松田珠江 tama工房通信 -6ページ目

松田珠江 tama工房通信

人形作家松田珠江の作品展示を告知します。

コルメキッサ様の企画展 『金魚たちの見る夢は・冬』に参加致します。

 

企画展

 「金魚たちの見る夢は・冬」

11月16日(土)~23日(祝)

 (月、木休廊)

open13:00~18:00

 

横浜市青葉区つつじが丘36-7 経隆ビル4F

「金魚」と言えばつい夏の風物詩、などと感じてしまいますが、

冬の澄んだ美しい光の中で泳ぐ金魚も、うっとりする程美しいですね。

 

今回はトランク式の金魚劇場です。

大昔、買ってもらったりかちゃんハウスがトランク式の赤い素敵なお家でした。

そのハウスの可愛さが未だに私の記憶に鮮明に残っていて

あんな感じの劇場を創ってみたいな、と思っていました。

 

 

金魚使いの女の子は金魚のようなまんまる金色おめめです。

 

人形サイズ:15cm

 

「人生は一幕の劇」

玉乗り金魚はくるくる回すことができます。

 

蓋を折りたたむと、こんな感じ。

昔の帯をほどいて、小さな劇場の外壁を飾りました。

とってもハイカラで、これが和服の帯?といった感じの柄です。

昔の着物や帯の図柄って、とてもとてもナイスなセンスです!

 

 

10月11日、12日、13日片桐裕司氏の彫刻セミナーに参加しました。

普段石塑粘土や、木塑粘土での制作がメインですが、

久しぶりの油土での制作、3日間でどれくらいの顔が作れるのだろう?

とかなり不安になりながらの参加でした。

 

1日目の一番最初に、30分だけ粘土に触り土台に人の顔らしき?造形物が出来た時、

セミナー最初の講義が始まりました。

その時の講義は人間の顔について、骨格、筋肉、解剖生理学的に見た

目、鼻、唇、額、顎、あらゆる顔の構成物についての説明でした。

そして、対象物に対する「創りたい」という思いの重要さ。

 

その後すぐに最初に作った粘土の塊は壊し、たった今教わったばかりの知識を基に

新たな顔の土台を創りはじめた時、最初の感触とは全く異なる何かが、自分の手指

に宿っているのを感じました。

 

3日間、ターゲットとなる部位の説明をうけつつ、ゆっくりとですが着実に『顔』は容貌を

変化させていきました。カオから相貌へと変化していく様が面白いのです。

 

片桐氏の講義の解剖生理学的な見地からの、技術的な教えは素晴らしく、

そしてまた彼自身の人生から得た哲学に、このセミナーの真骨頂があると思います。

 

氏は「この講義がご自身のターニングポイントになることを祈ります。」と仰られておりましたが、

正に私のこれからの制作の上での、大きなターニングポイントになったと思います。

 

 

 

 

写真を撮ると、撮影下手な私はどうしても魚眼のようになってしまいます・・・とほほ。

今年も『本屋の人形展』に参加させて頂きます。

毎年この時期になると、条件反射のように京都の街並みを思い出します。

 

craft art DOLL 2024 出版記念

 本屋の人形展

 

2024年 10月29日(火)~11月3日(日・祝)

午前11時~午後7時 (最終日は午後4時閉場)

 

大垣書店京都本店 イベントスペース催

京都市下京区函谷鉾町78 SUINA 室町1F

地下鉄烏丸線四条駅北改札口・阪急京都烏丸腺26番出口直結

2年前に初めて伺った大垣書店さんは本屋スペースとイベントスペースの他に

同じフロアに素敵な雑貨が置かれたスペースや、ちょっと入ってみたいなと思うような

飲食店もあったり、奥にはこだわりのある食品を扱うスーパーマーケットのような

スペースもあって何だかとっても楽しい空間でした。

 

今年私が出展させて頂く作品は

『草迷宮』、泉鏡花の幻想的な小説の主人公、明です。

母の残した手毬唄を追いかけて現実世界と異界の間を彷徨います。

去年の同時期に開催された『それぞれの鏡花展』で展示した作品です。

 

 

球体関節人形 70cm   材質:石塑粘土、ガラス義眼、黒すが糸

 

泉鏡花の描く異界は、決して現実世界から遥か遠くに離れた世界ではなく、

いつでも身の回りに存在し、ふと気を許すといつの間にかその世界に足を踏み入れている。

そんな不穏な輝きを持って、私、そしてあなたの隣に存在する世界です。

 

しかしね、、、もうね、私達の世界は、鏡花の描く世界と同じくらい、十分すぎるくらい、摩訶不思議な世界です。

常に異界を背負ったまま、私達は不思議な旅路の途中にいるのです、、、

皆さんもそう感じていらっしゃるでしょう?