昨年に購入した新しいKurig。夫婦2人だけの生活に合ったコンパクトな奴です。
10年前から寝つきが悪くて困っていましたが、コーヒーをカフェインレスにしてからよく眠れるようになりました。単にコーヒーの飲み過ぎだったようです。高血圧なので、睡眠時間は大事です。
カフェインレスは美味しくありません。別の飲み物だと思って飲んだ方がよいです。色々なブランドのカフェインレスコーヒーを買って、なんとかマシなやつがないかと探しています。

トランプ大統領のOBBBA法により、来年から米国外への送金に1%の税金が課されることになりました。
この税金は、国際銀行間送金(WIRE)で、送金先名義が同一人物にはかならないそうです。しかしWIREは基本料金が高くなります。
Wiseによる送金は手数料が安く、日本への送金にはWise一択でしたが、1%の税金がかかるということになれば、その優位性は怪しくなります。
ではWIREとWiseのどちらがお得なのでしょうか。ちょっと計算してみました。
WIREとWiseがパッと目で似ていて分かりづらいので、この記事では便宜上以下のように表記します。大文字、小文字の使い方をあえて分けています。
Wise…国際送金サービスの名称。旧TranseferWise。
WIRE(大文字)…米国の銀行から日本の銀行への直接送金。いわゆるSWIFT。
wire(小文字)…米国の銀行から、Wise社の銀行口座への国内送金。

このグラフは$1=¥150の場合の送金シミュレーションです。
結論としては、$10,000まではWise(ACH)が安く、それを超えるとWIREのほうが安いです。
用語に重複があるので分かりづらいですが、次のようになっています。なお米銀行はBank of America、日銀行はUFJです。
表記 | ルート | 米銀行が徴収する手数料 |
---|---|---|
PayPal | 米銀行→米PayPal→日PayPal→日銀行 | なし |
WIRE | 米銀行→日銀行 | $45 |
Wise(wire) | 米銀行(wire式)→Wise→日銀行 | $30 |
Wise(ACH) | 米銀行(ACH式)→Wise→日銀行 | なし |
アメリカの銀行からWiseへの入金には、wireとACHを選べます。どちらが得なのか、計算の根拠を書こうとしましたが、説明すると長くなるので省略します。グラフを見て感じ取ってください。
OBBBAの影響か、Wiseは$25,000を超える送金の割引を打ち出しているようですが、これで再びWIREよりお得になって優位性を取り戻せるということは無いようです。
PayPalは、いくらの場合でも高く、使う価値がありません。これは調べる前から分かっていたことですが、比較用に並べました。PayPalは利用開始時に本人確認が無くてハードルが引くいいので、Wiseに加入するのが面倒な場合、$2000以下の送金であれば使ってもよいでしょう。

為替相場が変わるとどうなるのでしょうか。上のグラフは$1=¥80という極端な相場のシミュレーションです。基本的には変わってないですね。WIREとWiseの順序が入れ替わるタイミングが、$12,000に上がっています。

こちらはWiseが登場した2018年頃に計算した結果です。レートは$1=¥120です。トラベラーズチェック(T/C)やインターナショナルマネーオーダー(M/O)があるのが時代を感じさせます。
この当時はWiseが最強でした。$30,000くらいを超えるとWIREの方が安くなりそうではありますが。Wiseの手数料の計算式はこの時からだいぶ変わってしまっています。今回改めて計算するにあたり、手数料の計算式を調べ直しました。