【12月13日・金曜日】
京橋での「クリム展」に続き、文科省前の「金曜行動」に合流した。
受付にいた韓先生や学友書房の朴さんとも話しができ、久しぶりにゆったりとした時を過ごせた。

中には、高校「無償化」をテーマにした作品も。署名用紙の周りを、「朝高にいったら」とか、「朝大に進学したら」とか、生徒たちが未来や希望について書いた「言葉」が取り囲んでいた。どこからか、「ウリハッキョ チキジャ」の声が聞こえてくるようだった

文科省前、集合時間15分前、一番乗りはオモニ会のメンバーだった。やがて朝大生の輪が広まり始めた。10月から始まった朝鮮大学生による「文科省で働くみなさまへの呼びかけ」・秋の陣も、今年は残り2回だ。

この日は、最初から4つの大きな横断幕が広げられた。参加者はいつになく多い。オモニ会のメンバーの参加も回を追うごとに増えている。この日は第1と埼玉学区のオモニ会といっていたが、東京第4や西東京からの参加者もいた。「できることから…」、「できることは…」の思いの輪が着実に広がっているようだ。
「朝鮮学校に対する差別絶対反対」との手書きの大きな文字、寄せ書きをした、横断幕は、目立っていた。「無償化適用 学ぶ権利を」、「必ず権利獲得」、「われわれが勝つ!必ず勝つ!」、「必ず獲得!差別反対!」、「学ぶ権利の獲得は当然のこと」。そんなコメントで埋まっていた。
横断幕に外国語学部と書いてあったので、この日は外国語学部中心かと思ったら違った。全学部の卒業班とのことだ。

2人の韓国人カメラマンが取材に来ていた。ただ黙々と写真を撮り続けていた。

「私は朝鮮高校の卒業生として…この場に立っています」
「いったい誰のせいで、何のせいでこのようなことをしているのでしょうか」
「わたくしたちの声はいつになったら届くのでしょうか」
「断固として戦い続けます」
A4の紙にびっしりと書かれた文章を読み上げる学生、ハンドマイクを握って、空を仰ぐようにして話しつづける学生、中にはスマホを見ながら訴えつづける学生もいた。
時折吹く、強い風に横断幕が煽られていた。

「子供たちの学ぶ権利を、私たちの教育の場を奪わないでください」
「こんな差別が許されていいのでしょうか」
「絶対に諦めません。諦められません」
オモニ会のメンバーも切々と訴えていた。
オモニ会の黄色地に赤と青の英文の横断幕もまた、目立っていた。

駆けつけた何人かの日本人も一緒にシュプレヒコールを叫んでいた。
「連絡会」のあるメンバーは、「暑い暑いと言って、アイスを差し入れしていたのに…こんなに寒くなるまで…」と、言葉を詰まらせていた。「朝鮮学校に無償化を適用せよ」と書いた自前のプラカードを持って参加していた中年の女性もいた。

5時解散。あたりは薄暗い。オモニ会のメンバーからは「来週もぜひ…」。相変わらず、あちらこちらで「オンニ!」の声が行き来していた。
男性が「連絡会」の西中さんのインタビューに応えていた。
この日、最後にハンドスピーカーで「私は朝鮮学校に通ったことはありません。高校2年の子どもも日本学校に送っています。差別はあってはなりません」と訴えていた、金髪の男性だ。
