その8・始業式前日の登校(8月31日・金曜日) | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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 朝、東京中高の最寄りのバス停で降りると、体育着の胸に「3」のマクを付けた男子童と目が合う。
「チェーサム?」と声をかけると、「イェ(ハイ)」ではなく、「アンニョンハシムニカ」という言葉が戻ってきた。 
 始業式を前に室の掃除に行くというメガネをかけた五年生。チェサムに行くより、仮校の方がだいぶ近いと、笑顔でえてくれた。

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 心和む、ウリマルでのやり取り。校門手前の接骨院に行くつもりだったが、並んで校門をくぐる。仮校の入り口の前に「東京朝鮮第三初級校入口(3階)」と、書かれた看板が立ち、六年担任の夫先生が「こっちから入って…三階…」、一人ひとりにをかけていた。

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 〇〇でバスにって、姥が橋で降りていてきたという女子童は、少し息を切らしていた。バス停で二つの距離、チェサムの最寄りのより少し近いのではと、新しい白い上履きに履き替えて、掃除道具をよけるようにして階段を上がって行った。
 入口では、ひまわりの花を七色の色紙の輪っかが取りむカラフルな飾りが、一、二階の階段の踊り場では、チェサムのキャラクタのチェサミとミレの可愛らしいポスタ童たちを迎えていた。
 「チェサムらしいでしょ…」。一年担任の先生の表情が明るい。それでも「トイレが…男が多いから…」と、心配事は絶えない。
 保護者と卒業生、地域同胞による引っ越しは二六日の日曜で一段落したが、先生たちは、一日置いて火曜から運びまれた荷解きと整理にあたったとのこと。高年の室には、いくつかの段ボルが置かれたままになっていた。この日登校した、五、六年生と一に整理するようだ。

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 前日の東京中高での始業式で、チェサムの康校長が在校生に、校の建て替え計明し、仮校での童の生活について協力を求めた。
 今日中に入り口のペンキ塗りも終わる。最後の改修作業だ。室や廊下の示板も埋められていく。いよいよ始業式、仮校での生活がスタトする

*加筆して9月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』51号に掲載します。