東京第三の始業式
【9月1日・木曜日】
一学期の終業式にも夜会にも来られなかった。夏休みを挟んで、久しぶりの訪問だ。
校長室と教員室に寄って、二階の低学年の教室へ。
「ウリマルが分からないかも…それでも校長先生の話を…」
一年生の教室では、担任が始業式について説明していた。
「隣の人と話しては?」との姜先生の問いには「アンデヨ」、いけませんと、児童たちは朝鮮語で声を合わせて答えていた。
低学年の児童が、椅子を持って会場の三階に移動する。階段ですれ違うと、一人ひとりが「アンニョンハシムニカ」。元気がいい。日に焼けている。
…誇らしい時代に…走っていこう未来に…新しい時代が呼んでいる…私たちの東京第三…百年に向かって…
八月の夜会の時に披露された歌という。
黒板に書かれた、始業式の三文字、右肩上がり、文字も少しずつ大きい。そんなことを思っていると、全員そろってのあいさつ。
「アンニョンハシムニカ」
一年生は続けて「トンムたちアンニョンハシムニカ」。上級生の中から笑いが起こっていた。

「体も心も成長したようです」
金校長は、少年団のキャンプ、夜会、クラブ活動…夏休み期間中にあったたくさんの出来事を話した。
金教務主任がサッカーの関東大会での優勝を伝えると大きな拍手が。バスケットボールの試合で女子が三位に、美術展での入賞した児童の名前を呼びあげるたびに歓声が沸き、「恐竜の親子」だとか、「ゴリラ」とか、「焼き肉」だとか、「まんじゅう」だとか、入選作のタイトルが読み上げられるたびに、笑いが起こっていた。
始業式が終わると、掃除。夏休みに楽しいことがたくさんあったのか、はいたり、ふいたり、洗ったりしながら、あちこちで児童たちの話声、笑い声が絶えない。
各学年の教室の前の廊下には、夏休みの宿題の工作が並べられていた。大作? 力作ぞろいだ。
翌日からは、通常授業が始まる。敬老会にバザー、新入生の一日登校と、二学期も忙しそうだ。
それに、今年から、ちびっ子サッカー大会の開催が八月から一一月になった。夏休み期間中の練習、試合が例年より多く組まれ、二学期に入ってから再び練習がスタート。家では、当分ユニフォームの洗濯の日々が続きそうだ。