午後は、全校生による「ヨンチギ!ヨンチャ!」の綱引きと、「心を一つに!」の大縄跳びでスタートした。
昨年度、オモニ会の会長だった姜さんは、競技をみながら家族と談笑していた。昨年の運動会のときは、紅いエプロン姿で、売店をのぞいたり、オモニたちに挨拶をしたり、家族で運動会を楽しむことができなかったはずだ。
今年は、家族そろっての見学、「重責」から解かれたこともあってか、笑顔、笑顔だ。

大縄跳び。昨年同様、5年担任の許先生と6年担任の夫先生が、大縄と「格闘」していた。6年生は自分たちで回していたが、1年から5年まで、紅と青、10チームを連続で回し続けるのだから、容易いことではない。昨年は、翌日腕が上がらないと言っていた。4年生の青組、20回を過ぎたころはいつも笑顔の許先生の顔が歪んで見えた。

支部対抗のボール運びリレー。昨年まではリレーだった。
「児童たちは翌日休みだが、アボジたちは…。お酒を飲んで全力疾走したりしたら怪我人が出るのではないかと、それで今年はボール運びになった」と、金校長は話していた。

低学年と高学年別の「集団演技」、組体操だ。ボンボンをもって踊る児童も、ビラミットを作る児童もみんな、笑顔がはじけていた。

高学年のビラミット、4段目が崩れて、その上に乗る児童は宙を舞っていた。すかさず2度目に挑戦、見事に成功だ。総練習の時、金教務主任は「パワーがない」と言っていたが、この日は全開、皆がパワフルにふるまっていた。紅青対抗リレーも一進一退、最後まで激しいデットヒートを繰り広げていた。

紅組の後半の追い込みが功を奏し、昨年に引き続き紅組が優勝。少し遠慮勝ちに「イギョッター」をしていた。

学年別にミニ反省会。6年担任の夫先生は「チャルヘッタ」を何度も繰り返していた。「100パーセント、力を出し切ったと思う。勝ち負けではなく、運動会を成功させたこと自体が大切なことだ。学校生活にいかせるよう… 今日は本当に良かった」。児童の顔は達成感に満ち溢れていた。「パワー不足」から完全に脱皮したようでもあった。

そして撤収だ。スピーカーから「ゴミは持ち帰ってください」の声が繰り返されていた。忘れ物の放送もだ。東京中高に在籍する卒業生も手伝っていた。男子生徒はテントの解体を、女子生徒は小物類を運んでいた。こんなことも受け継がれているようだ。

前年度の卒業生が先生と笑いながら一緒に荷物を運ぶ光景はとても良かった。

荷物が次々と運ばれてきた。帰りかけていたアボジが家族を待たせて、先生と一緒に自動車に荷物を積み込んでいた。児童たちもだ。先生と児童、保護者が一体になっての運動会だったことをもの語る「風景」でもあった。
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私には笑顔で声をかけられることが嬉しかった1日だった。
孫をチェーサムに送っている朝大の同級生、チョッカの応援に来たチェーサムの同級生の幼馴染とも会え、昼食に誘ってくれた。支部対抗のボール運びには思わぬお呼びがかかり、若者に交じって競技にも参加した。この4年間、チェーサムに通っているので、朝中に進学した卒業生からも「オレガンマニムダ」と、挨拶された。声をかけられることは嬉しいことである。それはウリハッキョがある同胞社会の良さでもあるのだろう。