがないけれども、その理由の一つに、カレッジバスケットで活躍する日本人プレイヤーが少なすぎる、と言う事実があります。
日本で実績を積んでから、アメリカに渡り、言語やプレイスタイル、フィジカルの強さなどに順応していくのを待ってくれるほど、アメリカのバスケット環境は甘くないと思う。
この辺を書きだすと週末が潰れてしまうので、また今度、小分けにして書いていこうと思います。
今年はアメリカで活躍する日本人バスケットプレイヤーの節目の年。
Division I でプレーする2人のカレッジプレイヤーが、四年生として最後のMarch Madnessを迎えています。
1人は Univerisity of Portlandでキャプテンを務める伊藤大司選手。
彼は高校からアメリカでプレイをしていています。
高校は、去年Univ. of Columbiaを卒業して現在はJBLでプレーをしているKJ松井君と同じ名門モントロス。
(ちなみに高校時代のチームメイトには現在NBA屈指のスコアリングマシン、Kevin Durantも)
今シーズンは21勝10敗という大学の記録を更新する成績を収め、シーズン序盤はUCLAやUniv. Oregonと名門校を破り、一時期は全米トップ25にも入る快進撃。
NCAAトーナメント出場をかけたカンファレンストーナメントでは残念ながら敗退して夢叶わずでしたが、別のトーナメントへ招待されることが濃厚なようです。
もう1人は、Utah Valley Universityで先発PGを務める中山明日実選手。
彼女は日本の高校を卒業してから渡米。日本での実績は相当なものだったようです。
大学からアメリカでプレーということで、英語での勉強と(アメリカでは学業成績が基準に満たないとプレーする権利が与えられません)、バスケットボールプレイヤーとしての両立に、特にキャリアの前半は苦労したと思いますが立派なものです。
今後アメリカの大学へ挑戦する日本人プレイヤーの一つのモデルとなるでしょう。
今シーズンはチームとしては厳しいシーズンだったようですが、ESPNのウェブサイトをチェックしたら、アシストランキングにも名を連ねています。
一昨日、Utah Valley のプレイオフがインターネットでライブ中継されていたので観戦しましたが、堂々たるプレーで、格上のChicago Stateをアップセット。負けたら引退という舞台で、素晴しい活躍でした。
昨日の準決勝も逆転で制し、明日の決勝に駒を進めたようです。
決勝戦は日本からでもオンラインで観戦できるようです(無料)
日本時間の明日(日曜)午前8時から。
http://www.wolverinegreen.com/tickets/gwcbasketballtournament2010.html
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から、Live Video Streaming of All Great West Tournament Gameで。
アメリカのカレッジバスケにおける日本人バスケットボールプレイヤーの一つの歴史となる選手の最後の試合、海の向こうから(アメリカに住んでいる人はこっちから)応援してみては。
小さな日本人が、アメリカのプレイオフ決勝の舞台で戦う姿からは感じるものがあるはずです。
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Twitterにも書きましたが、中山選手の率いる(と書いても十分でしょう)Utha Valley University、前半の劣勢を見事にひっくり返し、トーナメントを制覇しました。
中山選手(同じ苗字を繰り返し書くのは変な感じがします)は、その活躍から文句なしのトーナメントMVP。
あれだけ"Nakayama"と英語の実況で耳にすることはこの先ないでしょう。
前半は相手のゾーンに対してアウトサイドシュートが決まらずにFG%が8%という数字に加え、前半の序盤は相手のインサイドが効率よく決まったので厳しい展開になるように思えましたが、チームのオフェンスリバウンドへの意識が高く、セカンドチャンス、サードチャンスを作って、第一シードの相手に喰らいつきました。
逆転の舞台となった後半では、中山選手はオフェンスでは相手のゾーンを崩すパスの起点となり、ディフェンスでは相手のガード陣へのプレッシャーでTOを誘ったり、スティールから速攻のチャンスをつくったりと大車輪の活躍。幾つかのターンオーバーもありましたが、ゲームコントロール、パッシング能力は素晴しかった。
試合を決定づけるフリースローも二本ともきちんと沈めるあたりも流石です。
観ていて勇気をもらうようなプレイ。素晴しかったです。
先日にアップした内容、伊藤選手の大学の表記がPortland Stateになっていましたが、University of Portlandの間違いです。
また、中山選手の所属する大学は、今年からUtah Valley State CollageからUtah Valley Universityに変わっていたそうです。
失礼しました。(宮地さん、度々、訂正ありがとうございます!)