東京裁判・第五回口頭弁論報告会
【3月18日・水曜日】
今回の報告集会は、裁判所に隣接する弁護士会館の会議室ではなく、徒歩一〇分の参議院議員会館内の講堂。それでも、あらかじめ準備されていた席は開場三〇分前には埋まり、補助椅子が二度にわたり追加された。参加を希望していた東京朝高の一、二年生は期末試験中で来られなかったが、一日に卒業式を終えたばかりの六五期生の姿が目立った。
まずは弁護団からの説明。国が第三回準備書面を提出したが、「四カ月もひっぱって」提出したのは、わずか六ページ、それも「あいまい」と、あきれていた。「裁判官は分かっていないようだ」との報告も、気になるところだ。

そして、今年の卒業生、教師、母親らが発言。心のこもったアピールに、幾度も目頭が熱くなった。

「決して一人ではない、周りには…。愛する後輩のためにも最後まで当事者として…(勝利の瞬間を)テレビで知るのではなく…みんなと一緒にその瞬間を迎えたい…」
今年の卒業生の言葉だ。
昨年、朝高を卒業した朝大生は、「いまだ解決されていないとは、悲しみというより憤りだ…原告がいる卒業生として最後まで当事者として頑張って行きたい」と述べた。
「…歴史の主体である私たちが(差別と人権侵害の)歴史を変える。勝利して教科書に載るのだという生徒たち…今年の卒業生の学生生活は無償化一色だった。学生活動のテーマも、文化祭のテーマも…。戦いの中で、教師になって学校を、弁護士になって同胞社会を守ろうと…後輩のみなさんごめんなさいと言って卒業して行った生徒たちが今、同志となってこの場に…」
高三の担任だった金先生は、そんな話をしていた。
次回、第六回口頭弁論は五月一八日(水)、原告側の反論だ。