【7月6日・土曜日】
東京第3アボジ会が主催する「チャリティー焼肉モイム」へ。
早く着いたので、校舎へ。教員室の前の廊下の「オモニ会」の掲示板には、「オモニ会通信」1号が貼り出されていた。趙新任会長のあいさつ、「今年は『いつやるの?今でしょ』をテーマに、児童たちの未来と笑顔のために、今できることに全力を尽くし、アボジ会と協力しながら、学校を盛り上げていきましょう!」。
盛りだくさんの年間計画と緻密な学年・地域の役割分担表が記されていた。

女性同盟東京がスポーツ飲料水420本、青年同盟中央がアイスクリーム500を差し入れた。
5月下旬から毎週金曜日に行われていた抗議行動の「夏の陣」は終了、9月からの「秋の陣」に突入する。
屋上から運動場を見下ろすと、サッカー部であろう男子児童が二手に分かれ、ボールを 追っていた。

3階に下りてくると、「いつ、9・3点を達成するのか?今でしょ!!」運動のポスターが目についた。期末試験で、全科目9・3点を取ることを目的とした少年団の分団別競争だ。
課題を達成するごとにコマを進めるようだ。

3階から見ると、すでに長テーブルと丸椅子を並べ終え、七輪にくべる炭から煙が上がっていた。

8月のヘバラギカップとコマチュック大会などを支援するためにアボジ会が催したチャリティー焼肉大会には、アボジだけではなく、卒業生たちも参加するようだ。東京朝中のマークが入ったバックを持った、4人の女子生徒たちが、階段に展示されている卒業写真を見つめていた。視線からすると、今年の卒業生のようだ。

教育会室の隣の会議室では、3人のオモニたちが小さなシールとにらめっこをしていた。ベルマークの区分けだ。教員室の前に貼り出されていた「オモニ会通信」によると、ベルマークの担当は2年生のオモニになっている。昨年度、校庭で、「ベルマーク8万点の結晶」として、低学年用の跳び箱をオモニ会からもらい喜んでいた児童の姿が思い出された。

校庭では6年担当の夫先生が、フラフープに挑戦していた。「ソンセンニム チョポダ モタジヨ」と言われて、悔しかったのか、何度も試みていたが、児童には勝てなかった。週末の放課後、普段見られないまったりとした時が流れていた。

焼き肉の前に、アボジ会の第2回総会だ。昨年7月に再結成された後、夏のチャリティー焼肉、年初のアボジ新年会、新学期に新入生のアボジを迎えてのアッパーズ交流会…南会長は「アボジ会としてもっと力を発揮することがあるはずだ、オモニ会と両輪となって、ここれからもハッキョを支えていこう」と、次期役員にエールを送っていた。「アボジたちはもうハッキョのお客さんではない」との力強い言葉が校庭に響いていた。
申会長ら各学年の責任者が紹介された。その場で知った新役員たちも「急な話だが…学校を愛する気持ちを一つにして…」と、決意表明をしていた。

同学年の児童のアボジたち同士、いくつかの七輪を囲んだ。親睦を図るためた。しばらくすると、子どもを連れたオモニたちが大挙押しかけてきた。
そのオモニたちに「アボジ会の総会」の報告だ。
「オモニ会の皆さんに、新しい役員を紹介させていただきます」。低姿勢だ。
そして、新役員が再び決意表明をした。アルコールが入ってか、こぞって総会の時よりも長めだ。
「明るいオモニたちがいて、ウリハッキョも明るく…」、「アボジ会もオモニ会が仕切ってください…」、「アボジ会はオモニ会のために頑張ります」

そんなことお構いなしに、卒業生たちが焼肉をつついていた。ふと、このメンバーが10年後、20年後もこの場で七輪を囲めればと思った。アボジ会やオモニ会として子どもの話を交わすことができれば、とも。

募金箱をもって、回っていたアボジが申会長に向かって一言。「オモニたちの席も回るのですか?」不安げ、少し腰が引けていた。「もちろん」との声が飛んだが、周囲からは「ああして鍛錬されるのですよ」という無責任な言葉も聞こえた。
オモニたちも、「若い、イケメンアボジだったら…」 などと冗談を言いながら、バックに手を伸ばしていた。

「11万841円」。カンパの集計が発表された。
「毎日やったら、一か月で330万?、すると1年で……」との声、「毎日焼き肉飽きちゃう…」、「誰も来ない…」。
アボジもオモニたちも、飲みすぎたようだ。
それでも、後片付けは全員で取り組んでいた。