みなさまこんにちは
看護師・坂田です
最近は少し暖かくなってきて、春を感じる瞬間が出てきたように感じます
ほたての散歩コースは、川尻を流れる加勢川の河川敷ですが、
土手の草花がいつの間にやら春チックになっていました
そして
ピンクのリードと首輪、春のお花たちが相まって
なんとも可愛らしいほっちゃん
やっぱり春は気持ちがいいですね~
(朝晩はまだまだ寒いですが)
さて、
今回のほたて成長日記では、番外編として
ほたてにも日々実践している、『日々のメンテナンス』について
お伝えしようかと思っております
私たちが普段、自分自身に当たり前のように行っている、
爪切りやお風呂、ヘアカット、耳掃除、お毛毛の処理(最近は女性に限らずみたいですね)など
これらは、
私たちが日々の生活を、快適かつ健康に(ときに美しく)過ごすために
必要なメンテナンス作業になります
そしてもちろん、
わんちゃん猫ちゃんにも健康で快適に、長生きしてもらうために
それぞれに合ったメンテナンスが必要です
怠ると体調を崩すこともあります
こういったメンテナンスに関することは、
とっても大切なことなのですが
意外と知る機会が少ないと感じませんか
これからわんちゃん猫ちゃんを飼うという方は
「うんうんなるほど」、と、
もう長年飼ってるよという方は
「そうよねそうよね、、、え!そうなの!?」
という感じになっていただければと思います
まずわんちゃんに必要なメンテナンスは
①シャンプー・ブラッシング
②爪切り
③耳掃除
④肛門腺しぼり
⑤デンタルケア
⑥ヘアカット など
①シャンプー
【頻度】
→月に2~3回(皮膚の弱い子は週1回)
【やり方】
→水温はぬるめの35℃くらいで、しっかり泡立てる。
長毛の子は濡らす前にブラッシングをするとからまりにくく、皮膚までしっかり洗える。
最後はしっかりすすいで、よく乾かす。(生乾きは雑菌の繁殖につながります)
(毎度毎度、たまごはほっちゃんシャンプーの様子を見に来ます
たまご「ぼくのこと、いつも追いかけていじめるから水で濡らされるんだよ~」)
②爪切り
【頻度】
→歩いたり走ったりしたときに、カチャカチャと爪のあたる音がすると伸びてきた証拠。
それぞれの生活スタイルにもよるが、平均的には月に1,2回ほど。
【やり方】
→爪には神経と血管が通っているので注意して切る。
白い爪の子は、光に透かしてピンクの血管が見えたらその手前までカットする。
黒い爪の子は、少しずつカットしていき、断面が少しウェットな感じになったらストップ。
③耳掃除
【頻度】
→週1回。
【やり方】
→専用のイヤークリーナーを使用。
ティッシュをイヤークリーナーで湿らせ、指の届く範囲の耳内部を拭く。
※綿棒は使わない。耳の皮膚はデリケートなので、傷が入り外耳炎の原因になります。
※水道水も外耳炎の原因になりますので、必ずイヤークリーナーを使いましょう。
④肛門腺しぼり
※わんちゃん・猫ちゃんの肛門横にはニオイ袋(=肛門嚢といいます)があり、
溜まったままにしておくと炎症をおこしたり破裂したりすることがあります。
【頻度】
→その子その子による。(大型犬の子は排便時に一緒に排出されることが多いですが、小型犬は定期的にしぼってあげることが必要です)
平均的には月に1,2回程度。
【やり方】
→肛門を真ん中にして、その(時計で言うところの)4時と8時の位置をプッシュ。
(分かりにくくてすみません)
かなり高度な技かつ、わんちゃんは少し痛みや気持ち悪さを感じるので、
難しそうであればトリミングサロンや動物病院でも可能です。
⑤デンタルケア
【頻度】
→目指せ1日2~3回!
【やり方】
→わんちゃんのデンタルケアはしつけの一環です
人と同様、歯ブラシで歯を磨くことがベストですが、いきなり歯ブラシはとても難しいです。
ステップ1(:指で歯にタッチ)⇒ステップ2(:デンタルシートで歯にタッチ)⇒ステップ3(:歯ブラシで歯を磨く)
と、順を追って焦らず、最終目標の歯ブラシをめざしましょう
⑥ヘアカット(犬種によって必要性の有無があります)
【頻度】
→毛が伸びてきたら。
【やり方】
→トリミングサロンにお願いしましょう。
トリミングサロンでは、シャンプー・カット、肛門腺しぼりや爪切り、耳掃除がセットになっていることが多いですが、一応事前に確認をしてください。
また、長毛種の子は足裏の毛が伸びて室内で滑りやすくなったり、
お尻まわりの毛が伸びて排泄時に汚れたりするので、
部分的なカットも定期的に行いましょう。
つぎに、猫ちゃんに必要なメンテナンスは
①爪切り
②耳掃除
③肛門腺しぼり
④デンタルケア
(⑤ヘアカット)
(⑥ブラッシング) など
詳細は、わんちゃんと異なる部分をお伝えします
①爪切り
【頻度】
伸びてきたら。平均的には、月に1.2回ほど。
【やり方】
猫ちゃんの爪は、ふだんは指の間にしまってありますので、
爪切りのときは指をのばして爪をしっかり出して行いましょう。
切り方はわんちゃんと同様、光に透かして見てピンクの手前までカット。
ただし、慣れていないとわんちゃん以上に激しく嫌がる可能性大です
お互いの安全のためにも、嫌がる際は、
・大きめのタオルをかぶせる
・洗濯ネットに入れる
などの対策をお忘れなく
③肛門腺しぼり
※猫ちゃんもわんちゃん同様、便と一緒に出る子と、出ない子がいます。
猫ちゃんも溜まると肛門嚢炎や破裂を引き起こしますので、
気になる方は定期的に病院でチェックしてもらうとgoodです
④デンタルケア
※猫ちゃんの場合は、
しつけるというより、猫ちゃんに諦めてもらうという感覚かもしれません
飼い主さまの、『愛するわが子を絶対に歯周病にさせない』という強い信念と根気が
猫ちゃんを”諦めの境地”に導きます。
がんばりましょう
(”諦めの境地”のたまご)
⑤・⑥体毛のお手入れ
※基本的に猫ちゃんは自分で舐めて、身体のお手入れをしますので
シャンプー等はあまり必要ありません。
しかし、長毛種の猫ちゃんは抜け毛も多く、猫本人だけではお手入れしきれませんので、
こまめな(毎日)ブラッシング・ヘアカットなどのお手入れが必要になります
簡単にご説明させていただきましたが、いかがでしたか?
もっと詳しくお知りになりたいという方や
やってみたけどイマイチ上手くできないという方は
ぜひご来院の際にお尋ねください
ほたて「今回のブログ、ほっちゃんの出番少なくない~~~?」
そしてそして!
先日いよいよ、6か月になったほたての避妊手術が執り行われました
詳細はまた後日、Facebook or ブログにてご紹介します