【6月30日・土曜日】
東京チェーサムでのオリニフェスタへ。ゼロ歳時から就学前の幼児を対象にした遊びの場、父母たちの交流の場である。昨年12月につづき、2回目の開催になる。

スタート一時間前に学校に着く。1階奥の給食室をのぞくと給食のカレー作りの真っ最中だ。
「アンニョンハシムニカ」と、声をかけても返事がない。野菜を切ったり、洗ったり、「一心不乱」といった感じだ。
今度は「スゴハシムニダ」と、少し声をはらすと、一斉に「スゴハシムニダ」だ。

オモニ会の会長が教員室前の壁のオモニ会の案内板に、オモニ会の通信「ヘンニム(お天道様)」を貼っていた。
私・「朝早くから大変ですね。給食は何年生のオモニの担当ですか?」
会長・「今回は6年生のオモニです。召し上がりますよね」
「通信」を読むと、一日給食は、敬老会、クリスマス会、餅つきの年4回、学年別に担当が決まっていた。
次回、9月の敬老の日は、4年生のオモニたちが担当だ。

3階歌声が聞こえてきた。高学年の3つの教室の隔たりを取り払った臨時の講堂では、ピアノの横に整列した児童に、3年担任の全先生が何か話しかけていた。
高学年は膝を立てて「ペクトゥサンアンキ」をして、見ていた。

リハーサルが終わると、高学年はフェスタの準備に取り掛かった。
1階から長いテーブルを会場に運びこんだり、幼児が遊ぶ敷物を敷いたり、

ゲームコーナーの飾り付けをしたりしていた。

受付は、板橋、北、豊島、練馬、埼玉西部の学区別。

会場までの案内役は5年生の児童だ。案内だけではなく、ゲームも公演も一緒だ。「一日お姉さん」、「一日お兄さん」といった感じだ。
待っている間、女子児童は「ナンジャ テーゲ シロハンダ(男子だっきらい)」を連発していた。
男子児童は意に介さず、「このトンム、クラスの○○トンムが好きなんだ」、「お前だって…」。そんなことを言い合っていた。

1階から2階に上る階段の壁に貼られた卒業写真に足を止める父母が少なくなかった。
1985年卒の38期生の写真を指さして、立ち話をしていた。卒業生なのだろう。

次々と幼児が押し寄せてきた。なぜか一人っ子は少ない、平均3人? ウリハッキョの学父母は子だくさんのようだ。
「キョンミンが来た」とか、「キセ、大きくなって…」とか、児童たちはオリニの名前を良く知っていた。

いよいよ、フェスタがスタートした。人気キャラクター「コッポン」と「セサギ」、「シアリ」の登場に、オリニだけではなく、児童も大喜びだ。オリニは遠巻きにして見ていたが、児童たちは突っついたり、遠慮気味に体あたりをしたりしていた。「クダー(デッカイ)」。児童たちから見ると、身近にするキャラクターは予想外に大きかったようだ。

公演が終わると、児童たちは釣り、ペットボトルのボーリング、輪投げなどにオリニを誘っていた。が、自分たちもそれなりに楽しんでいたようだ。

その頃、低学年が給食のカレーを食べていた。公演を前に腹ごしらえだ。

講堂に敷かれたマットに座り込んだオモニたちは、おしゃべりに夢中だ。
ウリハッキョの先輩、後輩なのか、やたらと「オンニ(お姉さん)」という言葉があつらこちらから聞こえてきた。
同胞社会では「オンニ」、「オッパ」と言う言葉は便利に使われている。

低学年の公演では拍手、拍手だ。特別出演の6年生の女子児童、途中つまづくというハプニングがあったが、最後まで表情豊かに踊っていた。

遊び疲れたのか、児童に抱かれてすっかり寝入っていたオリニもいた。

その後、オリニと父母は一緒にカレーを。
食べ終わって、1階に下りてきたオリニと金教務主任が話していた。
金教務主任・「カレー好きでしょ」
大きく首を縦に振るオリニ。少し恥ずかしそうだ。
教務主任・「好きな食べ物は、カレーにハンバーグに回るすし、ウインナーに唐揚げ?」
「嫌いなのはトマト!!」
オリニは、やはり首を縦にして、うなずいていた。

高学年の児童は学年別に食べた。
オモニ・「オイキムチは?」
何人もの児童が手をあげていた。

女子児童も並んでおかわりをしていた。ご飯が足りなくなったのか、隣の教室に走って行くオモニ、お鍋の中のカレーも底が見えた。

1階の校長室にいると、1年生の児童が何回もドアを開けては、あわてて閉めていた。
コッポンたちの控室と間違えたようだ。
隣の会議室の前で待ち構えていた児童たちは、コッポンたちが出てくると、矢継ぎ早に質問ぜめだ。
児童・「コッポンって何歳?」
児童・「カレー食べました?」
児童・「暑いでしょ?」
コッポンもセサギも、シアリもただ大きく手を振るだけ、ときどきVサインでごまかしていた。
児童・「タバコ吸うのですか? タバコ臭い」
これには少々困った様子だった。
最後にオリニたちは、家族と一緒に校庭でコッポンたちと記念写真。
その頃、高学年の児童は会場の後片付けに追われていた。

前回は、「寒い日であったにもかかわらず、40名のオリニたちが来場」(オモニ会のブログhttp://blogs.yahoo.co.jp/tokyoparam/28918483.html)したが、今回も来場者は予想を上回ったようだ。入学願書を持参した父母もいた。
金校長は、年末にもクリスマスのオリニフェスタが計画していると。
オリニが学校に馴染み、父母同士が仲良しになり、ウリハッキョの敷居がすこしでも低くなればいいのだが…。
つづき書きます。