バザーめぐり・東京第3→第9→第3・下
2時半からのフィナーレイベントに間に合うように、再び東京第3へ。
pm2:11
運動場は、思いのほか込み合っていた。昼食後も延々と飲み続けているようだ。

pm2:22
幼児が2人、ビール箱を並べた上に板を敷いて舞台から降りようとしない。マイクを持っていた。6年担任の夫先生が話しかけていた。「アンパンマンの歌」を歌うように、促しているようだ。その様子をオモニがカメラに収めていた。
そんな様子を見ていた女性が、夫先生に盛んに焼肉をすすめていた。
「300円で参加チケット…1枚で10回チャレンジ…」
じゃんけん大会の参加を呼びかける放送が繰り返されていた。

pm2:50
2人のアボジが引き続き七輪に炭をくべていた。
販売係やゲームコーナー係などをしている、オモニたちのためのようだ。
その隣で、「朝鮮新報」の記者が金校長にインタビューをはじめた。ゲームコーナーを担当していた1年生の保護者だ。学校創立70周年に向けての「ウリヒム」プロジェクトの一環として当日売り出した、ネイビー色の第3オリジナルポロシャツを着ていた。
「今年の特徴は、近隣住民の参加が多かった…教育会、オモニ会、アボジ会、それに先生と児童が一丸になって…」
前日には高学年の児童が、学校近隣に地域を三分割して、500枚の案内チラシをポスティングしたようだ。営業中の中華店のドアをノックして「失礼します」と、店に入り店主に直接手渡した児童がいたようだ。礼儀正しさに店主はいたく感動したという話もしていた。

pm3:02
いよいよ最後の締めのイベント、じゃんけん大会だ。
最初の商品は韓国のり一箱だ。酔いが回ったのか、ふらつきながらも真剣に「最初はグー…」に参加していた。

pm3:07
舞台の隣には、「じゃんけん大会」、「エントリー料300円!」の下に、10の商品が紹介されていた。お米券は5キロと10キロ、ビール券、有名焼肉店の1万円分の食事券、1万円の商品券もあった。
「バイオハザード」と紹介されたときは、子どもたちの中からどよめきが。人気のゲームソフトのようだ。

pm3:14
じゃんけん大会も終わり、校舎の2階から運動場を見ると、いくつかのテーブルから煙が舞っていた。オモニたちが七輪を囲んで焼肉を食べているのだろう。子どもたちはテーブルの間を走り回っていた。入口では、先ほどの「新報」の記者がオレンジのオリジナルポロャツを着た女性と話していた。販売しているのはネイビーとホワイトで、オレンジはアボジ会とオモニ会の会長だけだ。インタビューをしているのだろう。先生は黒だ。

pm3:15
「オンマーズカフェ」の前では、5、6人の卒業生が床に座り込んで、話し込んでいた。窓越しにのぞくと、机の上にケーキはない。完売したようだ。どの教室も、もぬけの殻だ。閑散とした廊下に時折、女子生徒の笑い声が響き渡っていた。

pm3:22
運動場に戻ると、女子児童が白いオリジナルポロシャツを着た青年に絡みついていた。
「これ買ってください」、「100円ですよ」、「ソーンーセーンーニーム」、先生という言葉を少しのばして繰り返していた。「これ 似合います」といって、頭になにかをつけようともしていた。朝大からの実習生だ。「担任」をした3年生の「おねだり攻勢」にたじたじだ。ほほえましい光景だ。実習は前日で終わったが、この日は「追加実習」のようだ。

pm3:36
イベントはまだ続いていたようだ。男性が笑いながら、韓国の即席ラーメンが100個入った大きな袋を担いで舞台から降りてきていた。児童たちは、少し早いサンタクロースを見ているように、その男性を見つめていた。

pm3:38
いよいよフィナーレだ。
実行委員長のオモニ会の会長のあいさつだ。文字で埋まった紙を持っていたが、涙で読めない。
「全力で…」、「オモニたちの願いは一つです。子どもたちの未来…」
会場からは「キロギ頑張って~」の声援が何度も飛んでいた。
舞台から降りてきた会長は、「なんでもするが、あいさつだけは…」と。涙声だ。

pm3:43
全員での後片付けだ。
ゴミの収集、分別係は卒業生の集まりである「愛校会」のメンバーが担っていた。
60期生だという青年と話した。フリーター、でも「夢」があると話していた。「夢」については聞かなかったが、笑顔がまぶしかった。

11月下旬発行の隔月刊誌『朝鮮学校のある風景』22号に再整理して掲載します。