【7月9日・水曜日】
今日付けの「朝鮮新報」の「ひと」の欄に、視覚障がいを持つ小暮雅寿さんが紹介されている。日本語版の一面肩の囲み記事、「朝鮮学校の子どもたちに感謝」、タイトルも目立つ。

4年ほど前、糖尿病によって視力を失った、小暮さんと朝鮮学校の子どもたちとの出会いは、「東日本大震災があった年の8月」。「(東京都視覚障害者)支援センターに通うため利用していた東上線『中板橋』の駅で1人の少年が声をかけてきた」、「『おはようございます』『気をつけてね』。1年生位の小さな女の子がか細い声をかけてくれることもあった」。しばらくして、ガイドヘルパーさんを通じて、その子らが朝鮮学校に通う児童であること知る。
「子どもたちと出会い、『今日も外に出てきて良かった』と思えるようになった。『子どもたちのおかげでセンターを無事卒業し就職もできた。小学生の力で1人の大人を助けている…』」
小暮さんは「子どもたちに感謝の気持ちを伝えたくて朝鮮学校にも足を運んだ」。その「朝鮮学校」は、板橋区にある東京朝鮮第3初級学校だ。今年3月に訪問し、6月にも訪れている。
「障がいを追って朝鮮学校の子どもたちに救われた。今はとても幸せだ。これからも朝鮮学校の子どもたちとふれあっていきたい」。小暮さんの気持ちだ。

6月下旬に、東京第3を訪れると、1年生の教室の前の廊下に、その小暮さんとのひと時を描いたクラス全員の絵日記が貼り出されていた。
「コグレサンのミミがすごいとおもいました」
「じゅうえんとひゃくえんをおとでわけたのがすごかった。またきてほしいです」
「こぐれさんへ つえをさわらせてくれてありがとうございました」
「こぐれさんがきてくれてたのしかったです」

子どもたちの率直な気持ちだ。心がつながっているのである。