【10月17日・木曜日】実習生&バザーの準備・東京第3編
少し時間ができたので、いつもの東京第3へ。
校門の鉄扉には、今月27日のバザーを知らせるポスターが貼られていた。
「10/27 バザー」の文字を囲むように、手を広げた民族服を着た男女児童と、第3のキャラクター「チェサミ」を描いた、極めてシンプルなポスターだ。太陽にいくつもの星、虹にハートのマーク、「チェサミ」の手に何かが握られている、なんとなく気持ちを温かくする図柄だ。
下級生の下校時間直前、まだ校門は閉ざされていた。

玄関にも何枚かのポスターが。低学年が作ったのか、どれも文字は少なめ、絵や、折り紙を重ねてつくられていた。

低学年の教室が並ぶ2階へ。2年生の教室では、上着を着た女子児童が2人、上着は椅子に掛けたままの女子児童が1人、男子児童が2人、ブルーの体操着を着た児童が1人、3人の女子児童はカラフルなレオタード姿だ。担任の金先生が黒板に何かを書いていた。

隣の3年生の教室では、朝大から実習生が「男子は姿勢が良くなかった…」。直前に行われた低学年の集まりでの参加態度を指摘しているようだ。「低学年のマジ(長)として…、マジらしく…」そんな話声が廊下までもれていた。
それが終わると、いつものように先生に向っては「ソンセンニム アンニョンヒケシップシオ」、隣の児童と向き合って、「トンムドゥル アンニョンキカセヨ」と別れの挨拶をして、「トルカボ(シドャンケンポン)」だ。後ろで実習生の話に耳を傾けていた担任の全先生もジャンケンに加わり、2人の先生は並んでチョキを出していた。

急ぎ、もう一人の実習生が入っている3階の4年生の教室へ。学校通信の「ムジゲ」を配っていた。
窓越しに「東日本芸術競演」という大きな見出しが見えた。3種目に出演して、合奏で金賞、重舞と群舞で銅賞を受賞した、先週の土曜日に東京朝高で行われた競演大会での成績が載っているようだ。

賑やかな声がする隣の5年生の教室をのぞくと、すでにホームルームは終わっていた。2人の男子児童が床に寝転がりながら笑い転げていた。
「アンニョンハシムニカ」。5月に一緒に朝大に行ったとき、もらってきたブルーザリガニについて聞いてみた。
私・「大きくなりましたか…」
児童1・「その後、夏休み前にトトリカ教室に行って、大きいのをもらってきたのですが…死なせてしまいました」
児童2・「何度か脱皮をしたのですが…」
全滅のようだ。
児童3・「○○トンムのところではまだ生きています。ブルーではなく、真っ赤になったって…」
3年生の教室に戻る。ブルーのユニホームを着ていた児童は、サッカークラブで、レオタードを着た女子児童は芸術体操クラブだ。女子児童に「どこで?」と聞くと、「会議室です」との答えが返って来た。「寒い」といって、レオタードの上から制服の上着を羽織っていた。
×
4年生の教室に戻ってくると、まだホームルームがつづいていた。
隣の5年生の教室に行くと、引き続き何人かの男子児童は床に転がり笑っていた。
通りかかかった、6年担任の夫先生に、「チ・ョ・ヨ・ン・ヒ」、隣の教室は終わっていないと、叱られた。
この日は、低学年は希望者によるクラブ活動で、高学年は舞踊や器楽など「芸術小組」活動の日だった。ホームルームを終えた5年生の「元気すぎる児童」たちは、それまでの時間を潰していたようだ。それにしても良く笑っていた。

