「遅刻」しました。終業式
【12月22日・月曜日】
開始時間の聞き間違いと、バスの渋滞により、学期末の最終日に「遅刻」だ。
校門を入ると、いつものざわざわ感がない。教員室も空っぽ、二階まで階段を上ると、金校長の声がした。
「五年生は…最高学年への進級準備を…」
一年生から順々に、長所と短所をあげて話しているはずだから、聞き逃した話の方が多い。隣の理工室に椅子を取りに向おうとすると、黄先生から椅子はあるとのサインだ。児童が運んでくれたであろう椅子に少しかしこまって座った。

六年生については四つの分組別に、「団結力が強い」とか、「笑顔が絶えない」とか、「掃除をすすんでやる」とか、長所を述べていた。
来年迎える創立七〇周年事業についても語られた。サッカーや歌が上手な子、勉強が好きな子、活発な子、おとなしい子、いろんなトンムがいるから楽しい、互いに尊重し、力を出し合えば、大きな力となり、大きな成果をもたらす。そんな話もだ。
学年代表に成績表が渡され、金教務主任が七〇周年記念事業として年明けの二月に催される学芸会のメインテーマの「私たちはチェーサム(第三)のミレ(未来)」について、同校のキャラクターの「チェサミ」と「ミレ」を絡めて説明し始めた。

…トンムたちは進級するが、この「二人」は永遠に一年生として、卒業生を見送り、新入生を迎える。第三の未来を見守り続ける…
式が終わると、一、二、三年生は椅子を持って、階段を下りて行った。
踊り場に立って一人ひとりと「アンニョンハシムニカ」と挨拶を交わした。何も答えず、下を向いたまま階段を下りて行った児童がいたが、教室に椅子を置くと、戻ってきて「アンニョンハシムニカ」をしてくれた。「大きな」椅子を抱えるようにして階段を降りるのに懸命だったようだ。

教室に戻った児童たちは、担任の先生の「一言」付きで成績表を受け取っていた。
四年生は、一人ずつ廊下に呼ばれ、夫先生からちょっと長めの「一言」に耳を傾けていた。呼ばれた時は、神妙な顔つきだが、教室に戻るときはみんな笑顔に戻っていた。


そして下校だ。道の向こう側でバス待ちの児童が一斉に「アンニョンケシプショ」。少し離れた別のバス停では、三年担任の許先生が児童たちのおしゃべりに耳を傾けていた。いつもの笑顔だ。



商店街を抜けて駅に向う児童たちも話しが絶えない。電車に乗ると、四人の女子児童は三人掛けの椅子に座っておしゃべりだ。窮屈そうだ。その前の席に男子児童を連れて座ったオモニが女子児童に話しかけていた。「明日から冬休み…いいな…何するの?」。「私は旅行…新潟に行きます」、「北海道に行きたいなぁ…」。少し離れた席に座り、そんなやり取りを見ていた。
「チョシミカシヨ(気をつけて)」と声をかけて電車を降りようとすると、立ちあがって「アンニョンヒ…」だ。ホームを離れる電車に手をふると、笑顔を返してくれた。こんなひとときが好きだ。だから「登校」がやめられない。