大槻能楽堂 創立90周年記念公演へ行ってきました | 桜井ういよオフィシャルブログ*ordinary days*

大槻能楽堂 創立90周年記念公演へ行ってきました

日本人に生まれたのだから、日本の古典芸能に触れてみたいと思った2024年。


能楽は今年3回目です。


先月は「能 狂言 鬼滅の刃」へ



そして、この日は3月に訪れた大槻能楽堂へ!

前回鬼滅の刃で能楽デビューしたDJ・MCの小嶋晶子嬢と行ってきました。




前回はお天気があまりよくなかったのですが、この日はいいお天気でした。



今回の演目は…

狂言「萩大名」(35分)

田舎大名が都からの帰国を前に、太郎冠者の案内で庭園の萩の花を見に行きます。

太郎冠者は、亭主が来客に和歌を所望する習わしを知っており「七重八重 九重とこそ思ひしに 十重咲きいづる 萩の花かな」という歌を大名に教えるのですが、大名は覚えられないと言うので仕方なく太郎冠者がゼスチャーでヒントを出すことに。

庭園を楽しんだ後、いよいよ大名が歌を詠む場面となりますがヒントを読み取れずトンチンカンなことを言い出して…



人間国宝 茂山七五三さんの大名が茂山宗彦さんの太郎冠者に接する態度がまるで子供みたい!

無邪気で素直でなんともチャーミングなのでした。




能「大原御幸」(119分)

平家滅亡に至った壇ノ浦の戦いの際、平清盛の娘で安徳天皇の母・建礼門院(けんれいもんいん)は幼い我が子と共に海へ身を投げますが救出され、大原の寂光院で出家し、仏に仕える日々を送っていました。

後白河法皇が彼女を訪ねます。女院は、自らの数奇な運命や、平家一門の最期、安徳天皇の死を涙ながらに語るのです。


女院を文化功労者である観世流二十六世宗家 観世清和さん、後白河法皇を同じく文化功労者で人間国宝の大槻文蔵さんという豪華な配役(配役という言い方でいいのかしら?)


こちらは、私自身が勉強不足でついてゆけなくなってしまったので途中からはパンフレットの解説片手に拝見しました。

お席が暗くならないので、手元の資料などを観ながらの方も多かったです。


建礼門院によって語られる平家滅亡の有様…能面を変えているわけでもないのにどんどん悲しげに見えるのが不思議でした。



浮かれて、紙でできたお面買っちゃいました飛び出すハート




終わってからサイゼでたらふく食べてきました!

一度に頼みすぎ爆笑



歌舞伎や能楽と同じようにユネスコの無形文化遺産となっている「人形浄瑠璃文楽」もいつか観に行ってみたいなと話しておりましたとさ。