DPRKへの小包の送り方
2015年6月6に一部加筆しました。
*「共和国で暮らす家族に荷物を送ることができるの?」との質問をたびたび受けます。
現在、経済産業省は「閣議決定」に基づき、「…北朝鮮を仕向地とする全ての品目の輸出禁止」措置を講じています。
但し、「人道目的等に該当する物については、措置の例外として取り扱うものとする」[1、措置の内容(4)]となっています。
共和国で暮らす家族・親族への荷物は、この「人道目的等に該当するもの」に含まれています。
●「人道目的などに該当」というのが、あやふやです。この3年間の体験からすると―。
個数と内容→手続き・送る方法
◆個数と内容
・個数・1戸当たり1か月に1個まで
例えば*同じ月に、日本の二か所から送ることはできません。
*2世帯だとしても、一つの住所に送れるのは一か月に1個だけです。
・内容
1・食料品は基本的に送ることができます。
*目安は一家族が一か月で消費できる分量とのことです。
*コーヒー、紅茶、粉末調味料、カレー、餅、チョコなどの菓子類はOK。
*魚肉ソーセージは送ることができますが、ハムはダメ。
2・衣類は数が決められています。
基本的に男女、こども合わせて1品目4点までです。
*上に羽織るもの(コート、ダウン)-合わせて4点は○
(ジャケット)-4点は○
*上衣(カッターシャツ、ブラウス)-合わせて4点は○
(Tシャツ、ポロシャツ)-合わせて4点は○
(ベスト、セーター)-合わせて4点は○
*下衣(ズボン、スカートなど)-合わせて4点は○
*ジャージ上・下-4セットは○
*帽子、手袋など-それぞれ4点は○
*ネクタイ、スカーフ-合わせて4点は○
*下着-上12点、下12点まで○
*靴下・ストッキング-男女・子ども-合わせて12点まで○
*×の場合 スカート2着にズボン3/靴下、男性用5に、女性用5、子ども用5--数量オーバー
*背広やスーツの場合はジャケット1、ズボン又はスカート1と数えます。
3・正露丸やバファリンなど、市販の薬品は基本的に送れます。
医薬部外品はダメです。病院・薬局での処方薬もダメです。
*宇津救命丸・救心は規制対象です。
*メンソレータムも医薬品と医薬部外品があるようです。
4・嗜好品と「判断」される品物は送ることができません。
*楽器、楽器の部品、メトロノームなどはダメです。
*革製の靴、バック、カバン等。革製のボタンがついたジャケットもです。
*148円の「シッカロール」や200円のアロエクリームなど、安価でも、医薬部外品は化粧品同様、「嗜好品」とみなされます。
*100円ショップで買ったおもちゃなどもダメです。
*ジーパン、大きな英文ロゴ入りの衣服、韓国製品など、共和国側の「規制品」にも注意を!!!
◆手続き・送る方法
■送る品物の具体的なリストをつくる。
↓*受取人の名前と住所/送り人の名前と住所、電話・FAX番号を記入する。
*品目は、ジャンパー○着、餅・1キロ入×○袋などと、詳細に書く。
■経済産業省の貿易管理課のFAX(03-3501-0538)に、リストを送る。
↓*「DPRKに送る品物」と明記。
■貿易管理課が電話で回答
↓*送れるとか、これはダメだとか「指示」がある。
■「指示」に従って、荷物を段ボールに梱包する。
↓*段ボールは2重の丈夫なものが良い。
*リストに○日に○○さんが許可した旨を記入する。
*経産省に送ったリストを荷物の上に載せて梱包する。

■「POSTAL PARCEL」(郵便局にある国際小包用の伝票)に記入する。
↓*依頼主の住所と氏名(漢字)/届け先の住所と氏名(朝鮮語)を記入する。
内容品の記載・価格(朝鮮語)*衣類と食品など、明細を書く必要なし。
☑贈物/受付年月日/署名(サイン)/航空便・SAL・船便のどちらかに☑
■近隣の郵便局の集荷係に電話で集荷を依頼する。
↓**郵便局の集荷担当は、「北朝鮮はダメ」との認識。経産省の許可済みと一言。
↓*船便-10kで送料は3.750円前後。
*平壌の場合4週~5週で到着。
元山、咸興、清津など地方都市にも着いたと聞いている。
■「規制品」などが入っていた場合は「返送」される。
*返送されてきた場合、申請をすれば送料の半分(全額という話も)は戻って来る。
以上。
時期・担当によって、多少「対応」が異なるようです。
経済産業省貿易経済協力局貿易管理部貿易管理課の「適切な指示」を「仰い」でください。
03-3501-0538