より大きな一つに-DAI ICHIの歌 | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【7月29日・日曜日】
荒川区の東京チェーイル(東京朝鮮第1初中級学校)の「旧校舎サヨナラフェスタ?
「큰 하나의 노래(DAI ICHIの歌)」へ。
 
新校舎建設に伴う、旧校舎解体を控えての学父母、卒業生、学区の同胞参加の下でのお別れ夜会だ。
8月から解体工事が始まる校舎には「学校創立67周年」、「忘れない 私たちの校舎 315人の感謝の心」との大きな文字が貼られていた。
1945年に創立した同校は、今年で創立67周年。「315人」というのは、幼稚班を含む小中校の児童・生徒の総数で、東京でもっとも歴史が長く、大きな朝鮮学校だ。イメージ 1
 
運動場には、荒川、台東、文京・千代田、北、千葉の東葛の5つ地域ごとの屋台が並び、
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片隅では、5時の開場直前まで、ブルーのスタッフのTシャツを着たチョチョン(青年同盟)が歌の練習を行っていた。単なる余興ではないようだ。
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左右の大型スクリーンは、解放直後の民族教育への思いと草創期の学校の様子、新校舎建設への期待と抱負を語る同胞たちの姿が映し出され、舞台での在校生の公演、地域・学父母・教員対抗歌合戦に、大抽選会と盛りだくさんのプログラムが組まれていた。
オープニングは、幼稚園児の公演。舞台に上がる前から、「○○ちゃん」を呼ぶ声が入り混じり、大騒ぎだ。
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舞台の前に、デジカメやビデオを持った学父母が押しかけていた。2歳児を含む40人近い園児で埋め尽くされた舞台、公演が終わった後も、「○○ちゃん」を呼ぶ声はしばらくやまなかった。
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同級生同士でテーブルを囲む卒業生の集団もいたが、家族連れも多かった。
同じテーブルに誘ってくれた、大学の同級生も夫婦連れ、オモニと息子、嫁に孫、甥と、一家総出という感じだった。
どの売店も盛況だった。生ビールのコーナには長蛇の列ができ、待ち切れず缶ビールを手にする参加者も少なくなかったようだ。私たちのテーブルもである
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会場で目立ったのは、「보다 큰 하나 ! !(より大きなひとつ! !)」という文字がプリントされたTシャツだ。
最初はスタッフだけが着ていたが、学父母や卒業生が買い求め、その場で子どもに着替えさせる姿があちこちで見られた。
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オープニングと共に、左右の大型スクリーンでは、「第1祭り」→「大一」→「큰 하나|(大きいひとつ)」…フェスティバルの名称決定の経緯が映し出されていた。
「より大きなひとつ」は、様々な意味にとることができる。新校舎建設に賭ける思いがにじんだ、とてもいいネーミングだと思った。
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隣に座った、「高校無償化」排除に憤りを表す、地元の日本の女性は、「朝鮮学校の新校舎建設の役にたてるなら」と、5、6枚買い込んでいた。
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舞台では、安英学選手も紹介された。
かれは、自分は第1には通わなかったが、浪人時代、この運動場で荒川のチョチョンと一緒にボールを蹴ったと、思い出を語り、新校舎建設にエールを送った。
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児童・生徒の中で、共和国代表で、Jリーガーの安英学人気は凄まじい。携帯写メを撮り続け、舞台を降りてきた安選手にぶら下がるようにして追いかける児童も少なくなかった。
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歌合戦は大盛り上がりだった。台東と荒川のチョチョン、アボジ会、オモニ会、教職員、東葛、文・千の合唱とつづいた。断然目を引いたのは、文・千だった。東京で唯一専従の総連委員長がいない、同胞も多くはないはずである。児童・生徒・青年・女性・高齢者が舞台いっぱいに広がり、息の合ったところを見せた。
隣に座った元教員グールプから、「文千にあんなに同胞がいたのか…」、「全部連れてきたのでは…」、「全部連れてこられることがすごい」-そんな声も聞こえた。
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フィナーレを飾ったのは、「チャレンジ50キロマラソン」に挑んだランナーの到着だった。
「走るふりのはず」が、新校舎建設への意気込みを示すために、本当に「走ってしまった」ようだ。
この猛暑、炎天下、茨城からの50キロ走は過酷だ。足を引きずりながら校庭に入って来た青年は、抱えられる様にして舞台に上った。チャンゴンと紹介されていた。
…この一言を皆に伝えたくて走りぬいた。一世が建ててくれて、二世が守ってくれたウリハッキョを私たち三、四世が必ず受け継いで輝かしていく…
涙で何度も言葉を詰まらせていた。
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この言葉を受けて、新校舎建設委員会の洪委員長が舞台から参加者に呼びかけた。
…一時は廃校になっても仕方がないのではないかと、迷ったこともあった、2年間苦悩の日々だった。そんな時、亡くなった一世の活動家がウリハッキョのために使うようにと50万円を遺族に託した。初めて自分の心臓の鼓動を聞いた思いをした。一心団結、より大きな一つになる道が開こう。
会場からは、同級生たちからであろう、「ホン・マンギ チョッター!」、「頑張れ! ! ホン・マンギ」の大合唱が起こった。すかさず、青商会メンバーの声援も加わった。
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だだ感動的な光景だった。そんな様子を写真に収めようとする手もかなり震えていたようだ。
「チェーサムもなんとかなりますよ」
東京第3は購入した土地代金の返済をめぐって学父母、卒業生、学区の同胞の思いを一つに導けないでいる。
「一世、二世が築いてきたウリハッキョ、子どもたちの未来を守るという立場に立てば、おのずと道は開ける」
チェーイルの新校舎建設に関わっている後輩からの力強い言葉だ。
2012年7月29日-東京チェーイルの校庭では、こんなに熱く、誇らしく「より大きい一つになる」ための時が刻まれていた。IK
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後で書き加えます。