その8・引っ越し作業最終日 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【8月26・日曜日】
 仕事先に出る前、東京中高に寄った。前日に続き、第二次引っ越しの二日目、最終日だ。作業開始三〇分前に着く。人影がない。前日、暗くて殺風景なチェーサム児童専用の入り口を飾るために、オモニ会が作っていたひまわりの花を囲む色紙の輪っかの飾りつけは、完成していないようだ。

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 仮校舎になる三階に向かう。二階の男子トイレをのぞくと、荷物が整然と置かれていた。屋上の一室や、体育館の地下にも三階におさまりきらない荷物を置くことになっている。

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 教室は運ばれた段ボールが置かれたままだ。教員室から声が聞こえる。のぞくと、教育会の洪先生が運び込まれた荷物を移動していた。
 私・「教育会室は?」
 洪先生・「先生たちと同居です。整理が…」
「…荷物の整理をしていたら、面白い資料が…今度…」
 それも楽しみだ。

 隣の一年生の教室では、二年生担任の姜先生が荷物の区分けをしながら、教育会関連の荷物を廊下に運び出していた。
 姜・「昨日は…大丈夫ですか? 今日も熱くなりそうで…」
 私・「今日もミアナムニダ、すぐ行かなくては…。先生の子どもたちの夏休みの宿題は?」
 姜・「チェーサーの学童に…助かります、宿題も一緒に…」
 足立区にある東京第四に通う、三年生と一年生の二人の子どもは元気に学童に通っているようだ。先生たちは火曜日から登校、教室に山積みされた段ボールを開けて整理するという、気の遠くなるような作業に挑むようだ
 大きな段ボールをいくつか運ぶ。書類が入っているのか重い。ふと見ると、段ボールに黒いマジックで、「ベルマークチラシ」の下に「朝鮮学校のある風景(雑誌)」の文字、バックナンバーを捨てないで保管してくれているのだ。なんとなく嬉しい。

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 廊下に出ると、本部の教育部長が壁に掲示板を固定するためにドリルを回していた。すでに汗だくだ。

 集合時間になったようだ。
 一階に降りて行く。作業を始める前だというのに、すでに皆汗だく。「昨日より熱くなるのでは…」、板橋支部委員長の声だ。何日か後に、9・9節の代表団で平壌に行く地元の北支部の委員長と東京都本部の委員長の姿も。東京都本部の委員長は第一次引っ越しの時の記念写真にも収まっていた。
 遠目にかれらの写真を撮って、仕事場に向かった。段ボールを五つ運んだだけ、気が咎める。

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 夜、仕事場でfbを見ると、「第三学校仮校舎引越し事業完了」。板橋支部委員長がアップしていた。

…多の熱中症及び予備軍を排出した今夏四日間に及ぶ熾烈ないが、百万円の費節約という勝利をめ本日幕を降ろしました。皆さま本にお疲れでした!

「第三係者はこれからもジャジ姿で走りけます」との言葉が心に響く。

「 色んな想いがあったと想像します。

しかし写真を見ると、やり切ったという感じが伝わってきます。子供たちもヒョンニム、ヌナ、オッパ、オンニ[兄、姉=先輩]達と同じ敷地で過ごすので、良い刺激になりますよね。チョンマルロスゴハショッスミダ![本当にご苦労様]」、「スゴハショッスムニダ! 未来が見える顔は光ってますね」

 励ましのコメントがいい。ますます九月一日からの新学期が楽しみだ。

*加筆して、9月下旬に刊行する『朝鮮学校のある風景』51号に掲載します。