【8月2日・金曜日】ヘバラギカップの応援へ
東京朝高の体育館で行われている「第11回ヘギラギカップ」(在日朝鮮初級学校学生中央ミニバスケットボール大会)を、のぞきにいった。大会2日目だ。
10時20分からの第3対南部戦。オモニたちは点数が入るたびに立ちあがって喜んでいた。
10時20分からの第3対南部戦。オモニたちは点数が入るたびに立ちあがって喜んでいた。
今年はコートの中に入れない。 応援はスタンドからだけだ。 誰かに実況中継でもしているのか、競技を見ながら、メールを打っているオモニもいた。

屋外のコートでは、名古屋の選手たちが練習をしていた。東京第3で寝泊まりしているというので、「親近感」を覚え、足を止めた。
第3で宿泊していることは、引率してきた李先生の写真付きのフェイスブックで知った。
「東京は板橋の第3初級学校。バスケ部男子と共に2年生の教室が寝床になります。
なんと!教室にクーラーが!!! 灼熱の名古屋の教室を思い出します。感謝の気持ちを込めて来た時よりも教室をきれいにして、3日に帰ることにします」と。
なんと!教室にクーラーが!!! 灼熱の名古屋の教室を思い出します。感謝の気持ちを込めて来た時よりも教室をきれいにして、3日に帰ることにします」と。
そのフェイスブックを見ていた時、テレビから「なにこれ珍百景」が流れていたので、「チェーサムの珍百景』―〇校庭のキュウイ、夏みかん、クリ、ビワ、キュウイは千個できる年も。〇校門に向かって右隣りにある手作りのトーテムポール。〇全国に一つしかない屋上のバスケコート。〇階段に貼られた歴代卒業生の写真と、コメントしたところ、「朝明るくなってじっくり拝見させていただきます!」の先生のコメントがアップされた。

*写真は李先生のフェイスブックからの転載
児童たちの練習風景に、一眼レフのカメラを向けていたオモニと、言葉を交わすことができた。
男子チームには、6年生と4年生がいない。5年生も5人なので、試合に出られず、女子児童3人を加えた「混成」チームだということだ。前日、この「混成」チームに、第3がはねつけられてしまった。少し悔しかった。
「オモニ応援団」が14、15人で来ているとも話していた。
通りがかりに、フェイスブックをアップした李先生とも会えた。
「フェイスブックで、やり取りしたので初対面とは思えない」と、話しかけてくれた。

女子の対南部戦で第3は、力及ばずだった。それでもスタンドからは「チャルヘッタ」との声が飛び、拍手が送られていた。

体育館に貼り出されていた対戦表を見ると、「強豪チーム」の一つだった、北九州がない。昨年、部員が集まらず、ヘバラギカップの参加は最後になるだろうと、話していた先生の言葉が思い出された。

第3のオモニ会が売店を出しているというので、食堂に立ちより、冷たい紅茶を一杯。

その臨時売店の斜め前の厨房のカウンターと長テーブルの上には、冷やしそうめんの器が山積みにされていた。昼食時間が迫っている。ここでも第3のオモニたちが慌ただしく働いていた。

家に戻り、シャワーを浴びて、一仕事済ませ、午後からの試合に間に合うように、体育館に引き返した。
体育館の前では、試合を終えたチームが応援に来た保護者たちと記念写真を撮っていた。いつもの風景だ。

東京第3で今春、新たにスタートした男子チームが試合に臨んでいた。6年生はいない。今までサッカー部だった、5年生と4年生だ。ユニホームもない。ひたすらボールに食らいついていたという感じだった。
「初戦では名古屋の粘り強いディフェンスを振り切り、最終クウォーターで中距離からのシュートに成功して初得点。2日目の対西東京第1戦では、気持ちで相手を圧倒し、見事、初白星を挙げた」、「バスケットボールに触れて日は浅いが、選手たちにとって、自分が主体となって練習を盛り上げ、主力として試合に出場する過程は心躍る体験になっているという。それだけに、大会期間中の試合では、どれだけ相手チームに点差を引き離されてもあきらめることなく全力でボールを追いかけていた」(電子版 8月8日)

そんな男子チームをスタンドから4年生と5年生のバスケ部員が応援していた。なぜか、6年生の部員や、学父母の姿は見えなかった。
会場は暑い。後ろに座って、うちわで児童たちに風を送ると、「アルゲッスムニダ。 ウンウォン チャルハラヌン…」、しっかり応援城ということでしょ、と言って、「チェーサム団結」、「チェーサム頑張れ」、「チェーサム勝て」と、声をそろえて応援を始めた。
「女子チームとどちらが強い?」と、声をかけると、「それは……」、「男子には負けない」と、言いきっていた。

途中、タイムが入ると、一人の女子児童が赤いボールペンで対戦表に成績を記入していた。記録係のようだ。

オモニ会の前会長の姜さんは、フェイスブックで「4、5年チームが技術は、まだまだ未熟ですが『全員バスケ』で本当に頑張りました♪ 冬の選手権大会の時はユニフォームを着て勝ち進む姿を是非観たいです(^-^) (実はまだユニフォームが無いんです)…冬までには男子チームにユニフォームを‼‼‼」と、訴えていた。
周記者が書いているように、「東京第3男子の挑戦は始まったばかりだ」。ユニフォームがないとはいえ、まだ単独でチームを組める第3は恵まれている。
今回、東京第4と第9の男子は、合同チームで参加していたが、地方ではコマチュック(チビッ子サッカー大会)のように幾つかの学校でチームを作るのは難しいようだ。