東京第三・始業式 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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東京第三・始業式
【9月1日・火曜日】
 一学期の修了式に参加できず、夏休みを挟んで久しぶりの「登校」だ。
 校舎に入るなり、職員室から「明日は忘れないように…」金校長先生の声だ。
女子児童が教員室から飛び出してきた。グリーンのスリッパ、上履き(室内靴)を忘れたようだ。

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 二階に上がると、声を揃えての「アンニョンハシムニカ」。三年生の教室だ。
 「夏休み…どこか痛いところはありませんか…朝、起きることができましたか…」
 担任の全先生が児童に話しかけていた。
 「始業式では、学生美術展覧会の成績発表があります。今年は…秘密です。夏休み、楽しかったですか? 始業式が終わったら、みんなの話を聞きます…」 
 隣の二年生の教室では、担任の李先生に何人かの児童が夏休みの工作を見せていた。一年生は、各自が椅子をしっかり持って、二階の臨時講堂に向っていた。
 
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 三階の五年生と六年生の教室の隔たりを取り除いた「臨時講堂」には、すでに四、五、六年生が座っていた。
 三人の女子児童が黒板に「2005年度2学期 始業式」の文字を書くと、席に戻って行った。すぐに、시업식(始業式)の三文字の中の()の文字を書いた女子児童が戻ってきて書きなおしていた。少し小さかったようだ。

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 全員、元気に「アンニョンハシムニカ」した後、金校長のあいさつ。
 チビッ子サッカー大会、バスケットボール大会、夜会など、夏休み期間中、児童たちが示した「団結した力」は、学父母と学区の同胞に大きな喜びをもたらしたと述べ、二学期の四つの課題、学習・ウリマル・挨拶・掃除などについて語った。個人の努力と集団の力を一つにして、学校創立七〇周年を迎えようと、呼びかけていた。

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 夜会の学年別歌合戦で優勝した五年生への表彰に引き続き、全国学生美術展覧会での入選、佳作、優秀賞の発表が行われた。
 その後の少年団の集まりでは、一〇月に朝鮮大学校で行われる「クイズ王決定戦」への代表が紹介された。

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 式が終わると、低学年は各自椅子を持って、教室に戻っていた。カメラを向けると、一斉に「アンニョンハシムニカ」だ。

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 六年担任の夫先生が五、六年の教室を隔てる移動式の壁板を元に戻していた。壁板の上の部分、幾つか穴があいていたが、白いパネルが貼られていた。

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 高学年は掃除、六年生は一階の倉庫から出した、長テーブルを各学年の教室に並べていた。夏休みの工作を載せるためだ。ひとりで背負ってきた児童は、少しよろけていた。

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 男子児童・「これなんかだかわかる?」
 女子児童・「??」
 男子児童・「朝鮮の地図に見えない?」
 一年生の可愛いウリマルでの会話だ。地図の両脇には、母音と子音が力強く描かれていた。
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 隣の二年生のコーナーには、食品が入っていたであろう大きなトレイの中「「虫」が。李先生は「オオクワガタです」と。通りかかった全先生は「ちょっと………」。

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この日、目立っていたのは、巨大すぎるクワガタと、自転車の車輪を利用した観覧車だ。
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 教室だけではなく、廊下、階段…児童たちは床を履き、一生懸命に磨いていた。

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 一一時に集団下校だ。雨が降り出していた。児童を迎えに来た学父母の姿もちらほら。校舎の玄関では、サッカー担当の夫先生が、チビッ子サッカー大会の時に撮った写真のDVDを配っていた。校庭に出た児童たちは校舎に張られたシートにたまった水を傘でつっついたり、水たまりを飛び越えたり、一時もじっとしていない。
 「今日は弟と一緒に帰りなさい…」、「○○、△△トンムの家に行きなさい。後でオモニが迎いに…行って何かするの?」
金校長の声が校庭に響き渡っていた。
「宿題がないから、ゲームで遊びます」。そんな児童の声も聞こえていた。
バス組は次々と校門を後にしていったが、大所帯の大山駅までの徒歩組は手間取っていた。
夏休みが終わり、学校の「日常の風景」が戻ってきたようだ。

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再整理して、9月下旬刊行の『朝鮮学校のある風景』33号に載せます。