東京裁判・控訴審10月に結審 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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東京裁判・控訴審報告会

【6月26日・火曜日】

 会場の衆院議員会館に着いたのが、開始一〇分前、すでに大会議室に空席は見当たらなかった。オモニ会なのだろう、女性の参加者が圧倒的に多かった。
 すでに三時半には、メールなどで「結審。一〇月三〇日午後四時判決」が伝えられていた。報告会開始時間の四時が過ぎたのに始まらない。
「…通行証がなく弁護人団が…」とのアナウンス。通行証は、会場の収容人数分しか出ない、弁護人団が足止めされているようだ。会場の三〇〇席が埋まったということだ。
四人の弁護士から裁判の争点、経緯が語られ、「地裁の誤りを正し…」、「やることはやった。後は裁判所が…」、「…偏見に満ちた判決は…」。かれらの核心に満ちた発言に大きな拍手が。参加者の表情も明るかった。
国側の理不尽な対応については、「いろいろ逃げ道を考えるものだ…」と、ため息も。背筋をピンと伸ばし、報告に聞きいるオモニたちの姿が印象的だった。東京だけではなく、栃木、埼玉、西東京から駆けつけた顔見知りのオモニ会の会員たちが、一心不乱にメモを取っていた。

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「…たとえ日本で生まれ、育ったとしてもアイデンティティを…同胞社会を守り抜く…明るく胸を張って…」
高校三年生の舞踊部のキャプテンの金さんの発言が胸に響いた。
そして祖国への修学旅行を控えた三年生全員で「民族教育の誇り高く」を合唱、男子生徒の「無償化」裁判勝利するまで戦い続ける、七〇年に及ぶ民族教育、百年を迎えられるようにとの力強い言葉に場内から拍手がわいた。そんな頼もしい息子や娘に、一斉にスマホを向けるオモニたちの姿に心が和む。

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「…九月一三日のあの(地裁)不当判決、どれだけ多くの人が強い怒りを覚え深い悲しみに包まれたことでしょう。国を相手に戦うことの難しさを痛感しました。しかし、落胆ばかりはしていられません」「これからも明るい未来のためにオモニたちは団結して怯むことなく戦い続けます。私たち在日朝鮮人は常に差別と伴いながら進んできたし、その差別から民族教育を守り育んできた歴史があります。こんなことで負けたりはしません。最後は共に戦った全ての人と笑顔で抱き合える日まで共に頑張りましょう」
弁護士は、判決言い渡し当日まで世論喚起をしていくことの大切さにふれていた。これからも「金曜行動」など、各地での「無償化」排除に反対する戦いはやむことはない。東京中高オモニ会の申会長のこの発言に、四か月後の結審、逆転勝訴を確信した。朝・日関係の好転による、「政治的配慮」や、「忖度」ではなく、法に基づききっちりとした判決を下してほしいと思った。(金日宇)

*加筆して『朝鮮学校のある風景』50号に掲載します。