日本ではW杯の話題で持ちきりでしょうが、書きかけだったNBAファイナルのエントリーを。

LakersとCelticsという歴史ある戦いに相応しいファイナルでした。
お互い、まさに死力を尽くして末の勝者はLakers。

四分之三熟卵-kobe

あれほど苦しそうにプレイをするKobeを見たのは初めてだと思います。
スポーツライターの宮地陽子さんによると、フリースロー時の観客からのMVPコールが聞こえないほど疲弊しきっていたようです。
Kobeはそのときの状況を"朝の6時にトラックを走っているようだった"と表現したとの事。
宮地さんも書いていましたが、早朝のランニングとは気持ちのよいものでしょう。
普通ならば。
インターンをしていたシーズン、Kobeに63得点をされて負けた翌日に、とある選手からこんなエピソードを聞きました。
アメリカ代表の練習相手となるセレクションチームに選ばれた彼が、いの一番にと朝早く練習場に着いたところ、汗だくになって練習を終えたKobeが出てきたそうです。
実際の例えから来ているか分かりませんが、Kobeの場合、朝の6時にどんな激しいトレーニングをトラックでしていても驚くことではないようです。
そういう選手がトップに君臨するのは、自分好みではあります。Celtics応援してたけど。



Ron Artestの優勝後の弾けっぷりは話題になりました。
特に最終戦では、それに値する活躍でした。
"Phil Jacksonのスリーを打つなって声が聞こえた気がしたけど" それをFinalの最終戦で ”関係ねー(Whatever-!)”と打って決めてしまった男。
彼のオフェンスは、なんというか不細工なのですが、そのディフェンスは超一流でした。

負けたBostonは、最後は完全にガス欠でした。
それを気力で混戦に持っていったのは素晴しかったと思います。
RondoとPierceがKobeとArtestというNBA屈指のディフェンダーに守られていた中、Ray Allenのシュートが入りきらなかったのが厳しかったか。とはいえ、最高のオフェンシブプレイヤーであるKobeを守っていたのはRay Allenであって、さらにオフェンス面でも期待をするのは酷ではあります。個人的には最高のディフェンシブプレイヤーであるArtestに守られているPierceのアイソレーションを多用したCelticsのオフェンスにちょいと疑問もありました。

CelticsはHCの進退はまだ決まらないようだし、チームの高齢化もあって、来年ファイナルの舞台に戻ってくるのは、さらに険しくなるでしょう。Lakersも、HCのPhil Jacksonが引退する可能性が濃厚な様子。Phil Jackson以外のHCがKobeをコントロールできるのでしょうか。

ドラフトも終わって、来るはずーっと前から話題になっていたFA戦線。
Knicksの計画は達成されるのでしょうか。

下の動画は、Sports Scienceという番組。今年のドラフト一位選手、John Wallです。

Izzo。

ミシガンで流行のお茶の名前です。

こんな看板が街のいたるところに見受けられます。


四分之三熟卵-we love izzo

というのは冗談で、Tom Izzo と言えば、カレッジバスケを知っている人ならば必ず聞いたことのあるであろう、Michigan Stateバスケットボールチームのヘッドコーチの名前。


四分之三熟卵-Izzo

この12年間で、MSUを6回のFinal Four(全米トーナメントのベスト4)へ導き、2000年には優勝も果たしている、カレッジバスケの名将です。


昨シーズンは、トーナメントの序盤でエースプレイヤーをアキレス腱断裂で欠きながらもFinal Fourへ進出。一昨年は決勝まで駒を進めています。

来るシーズンは、他の強豪校が中心選手をNBAエントリーで失う中、昨年のメンバーがほぼ帰ってくるとあって、更なる躍進、つまりは全米制覇を期待されています。


そんな中で舞い降りた、NBAのCleveland CavaliersがIzzoにHC就任の話を持ちかけたというニュース。

LeBronの去就問題がまだ残っているとはいえ、NBAのトップチームからの誘いであるだけに、Izzoが去ってしまうのではないか、と街中が騒いでいました。

冒頭の写真の"We Love Izzo"は、看板だったり、電光掲示板であったり、ステッカーとして車に貼られていたりと、それこそ街中のいたるところに。

街だけでなく、Michiganの州全体が彼がMSUに残ってくれる事を祈り、活動していました。


そして今日(昨日の夕方かな)、"I am pleased to say I am here for life at Michigan State"という決断を下した事が報道されました。

新聞には、オバマ大統領の記事よりも大きく一面に取り上げられました。


一年間カレッジでプレーをしてNBAへと進むようなプレイヤーを集めて勝つのではなく、長いスパンで選手を育てて勝ちに繋げる、選手の学生としての教育に重点をおく人物、コーチだと聞いています。

そんな彼が、NBAの話を蹴ってMSUに、しかも for life と言い切った、その男前な決断は尊敬されるに値するし、来るシーズンをさらに盛り上げることでしょう。





NBA Finalをタイに戻した殊勲者の二人のインタビュー。
公表では自分と同じ身長(172cm)のちびっ子Nateと、
ぽっちゃり系アスリートのGlen Davis。
(彼がLSUの選手としてArkansasに試合に来たときに、この体格でダブルクラッチをしたりするものだから驚いたのを覚えています)
二人がチームにもたらしたエネルギーは素晴しかった。

