年の瀬のある日、2人の子供宛てに届いた謎の封筒。P-EBTカードが入っていました。
EBTとはデビットカードの事で、要するにフードスタンプです。フードスタンプとは、いわゆる生活保護であり、このカードで食料品を購入できます。PはパンデミックのPで、コロナ対策のための緊急給付金であることを意味しています。
我が家は年収的にフードスタンプを得る資格がありませんし、申請した覚えもないのですが…。
同封の説明書きには、昨年学度に給食費を免除された家庭に送る、と書いてあります。
調べてみたところ、2年前にこんな通知が地元の教育委員会からありました。学校に子供を通わせている全世帯に、P-EBTを得る資格があると書いてあります。
明言されていませんが、要するに、
●コロナ対策で学校がオンライン授業に移行。
●登校しないので給食が無くなる。
●今まで子供の昼食を無料でもらえていた低所得世帯は、お昼を自分たちで食べさせないといけなくなる。
●連邦政府がその埋め合わせのために、給食費免除の資格を得た世帯へP-EBTを支給することを決定。
●地元の教育委員会が、全員の給食費を免除することを決定。
●全員がP-EBTを得る資格をゲット。
この太字のところがポイントです。連邦政府からの補助金を最大限に得ようとする、教育委員会の強かさには驚くしかありません。全米の他の自治体でも同じことをしているのでしょうかね。
カードのアクティベーション(有効化)、暗証番号の設定、残高確認は、専用のアプリから行えます。
残高は1人$400近くあります。2人で$800。
試しにサムズクラブで買い物。人生で初めてのフードスタンプ体験です。
普通のデビットカードと同じように、カード読み取り機にカードを読ませて暗証番号を打ち込むだけで使えました。