東京・第四回口頭弁論へ
【1月14日・水曜日】
わずか六分で閉廷。
弁護団の弁護士は、その後の報告集会で、「国は『宿題』をまじめにやっていない」と言っていた。やっていないのか、やろうとしていないのか…「宿題」とは準備書面のことのようだ。弁護士は「破廉恥だ」とまで言い放っていた。

しかし、報告集会での朝高生、朝大生、オモニ会、先生たちの話にはほっこり、情景が浮かぶ発言に、心が揺さぶられた。
「緊張している。差別があるということを改めて感じた。差別はあってはならない。絶対に負けない…頑張る、ひき続き支援を…」(高一男子)
「四月からは最高学年に…原告になった先輩たちの熱い思いを受けて先頭に立ってたたかう…そして絶対に勝つ」(高二男子)
「自分たちの代で決着をつけられず、後輩に申し訳ない…戦いは終わらない。朝大に行ってもたたかい続ける。教員になって戻って来る。私たちの学校を守るために…」(高三女子)
「何一つかわっていない。金曜行動でビラを払いのけられた朝高生が流した涙、握りしめた拳を忘れない。その子の思いを胸に…明るい未来のために、最後まであきらめないでたたかい続ける…」(朝大生)
「私たちのノーサイドはいつ来るのだろう。二〇〇九年度の卒業生のことが忘れられない。無償化の適用が危ぶまれるというので、卒業式の前日まで街頭に立って後輩のために訴えていた。それから六年が過ぎたが…」(先生)
「当時、三年生だった。後輩のため…生徒数が増えるのではないかと思い立ちあがった。朝大を卒業して昨年四月から母校の教員に…朝高生時代の熱い気持ちを忘れず頑張って行く」(先生)
「みんなと同じように、朝ようやく起き、朝食を食べて学校に行く…朝鮮学校に通っていると言うだけで差別されるのは…私が私らしく堂々と生きるために、地道で長い戦いだが、最後まで寄り添い続けて…」(オモニ)
司会者を担当した先生の最後の一言も心に響いた。
「長男は三年間たたかって、朝大に行ってもたたかっている。高校生の二男もだ。二人の息子と三人で話し合った。中学生の二人の妹だけにはこんな思いをさせてはならないと」
三人の女子生徒が一言たりとも逃さず記していた。「つぎは私たちがたたかう番だ」との思いが伝わってきて、なぜか心が痛んだ。
