前回の記事 の補足&続きです。


面接試験について、

『子どものみ、保護者なし。』

と書きましたが、一部名門校は保護者面接もあるようです。

でも、あくまでも子どもの学力や個性、能力だけを見る学校が主流。


それから、公立の中高一貫進学校(グラマースクールという)の入試は秋。

1次のあとは2次、3次と厳しいセレクションがある狭き門です。

高い教育費がかかる私立校と違い、公立は学費が無料ということも人気の理由。不景気の昨今、年々志願者が増え続け、記念受験も多いとはいえ、人気校は競争率10倍ほどになるとか。


中学受験の準備についてちょっと触れると、

上に付属中学のない私立小学校では、たいてい学校で入試対策をします。(受験をしない子にとっては地獄ともいえるかな。。)

5年生くらいから過去問題やいろいろな学校の試験問題の取り組みがはじまりまり、入試直前になると面接の練習もあり。

学校だけで十分な子もいますが、それ以外に塾や家庭教師をつける子がほとんど。

中学校によって入試の試験科目科目や出題形式、傾向は異なりますが、受験用の塾では、学校別の対策コース(日本のような「難関校〇〇校対策コース」みたいな)ものもなく、また、「偏差値」なる数値も存在しません。


公立小学校では、学校で試験対策は一切しないので、中学受験をしようと思ったら、

進学塾や家庭教師が必須です。

受験専門の評判のいい家庭教師は超人気で、早くからキャンセル待ちをしないといけない状態。

個人差はあるけれど4~5年生くらいから始める人が多いでしょうか。


学校の転校がちっとも珍しくないこの国では、私立も公立も、学年の途中から出たり入ったりが日常茶飯事。(だから、日本のように、転校生にものすごい注目の目が注がれ超目立っちゃう。。ということがないのはよいところ。)

3年生以降になると、子どもの進学先を考え、別の学校(私立やレベルの高い公立校)に転校させたりする動きも活発化。

評判のよい中学校の学区内にお引っ越しするなんてのも極めて一般的なこと。


4歳から小学校義務教育がスタートし、8歳やそこらから進学校へ入る準備をするイギリスは、ある意味日本よりも教育熱心!?(一部の層の人に限るけれど)


階級社会のイギリスでは、私立と公立での教育の質や環境の大きな違いなんて当たり前。(費用の差が日本の比じゃない。) 学習する内容も、私立と公立でここまで違うかなぁ、、と「階級社会」を垣間見ることも多々。 

親の、公立派、私立派、日本よりもそれははっきりしています。

それと、公立でさえ、学区や学校によって学力の差が歴然。

難民・移民の数や、貧富の差が、学校の学力レベルに比例していることは、ど素人のこの私にも分かります。

英語が母国語でない家族が多い学校は、それだけ高い学力は期待できないですよね。教える先生も大変そう。。。(先生のイギリス人率も学校によって違います=公立でもスタッフ採用は学校ごとだからか)

移民であふれる多民族都市ロンドン、いろんなところで題点も多そうです。よく分からないけど!

と、話が段々ずれてきましたが、教育の話はまたいつか。。