文科省への抗議行動・第1弾!! | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【1月18日・金曜日】文科省への抗議行動・第1弾!!
 
文科省に着くと、すでに「連絡会」の長谷川事務局長がマイクを片手に「激」を飛ばしていた。
横断幕がひとつ、少しさびしいスタートだ。
省令改正反対のパブリックコメントへの反対意見表明が呼びかけられる中で、文科省への直接行動をとの声が高まり、この日の抗議行動はその第1弾だ。
チラシと抗議文の作成、ハンドマイクの手配、そして参加の呼びかけ、そのすべてができることはすすんでやるという、いつもの「連絡会」流の取り組みが年明けとともに急きょ、なされた。
「文科省前で怒りを叫ぼう」とのメールでの提案があってわずか5日、とても準備万端とはいえなかった。
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スタートから15、6分もするともう一つ横断幕が増えた。強い風に横断幕をもつ手に力が入る。手袋なしでは手がかじかみ、長く持っていられない。「無償化」の行事のたびにビデオを回しているジャーナリストも、ジャンパーのフードを深くかぶり、完全装備だ。次々に抗議行動に加わる人が発する初めの一言も「今日は寒い」、「冷える」であった。
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この3年余り、「連絡会」では文科省に幾度となく朝鮮学校への無償化の適用を「要請」してきた。今回は「要請」ではなく、朝鮮学校の完全排除を狙った省令「改正」に対する「抗議」だ。
プラカードにも、新たに「省令改悪反対!」が加わった。
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チラシの大きなタイトルも「高校無償化 朝鮮学校排除のための文科省令改悪反対!」。文面も「省令『改正』の問題点」をクローズアップさせ、「明らかに朝鮮学校への差別である」ことを明白にしたものだ。
文科省にぶつけたいことが余りに多く、活字でびっしり埋まっていた。
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しばらくすると横断幕を持つ集団がもう一つ増えた。
ハンドマイクを通じて、文科省への抗議と、朝鮮学校への速やかな適用を訴える言葉が次々と発せられた。
日本人の支援者たちは、日本は法治国家ではなく、「放置国家」だ、外交問題で子どもの学習権が脅かされている、マイノリティ差別は国際社会で恥ずかしいことなどとの声をあげた。
保護者たちは、日本学校ではなく、朝鮮学校に送るオモニの心情を切々と訴え、露骨な民族差別への怒りを吐露した。
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「朝鮮人は寄生虫」だとか、「朝鮮人は朝鮮に帰りなさい」だとか、「朝鮮学校ではなくアメリカンスクールに…」だとかの大きな声が響き渡る。道を隔てた反対側の道路に止まった乗用車の後部座席の窓から突き出たスピーカーからだ。
文科省前に横付けされた警察車両から出てきた警察官が、言葉が詰まるたびに発せられる「バ~カ」には笑いをこらえているようだった。
2つのスピーカーからの声が交わり、赤色灯を点滅させた警察車両、あたりが騒然となる。すると、今までカバンやバックを片手に、片手はポケットに手を突っ込んで足早に通り過ぎていた通行人が足を止め、チラシも受け取り始めた。
「アメリカンスクールにはすでに適用されている、朝鮮学校だけが排除されているのが問題なのだ。私たちを攻撃するなら、もっと勉強してきなさい」。「同じ日本人として恥ずかしい」と、隣で横断幕を持っていた男性は憤りをあらわにしていた。
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横断幕を持った集団も4つに増え、取材に来ていた「CNN」のテレビクルーは、そんな抗議する人々の表情を丹念に追っていた。
インタビューを受けた女性は、「今日は寒い。私の心の中はもっと冷たい木枯らしが吹いている」と、安倍政権による朝鮮学校に対する差別への憤りを語っていた。
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この日、文科省に手渡した、下村大臣に宛てた抗議文では、「就任早々に『朝鮮学校への高校授業料無償化の適用はしない』と明言し、それを省令『改正』という姑息な手段を用いて強行しようとしている」ことは「暴挙」だと指摘し、5つの「観点」から「許されるものではない」と、理由を明らかにした。
1月24日・木曜日には、抗議行動の「第2弾」が予定されている。
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その後、「子どもと教科書全国ネット21」が主催する「安倍政権の教育政策討論会」に参加した。
安倍政権の「教育再生」方針は、教育の「国家統制」を徹底することをめざすものだとの意見が述べられた。
「日本の教育も危ない。そうした中で朝鮮学校は…」。寒風の中、重い気持で帰路に着いた。ik
 
 
隔月刊ブックレット『朝鮮学校のある風景』18号に加筆して載せます。