EP49 韓国は著作権がゆるい?KPOPはここから | 「CAn」서울←→東京のストーリー

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안녕하시안~

日韓の芸能の経験や自分が感じたものを100エピソードの達成を目指して更新します。

 

  Live a life.

 

芸能人、もしくは文化関連の人の収入は少し特殊なことがあります。

特に音楽系になると音楽著作権というものが収入になります。

 

大きくは作詞・作曲への著作権料が大きいですが、これは

 

テレビ、ラジオ、ネット放送と再生などでのオンエアー

ダウンロード、CDの販売

ライブなどの実演での使用

 

から原作者への著作権料が大きかったですが、時代が変化しCDが売れなくなりまたテレビやラジオの視聴率が確実に下がりこの著作権料はかなり減ってしまいました。

 

そこから新しいフラットファームになったのが

 

 

YouTube

 

 

最初は面白いくらいの形でしたが、今はもうはやメインストリームになっています。

YouTubeには再生数による著作権料が発生することにより、今の時代からの新しい著作権料が生まれました。

 

ですがYouTubeが形になったのはそんなに長くはなく15年ほどくらいで、今までと韓国と日本ではYouTube上の音楽著作権に対してかなりの差がありました。

 

1>日本は著作権に厳しく、色んな形で徴収

これはけして悪いことではありません。

音楽家が苦労して作った音楽を楽しむことは当然お金がかかります。

カフェやデパートなどで音楽を流すこと、ライブで使われること、もちろんダウンロードからも。

ダウンロードだけ考えてもそもそも韓国と比べダウンロードの単価が圧倒的に高いです。

 

1曲あたりで

日本:250円

韓国:60円(約600ウォン)

 

昔の話ですが、CDの販売値段は

日本:3000円

韓国:1200円(12000ウォン)

 

2020年ごろからは円安で多少の差がありますが、そもそも「文化」を利益かすることやその価値をお金を払って楽しむ意識は日本はかなり高いです。

 

韓国では商業施設で流れる音楽への著作権料を徴収したのが長くなく、使うとPRになるからいいだろという考え方がありました。

最近韓国の記事でクリスマスキャロルが著作権問題で町中に流れるのが減ったということで

「音楽人の奴らは金ばかり求めてる最低の奴らだ」

と思う意見が多く、苦笑いしました。

 

そもそも音楽はただで楽しむもの?

では音楽家は単に趣味で音楽とかかわる、仕事ではない意味になります。

音楽が「商品」として販売される以上、ただで楽しめることはおかしいことに間違いありません。

 

もちろん、著作権に関しては色んな意見があります。

単に商品ではなく、芸術品ということであります。

全てをお金を払って使うことではないと思いますが現代は商品のカテゴリーになり他人が苦労して作った商品はお金を払って使うことは当然のことです。

一番のPRになる地上波でも使用料を払って使っています。

 

自分の音楽も日本ではJASRAC(日本音楽著作権協会)に管理されお世話になっています。

私はKOMCA(韓国音楽著作権協会)の会員ですが、両協会は提携契約を結んであり日本で徴収される著作権料が多いです。

 

現在は日本と韓国での著作権徴収の形の差はほぼないですが、ここまで来るまで大分時間がかかりました。

 

 

2>YouTubeへの対応には温度差

これは結果的にKPOPが世界的に広がるきっかけになりましたが、韓国ではYouTubeで音楽が使われることに関してゆるかった時期があります。

2010年代に、YouTubeでCDの音源をそのままアップする人やKPOPが流行り出し音楽で踊ってる映像が増えていました。

YouTubeでの新しいフラットファームでの法律や規則が決まってない状況で日本ではYouTubeに使われる音楽全般に関して厳しく法律を適応しました。

 

韓国では音源をそのままアップさせる行為に関しては指導をしていましたが、各事務所側からの意見は著作権協会と少し差がありました。

 

踊ってみた映像がPRに効果的なので放置してもよい

 

これに関しては色んな意見があったと思うが、確かに歌ってみたとか踊ってみたとかの映像で曲を知ったり興味をもつ人も多いと思います。

なので当時韓国ではYouTubeでの関連映像を厳しく適応しませんでした。

結果的にYouTubeを通じKPOPが世界的に広がる大きい影響を与えることになりました。

 

未だに著作権協会がない国もあり、音楽を楽しめないところもあります。

現在はYouTube側が音楽使用料を払うことになり、ユザーへの制限がかなり無くなりましたがいいものを見たいのに見れないのは悲しいことでもあります。

 

日本でのYouTubeへの対策は何も間違ってはいませんでした。

原作者を守ることが優先んされたことですが、YouTube側の対策で現在は色んなことが解決されています。

 

 

3>韓国では盗作へもゆるい?

結論からいうとそんな時期もありました。

特に90年代まではJPOPそっくりの曲も多く、盗作にゆるい時期もあり音楽・映像などコンテンツに関しても認識がよくなるまでかなりの時間がかかりました。

 

何年前まで、新大久保の店で「カンナムスタイル」でPSYさんの写真付きの看板があることを見てびっくりしたが現在は著作権協会からの色んな活動もありかなりよくなったと思います。

 

日本と比べればかなりゆるい時期がありましたが、そもそも韓国では経済成長中に無形の著作権を厳しく管理する認識があまりありませんでした。国の成長と一緒に色んな場面での著作権の認識が変わっています。

 

そもそもコンテンツはユザーが楽しむためのものだと思います。

それを作る原作者は金を設けるだけを考える人はほぼいないと思います。

色んな人に見て、聞いてもらってやりがいを感じることを優先敵に考えてるはずですが、皆ただで楽しむといいコンテンツはもう生まれません。

 

時間と努力、予算がかかった作品は対価があってから次のいい作品が生まれること。

 

著作権に関しては単に厳しくするだけではなく、「人を楽しめる、感情を豊かにさせ生を豊かにする」ことを考えることも大事だと思います。

ユザーが楽しめることと創作者が活動を続けられる環境を作ること。

 

両方のバランスをとっていくのが大事だが、簡単なことではありません。

 

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