5年生の教室の壁に貼られた、「オモニ(家族)を漢字一文字で現せば…」をカメラに収めた。公開授業の翌日、フェイスブックに「★オンマって、あなたにとって…漢字一文字で表すと、教★らしいです(  ̄▽ ̄)どうなんでしょ?」と、アップされていた。「教!素晴らしいじゃないですか〜」、「なんだか、素敵!!知的な香りがぷんぷんする~」などのコメントも。公開授業に行けなかったので、5日後、芸術競演の試演会を見に学校に行ったとき、他の「漢字一文字」も確認しようとしたが、「臨時講堂」にするため、あいにく教室の壁を取り払っていたので見ることができなかった。
「優」が5人と最も多く、次に「料」が2人、後の「守」、「怒」、「学」、「教」、「任」、「正」、「自」、「助」、「珈」、「色」、「思」は1人ずつだ。
一文字のはずが「怒」と「優」の二文字を書いた児童がいた。その理由は「いつも叱るが、私を思っている」からだった。
「自然を愛している」、「分からないことを教えてくれる」、「家族を守ってくれる」、「いつも学んでいる」…。「珈」は「いつも珈琲をのんでいる」からだ。
「いつもは恐いが、私を一番に思ってくれている」との理由を書いた児童が選んだ一文字は「恐」ではなく、「思」だった。「オモニの言うことはすべてあっているから」の「正」というのもあった。
子どもたちは、それなりに「オモニ」をよく見ているようだ。
授業参観に来て、これを見て笑ったり、うなずいたり、苦虫をかんだりしたであろう、オモニたちの姿が浮かんだ。

3階から校庭を見ると、下校する低学年の児童が集まっていた。金教務主任が首に巻いた赤いタオルが目立っていた。
=写真写真
1階の会議室と教育会室、厨房の前には、バザーの品物が積まれていた。
「日用品」、「先着順」と大きく書かれたポスターには、箱ティッシュ3箱+食器用洗剤1本100円、洗濯洗剤1箱100円の文字が。お買い得商品だ。いつものように、近隣の町内会の人びとが、大きな袋に詰めた荷物を自転車に積んで運び去るのであろう。
教育会室では、教育会の洪先生と、音楽担当の朴先生、後ろ姿はオモニ会の趙会長だ。「あとひと組?…」、「朝大の軽音楽団?…」、「歌舞団に第3の卒業生がいるが…」、「今からでは遅い…」
バザー当日、メインステージでのミニライブの打ち合わせをしていた。朴先生は、オモニ会の6年生の責任者としても参加だ。

会議室では、先ほど5年生の教室で、児童を叱っていた夫先生が床に尻を付いていた。3人の低学年の女子児童に押さえこまれていた。児童と先生の大きな笑い声が、芸術体操クラブの練習場になる会議室に響き渡っていた。

廊下で、2人の女子児童が教室でのお別れの挨拶とジャンケンポンを繰り返していた。私を見て、「ソンセンニム アンニョンヒケッシップシヨ」、2人が向かい合って「トンムドゥル アンニュンヒケシップシオ」。そして私を見て、ジャンケンポンだ。2勝1敗。この子たちも芸術体操クラブだ。
金校長は、笑いながら校長室に入って行った。
教員室に入ると、朝大の2人の実習生がパソコンに向っていた。3年と4年の「担任」をしながら、算数、理科、国語や日本語などの授業を任されているようだ。
向い側の5年担任の許先生の椅子に座ると、向い側に座った4年担任の金先生がコーヒーを入れてくれた。許先生の机の上には、拳が入るほどの大きなマグカップが置かれていた。「体が大きいから…」そんなことを思っていると、夫先生が大きな箱を持って戻ってきた。翌日、6年生の理科の授業に入ると言っていた実習生と一緒だ。
床に座りこんだ夫先生は、その箱から何やらとりだしながら「実際にどのように利用されるかが…」。のぞき込むと幾つかの袋に「乾電池コネクター」と書かれていた。実習生もまた、しゃがみ込み、夫先生の指先をのぞき込んでいた。

日本語の教科書を開いていた、もう一人の実習生の姿がない。几帳面な性格のようで、机の上は、教科書とノート、筆入れなどがきちんと整理して並んでいた。

「帰ります」の挨拶をしに隣の校長室にいくと、金校長が実習生と向かい合って話をしていた。
運動場からは児童の声が。低学年のサッカークラブの練習が始まったようだ。
いつもと違って実習生がいて、バザーの準備に追われている、午後の授業が終わった東京第3での45分間だ。