【5月12日・月曜日】
白山からの帰途、地下鉄からバスに乗り継ぐと、熟睡している児童を発見!! 東京第3の児童だ。
男子児童は、ランドセルを枕にして、気持ちよさそうに寝息をたてていた。その前に座席の女子児童は窓に頭があたって、少し窮屈そうだ。体は椅子からずれ落ちそうだ。
途中で降りなければならないのだが…。終点の駅に着くと、女子児童は目を覚まし、後ろに座った男子児童の肩をさする。男子児童は、寝入っている。
私・「東京第3?…」
女子児童、恥ずかしそうにうなずく。
男子児童は、何度目かの「イロナセヨ…」の声で、ようやく起きる。
「1年生?」。男子児童はうなずく。女子児童は男子児童の手を引いてバスを降りる。
私・「何年生?」
女子児童・「4年生です」、男子児童は弟だとも。

運動会の練習をしていたとも。バスを降りる姉弟に「アンニョンヒ…」と声をかけると、小さな声で「アンニョンヒ…」と、笑顔で応える弟の前歯は一本抜けていた。
2人の行く手を目で追うと、バス待ちの行列に加わっていた。「家は近く」と言っていたが、もう一本バスを乗り換えて、家に向かうようだ。

この日は、「統一評論」の連載『朝鮮学校のある風景』の校正をしての帰り道、この下校「風景」は、次号に載せることになりそうだ。ik