朝大でのトトリカ教室 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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朝大でのトトリカ教室
【7月18日・日曜日】

朝大でのトトリカ教室
【7月18日・日曜日】
 朝鮮大学校の校庭を一〇人もの児童が思いっきり走って行く。それも夕刻の七時少し前だ。
 この日は、夏休みを前にしてのトトリカ教室だ。トトリカとはトトリ(ドングリ)+理科を合わせた造語、関東地方の朝鮮学校の初級部(小学校)五年生を対象にした自由参加型のイベントだ。先生は、主に教育学部の学生、今回は理学部の学生も加わっていた。

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 七時の開講式を前に、第一研究棟の左端の多目的ホールには、児童が続々と集まりはじめていた。普段は静かな、研究棟前の池の周りは児童たちの遊び場と化していた。池の中の一段高くなっているコンクリートの上を行ったり来たりしたたり、縄跳びが流行っているのか、二、三人の児童は縄跳びに興じていた。
 引率の先生が「池に入っては…」と、注意をするのだが、一人がコンクリートの上を走って渡ると、次に続く。男子児童だけではない、女子児童もだ。教育学部の学生が見ていて安心なのか、先生たちも強くは叱らない。

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 男子児童たちが「先生、できないでしょう」と言いながら、二重跳びを繰り返す。上手だ。「先生」と呼ばれているのが、引率してきた先生なのか、教育学部の学生なのか、見た目分からない。何人かの「先生」が挑戦する。四、五回はできるのだが、児童には負けている。



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 周囲の児童は少し小馬鹿にしたような言い回しで、「ソ・ン・セ・ン・ニ・ム(先生)!?」だ。「できます」。女性の「先生」が児童から縄跳びを受け取った瞬間、体をエビのように曲げて後ろ二重跳びだ。それもしばらく続いた。周囲の児童からは拍手、「先生」からも歓声だ。
 集合時間になったのだろう。児童たちは一斉に開校式が行われる研究棟の二階の教室に向った。
 すると、校門の受付の後ろのあたりに大きな虹だ。引率してきた先生たちは「虹、虹!!」と、一斉にスマホを取り出して写真を撮り始めたが、児童たちはそれほど興奮する素振りを見せなかった。


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 受付表を見る。茨城や群馬、千葉、横浜からも来ていた。東京は第一と第四、第六の三校、キャンプなど、他の行事と重なった学校があるようだ。ダントツ多かったのは埼玉のウリハッキョだ。
 開講式では、校長と八つの組の担任と副担任、植物、栄養、天気、体の構造、電気のコイル、生物保護、それにトランプ遊びなどテーマ別の担当が紹介された。紹介される度に、歓声を発していたのは、児童よりも「先生」と紹介された朝大の学生たちだった。
 児童たちを見つめる学生たちの目が優しい。

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 そして、理科クイズ大会だ。
 司会は、タレントのイモトに似せ、太い眉を付けた女子学生。「イッテ究Q」ではなく、「リカQ」だ。


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 「昨日の台風は、何号?」、「年間、地球が砂漠化する面積は?」、「人間の頭の重さは?」、「五〇〇ミリのコーラには砂糖が?」
 インド人、中国人、ロシア人に扮した学生が問題を出すのだが、「공화국사람(共和国の人)」というのが、人民服風の上着にサングラス、その力強さに笑えた。

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 途中、到着が遅れていた、川崎と南部のハッキョの児童が合流。
組別に相談して回答を出すのだが、児童たちより担任・副担任の方が真剣になっていたようだ。当たると歓声を上げていたのも、はずれて残念がっていたのも、どちらかというと「先生」たちに見えた。

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 そして記念写真。一〇を越す学校、九〇人近い児童たちだ。「先生」たちはクイズ大会より、児童たちを並ばせることに手こずっていた。

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 教育学部の学生は、「役者」ぞろいだ。クイズの司会役の「イモト」もそうだが、この「トトリカ教室」の体験者も少なくないという。
クイズ大会の後は、「夜の朝大探索」、風呂に入って就寝、翌日もまた、様々な楽しいカリキュラムが組まれていた。蜂蜜、クロツラヘラサギの羽の栞やカブトムシなど、朝大産や、朝大生手作りプレゼントもあったようだ。