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UIPJ活動報告

UIPJは、国際平和について、意見交換を行う場を提供することを目的に、宇都宮大学の学生が中心となり設立しました。
研究会についての詳しい内容は、研究会設立目的(https://ameblo.jp/uipj/entry-12376385154.html)をご覧ください。

UIPJの榊原です。

 私は、8月26日(月)~8月29日(木)に開催された第35回国連大学グローバル・セミナー湘南セッションに参加してきました。去年参加されたUIPJ2018代表の福原先輩に引き続き、宇都宮大学からは、UIPJ2018の先輩方3名と私の合計4名が参加しました。

 

 今回のセミナーのテーマは「グローバルな行動で 国際テロに立ち向かう」で、大学の教授や国際機関の職員、NPOの職員など立場の様々な方の講義、講演を聞くことができました。ここでは、私が4日間のセミナーを通して考えたことを2点紹介させていただきます。

  • テロの多様性について
 テロには、普段ニュースなどでテロと騒がれている過激派イスラム教徒による自爆テロから、相模原で起きた障害者殺傷事件のようなテロとは報道されていなくてもテロ的性格を帯びたものまで多様なテロがある事を学んだ。テロリズムを深く学んでいない人にとってそれらすべてをテロと認め、脅威を認識することは難しいので、メディアなどによる注意喚起が必要である。しかし、メディアによるテロの報道は、テロの脅威を広めるというテロリストに資する役割も担ってしまうので、報道の仕方については慎重に検討しなければならない。
  • テロ予防について
 グローバル化の中で化学兵器禁止条約や再保険(※)などグローバルな視点に立ったテロ予防が行われている事を学んだ。一方で、近年、外国のテロ思想に感化された国内出身のテロリストや一人で行われるテロが問題になってきている事を知り、ローカルな視点に立ったテロ予防が重要になってくると感じた。人間がテロリストになる要因には、その人間が圧倒的絶望を抱える事が挙げられている。人間が圧倒的な絶望を抱え、テロという一線を越える行為を防ぐためには、当たり前のことではあるが、周りの人と確固たる人間関係・信頼関係を構築することが重要になってくる。
※ テロの被害者に保険を提供している会社が、テロ発生時の多額の補償によって倒産する事を防ぐため、他の保険会社に保険料を払い、有事の際に保険を得られるようにすること。これにより、テロにおける経済被害を分散し、テロの脅威を軽減できる。
 
 今回のセミナーでは、テロに関する知識を得られた他に、他大学の学生の思考力や将来に対する考え方に刺激を受けたり、彼らとの交流の中で大学内では手に入らないような情報を教えてもらう事が出来たりと、とてもよい経験になりました。また、4日目の全体のまとめで日本人の学生代表としてコメントをさせていただきました。他大学の方の前で話す機会は滅多にないのでとても緊張しましたが、このような貴重な体験をさせていただけて大変光栄に思います。
 
 最後に、今回このような素晴らしいセミナーを開催してくださいました、国連大学・かながわ国際交流財団の関係者の皆様、参加にあたってご指導くださいました藤井先生に感謝申し上げます。