【12月20日】今年最後の「金曜行動」、文科省を取りまく
4時過ぎ、小雨、一時傘がさせないぐらいの寒風が吹いていた。
ポールに付けて掲げるはずだった横断幕は早々と撤収された。
五日前、東京朝高の多目的ホールで行われた「朝鮮学校を支援する全国交流会」に来た朝大生は、今年最後の金曜連続行動は従来にない千人規模になるだろうと、語っていたが、出足はいつもの百数十人規模のそれだ。

ほっかむりした女性が写真を撮っていた。ポケットからは暖かいお茶のボトルがのぞいていた。傘をさした通行人が足早に通り過ぎて行く。「この写真、雰囲気出ていますね」と、その場でフェイスブックに載せると、後に「この写真、私です。はい、群馬、栃木一緒に参加しました。パワー頂きました。まさか、狙われてたとは…娘と大爆笑しました」との群馬在住の金さんからコメントが返ってきた。東京だけではなく、近隣からもきていたのだ。

地下鉄の出口から出てくる人の波が止まらない。事前に場所が割り当てられているのか、いつもの文科省正面だけではなく、建物を取り囲むように横断幕が広げられ、「朝鮮学校への差別反対と無償化適用せよ」とのシュプレヒコールが叫ばれていた。
「仕事をやや早目に終えて17時15分に駆けつけました。最後尾は文科省玄関より200メートルくらい離れていましたか…後から後から会社帰り風のウリ青年たちが最後尾を新しく作っていました。寒かったけど今年最後のシュプレヒコールは私の来年への決意を熱くしてくれました」。
フェイスブックに寄せられた孔さんのコメントだ。

朝大生400人に、東京と神奈川の朝高生、日本の大学に通う朝高卒業生が合流、そして東京と近隣のウリハッキョのオモニ会のメンバーと同胞、それに「無償化」連絡会など朝鮮学校への差別に反対する日本の市民団体のメンバーが加わっていた。
文科省の建物をU字型に取り囲む形で、抗議行動は行われた。
フェイスブックに、「足先の感覚が無くなっていました」(朴さん)、「今日はとても寒かったですが、朝大生、朝高生、そして東京第4の中級部生達の姿を見て頑張らねばと思いました」(申さん)などとのコメントが寄せられたが、思いは一つ、「ウリハッキョチキジャ(私たちの学校を守ろう)」だ。

ここ2、3日、体調を崩していたので、5時半には「早退」した。その後も抗議の隊列は増え続け、1600人に達したとのことだ。