タイトルの"You cannot scout energy"は、Nateの言葉です。

四分之三熟卵-S&D

日本でも放送が見れたようで、ウチの両親もNateの活躍に興奮していたそうです。
明日のGame5はどうなることでしょう。

いいゲームを見せてもらったので、自分もピックアップゲームに行ってきました。
今日もいいチームに恵まれて、レベルの高いバスケができました。
駐車場まで歩くのがしんどい位に追い込めたのは久しぶり。
昔はここまでは疲れなかったよな。。。というのが正直なところ。
トレーニングのメニュー、ちょっと変えていかないとな。

自分のチームは自分以外の4人が黒人のプレイヤーでした。
彼らのノリは大好きです。いいプレイの後は、Good Shxtって何度も言われました。 
速攻の2対1でバウンドパスでアシストをしてディフェンスに戻る時に、
"次は上に放りな、ダンクするから"
と言われて、次の試合。
同じシチュエーションになって、ちょっと高すぎるか、というロブパスを上げたら、
ドカンとアリウープしてくれました。
これが一般の学生だから、毎度の事ながらアメリカのバスケの底辺の広さを思い知らされます。

皮から手作りの餃子を作っていたら、かなり遅くなってしまいました。
餃子の話は、また今度。
先日この世を去った、アメリカカレッジバスケ界の名将John Wooden。
10年ほど前のスピーチです。
タイトルは、Definition of Success。




Success is the pease of mind attained only through self-satisfaction in knowing you made the effort to do the best of which you're capable -John Wooden
成功とは、自分が許容できる最大の努力を成したと知ることによる自己満足によってのみ得られる心の平穏である。(自分なりの訳です)

格言が出回っているこの世の中において、特別ユニークな成功の定義ではありません。
それでも彼の優しい語り口のこの言葉が心に重く響く。
言葉が意味を持つ、言葉以上の存在になる。
そういう人を亡くしたのだろう。


自分は日本人なので、日本の言葉で。
John Wooden、ご冥福をお祈りします。
このブログを訪れてくれた人が、どうやってたどり着いたのかを知る機能がある事を知りました。
大抵の検索ワードはAT関係かバスケットボール関係。
その中に一際目立った、"固くなったフランスパン"という検索ワード。
フランスパンの事を書いた事を思い出しました。足の上に落として痛かった、とかそういう下らない内容だったように思います。

食べ物に関しては、割と関心が高い方です。
市販の飲み物でも食べ物でも、無意識で栄養ラベルをチェックしてしまいます。
ATとしてもそうですが、高校生の時からバスケのパフォーマンスのことをずっと考えて生活しているので栄養は重要な要素の一つなのです。

肥満はアメリカの大きな社会問題。
先セメスターのEpidemiologyのクラスでも、殆どの病気のリスクファクターに肥満は関わっています。他の国に比べて、アメリカにエクササイズに対する意識の高さや環境は決して悪くない印象です。むしろ良いのでは。それでもThe fattest countryと言われるのは、その食事による部分が非常に大きい。

四分之三熟卵-double down

最近話題のDouble downというケンタッキーの賞品。ベーコンとチーズをパンの代わりにフライドチキンで挟む+野菜ゼロという、まさにプロテインと脂肪の塊。こんなのが大人気になってしまうのです。(その高カロリーと同時に、Dialy intake recommendationの半分を超える塩分が問題)。日本でも売っているのかな?

少し前までabcで毎週放送されていたJamie Oliver's food revolutionという番組。
イギリスの有名シェフ(料理家?)がこのアメリカの食環境を変えるべく奮闘する、という物でした。
下のスピーチは、その要約でもあります。イギリス英語で少々聞き取りにくいですが、聴く(見る)価値があると思います。



スピーチの中でも言及されていますが、番組中で驚かされたのは、アメリカの学校における日本で言う給食の質。Jamieのメインプロジェクトは、この学校での食環境を整えることでした。
殆どのものは既製品の上、子供たちは自分たちで食べる物を選ぶので結果としてピザとチキンナゲットとフレンチフライ(フライドポテト)という内容。飲み物も、牛乳でなくてチョコレートミルクなどの加工品を子供達は選んでいきます。
自分の母親は長年にわたって学校の給食を作り続けていたので、栄養を考えられた献立から、調理過程の細かさ、素材に対する徹底した管理を聞いていました。日本の児童は、食環境という面では間違いなく恵まれています。

四分之三熟卵-chocolate milk

このチョコレートミルクの中には約30グラムの砂糖が。
分かりやすく言うと、角砂糖約8個分。
カルシウムは大事だから、子供にミルクを飲ませるには砂糖の過剰摂取も構わない、というスタイル。
(不足を恐れて過剰を厭わない、足す考え方は、なんとなくアメリカっぽい気がします)
番組の中で、実験的に普通のミルク以外の選択肢を無くしたら、子供達はふつうに飲んでいました。
大人たちが勝手な理論で子供を不健康にしています。

先日、フィオナの友達の子供(5歳と1歳半)の子守をした時に、上の子に"今日は学校で何を食べたの?"と聞きました。別に特別な理由はなく、会話の一環としてです。
帰ってきた答えは、"ピザと、チキンナゲット"。
はっとして"飲み物は?"と聞くと、答えは"チョコレートミルク"。
実際に生で声を聞いて、初めてぞっとしました。

危機を察するには、知識が必要です。危機を察したら、それから身を守らなければいけません。
基本的な栄養知識と調理技術は、今の世の中を生き抜く必須スキルだと思います。