朝鮮大学・社会見学-下 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

トンポ・トンネ 日々イモジョモ

ブログの説明を入力します。

朝鮮大学・社会見学-下
 
 
つづいて教育学部の学生による理科の実験だ。第1研究棟1階の多目的ホールの黒板には、 東京第3の児童を歓迎するとの文字の下に、大きく「バブロケット実験」と書かれていた。石灰水と二酸化炭素、バブからでる気体は?密封した容器の文字も記されていた。入浴剤のバブを使って、密封した容器、フィルムのキャップを飛ばすという実験だ。
イメージ 1
 
 二手に分かれて、「ロケット」の飛距離を競っていた。
時々、「発射」しないロケットがあった。恐る恐るフィルムの容器に近づこうとする男子学生を女子大生は頼りなさそうに見ていた。
ここでも児童たちは積極的だ。大きな声で「イエ、イエッ」だ。そんな児童に足を止める朝大生もいた。
イメージ 2
 
教育学部の学生は、児童たちを巧みにリードしていた。児童たちも学生たちも笑顔がたえなかった。その光景を見て、かれらが教壇に立ったら、そんな想像が膨らんだ。
児童と一緒になって作業を進める「先生」がいた。少し離れたところからテキパキと指示を出す「先生」がいた。そして児童とじっくり話しこむ「先生」もいた。 いろいろなタイプの先生候補が、「授業」を楽しんでいるようだった。
イメージ 5
 
記念写真。後ろに立った6人の「先生」、子ども大好き、教職に憧れる、その笑顔は輝いて見えた。
イメージ 13
 
 そして、食堂で昼食だ。メニューはピビンパ、朝鮮風野菜混ぜご飯だ。
斜め前に座った男子児童は、コチュジャンを入れた後、わかめスープを少し入れ混ぜて食べ始めた。少し食べると隣のテーブルからゴマ油が入った容器をもってきて、垂らしていた。
隣に座った男子児童は、「わかめスープにゴマ油?」と言いながら、真似ていた。前に座った女子児童もだ。
イメージ 6
 
食べ終わった児童は、次々と席を立ち、洗い場に空の食器を戻していた。「チャルモゴッスムニダ」。食器を洗う職員と目が合うと、空の容器を見せて、笑顔で「マシイッソッスムニダ」だ。
イメージ 14
 
午後のスケジュールが迫っているようだ。「5分以内に食べ終わって…」と、許先生。おしゃべりが過ぎて、半分も食べきれていない児童が4、5人。数分で感触だ。。手つかず状態の児童が一人いた。野菜嫌いだという。野菜をよけて、ご飯だけを口に運んでいた。食も細いようだ。
「残してもいい」と言われ、すまなそうに食器を洗い場に戻しに行っていた。
 
 午後は鳥小屋からのスタートだ。
自然博物館で絶滅危惧種だと聞いた、クロツラヘラサギが一番人気、フラミンゴを抱きかかえようとする児童がいた。「なぜ、鳥小屋なのにカメがいるのですか」と質問する児童も。
男女児童2人が、「鳥は…」と鳥舎に入らなかったが、目でクロツラヘラサギを追っていた。
イメージ 15
 
 生後、間もないフラミンゴのヒナを手の甲で撫でてお別れだ。親鳥なのか、心配そうにのぞき込んでいた。
イメージ 16
 
そして、講堂に移動して、軽音楽団の公演。「一週間のカレンダー」リズミカルな歌だ。2人の男子児童は初めから手拍子を打ち、腰をフリフリしていた。 「ウルジマセヨ(泣かないで)」と、曲名が告げられると、児童からは「ウルジアナヨ」だ。
イメージ 7
 
そのうち、その2人が舞台に上り、他の児童を呼び込んでいた。ノリノリだ。舞台に上った3人の児童もオバーアクションだ。舞台の下の児童もまた体をゆすりはじめた。そんな児童の姿を見ていた大学生は、「そこまでやるか」というまなざしで、それでも嬉しさを隠せずにいた。
イメージ 8
 
一人椅子に座っていた許先生が立ち上がった。たしなめに立ちあがったと思ったら、先生もまた、手拍子を打ち始めた。
案内を務めていた金先生は、「こんなにノリノリの舞台は初めてだ。他の学校の場合、音楽に唖然とする児童も少なくなかった」 と、驚ろいていた。
イメージ 9
 
記念写真も和気あいあいだ。 ここでも初めからノリノリの二人の児童はポーズをとっていた。夕方に、校内での初ライブを控えていた軽音楽団・ナルゲのメンバーも気を良くして、自信を深めたのでは。
イメージ 10
 
ライブの後は運動だ。体育館の2階ではバスケットボール、運動場ではサッカー教室だ。
バスケットコートの隅で、一人で膝を立てて座ってパスの練習を見ている児童がいた。
私・「調子が良くないの?」
男子児童・「アニムニダ」
と、言いながら指さした足を見ると、 靴を履いていない。忘れたようだ。
しばらくすると許先生が「メンバルロ ハゲツソ(裸足でやるか)」と、声をかけた。
すると児童は、靴下も脱がずそのまま練習の輪の中に入っていった。
イメージ 11
 
運動場に行くと、2人の大学生を交えて、6人の児童が二手に分かれ、激しくぶつかり合いながらボールを追っていた。朝大サッカー部の得点王のテキパキとした指示に、児童たちは一生懸命に応えようとしていた。遠巻きに眺めていた朝大サッカー部員の中からも、ときおり歓声が沸いた。人工芝の上で、児童たちは完全にサッカー選手になり切っていた。 
イメージ 12
 
体育館で着替えて売店に向かう児童に講堂から出てきた何人かの大学生が笑顔で手を振っていた。軽音楽団のメンバーだ。
そして、いよいよ最後のイベント。売店の前でのブルーザリガニの「伝達式」だ。
金先生は「自分で飼えるトンムたちだけ持ち帰るよう」にと、言っていた。その場で4人が辞退。飼育方法も繰り返し説明していたが、この後、アイスクリームを食べることで、頭が一杯だったのか、家に帰って保護者を困らせた児童が何人かいたようだ。
アイスクリームは、朝大のR先生の「おごり」だ。
金先生がアイスクリーム代を払ったR先生の息子に話しかけていた。
先生・「そのお金でおもちゃを買ってもらった方がよかったのにね?」
児童・「アニムニダ。みんな一緒に…」
金先生は、「偉い、やはりウリハッセンは違う」と、何度もほめていた。
イメージ 3
 
10時から3時過ぎまでハードな半日だった。金先生は「フルコースです。遠方から来る学校は11時頃着いて、2時ごろ切り上げます」とのことだった。4月に始まった5年生の「朝大見学」もこの日が、最終日だと言っていた。
鷹の台駅まで歩く気力は残っていなかった。バスで国分寺駅に出ることにした。児童たちは、ブルーザリガニが入ったペットボトルを片手に、ざわざわ、がやがやしながら来た道を戻っていった。フェイスブックには、夕食もとらず寝入ってしまったとの書き込みがいくつかあった。充実した一日だったようだ。
イメージ 4