10月11日、12日、13日片桐裕司氏の彫刻セミナーに参加しました。
普段石塑粘土や、木塑粘土での制作がメインですが、
久しぶりの油土での制作、3日間でどれくらいの顔が作れるのだろう?
とかなり不安になりながらの参加でした。
1日目の一番最初に、30分だけ粘土に触り土台に人の顔らしき?造形物が出来た時、
セミナー最初の講義が始まりました。
その時の講義は人間の顔について、骨格、筋肉、解剖生理学的に見た
目、鼻、唇、額、顎、あらゆる顔の構成物についての説明でした。
そして、対象物に対する「創りたい」という思いの重要さ。
その後すぐに最初に作った粘土の塊は壊し、たった今教わったばかりの知識を基に
新たな顔の土台を創りはじめた時、最初の感触とは全く異なる何かが、自分の手指
に宿っているのを感じました。
3日間、ターゲットとなる部位の説明をうけつつ、ゆっくりとですが着実に『顔』は容貌を
変化させていきました。カオから相貌へと変化していく様が面白いのです。
片桐氏の講義の解剖生理学的な見地からの、技術的な教えは素晴らしく、
そしてまた彼自身の人生から得た哲学に、このセミナーの真骨頂があると思います。
氏は「この講義がご自身のターニングポイントになることを祈ります。」と仰られておりましたが、
正に私のこれからの制作の上での、大きなターニングポイントになったと思います。
写真を撮ると、撮影下手な私はどうしても魚眼のようになってしまいます・・・とほほ。



