【5月28日・月曜日】
東京第9の運動会の翌日は、東京第3の運動会の予行練習に行った。
東京第3は、運動場は狭く、毎年運動会は十条の東京朝高の運動場で催している。
この日は、最初で最後の現地での総合練習だった。
東京朝高に着くと、運動場からは「運動会を成功させよう」―大きな声が聞こえた。。
「ペックゥサン アンキ(白頭山座り)」をした児童たちは、「成功させよう」と大きな声を張り上げて、それに応えていた。「ペックゥサン アンキ」とは、膝を立てて座る、以前は「体育時間座り」と言われた座り方だ。新年度を迎え、何人かの先生が入れ換わり、そうなったようだ。

オープニングを担うのは1年生、「第66回 東京第三 大運動会」の横断幕を掲げての開会宣言だ。
オッパ!オンニ!ヒョウニム!ヌナ!-上級生に運動会の始まりを呼びかける可愛くもあり、力強い声が広い運動場に鳴り響いていた。
狭い運動場での練習と勝手が違ってか、朝高の広い運動場に立ち位置がなかなか定まらない。

炎天下だが、心地よい風に、暑さは感じられなかった。
先生たちは時折、吹く強風に備品が飛ばされないよう、四苦八苦していた。空気が抜けたのであろう、細長くなった風船が人工芝の上を這う様に舞う、先生たちは「ナメクジみたい」と言いながら懸命に追いかけていた。

学年別徒競争-本番さながら、皆が真剣に走っていた。
「○○トンムが先頭を走ります」「それを○○トンムが捕えようとしています」
「声が小さい」、「もっとゆっくり…」、金校長の檄が飛ぶ。案内放送にも力が入っていた。

綱引きも真剣勝負だ。負けたチームの児童はとても悔しがっていた。
各競技の入場と退場時の「ハン、トゥル」の掛け声が例年になく力強く聞えた。
運動場の後方ではふざけ合う児童も。待機時間もそれなりに楽しんでいるようだ。

メーンの集団体操に縄跳びなど、一通りの練習が終え、狭い運動場ではできない集団体操の練習を繰り返した後、金校長が短めに二言三言。
…競技成績は赤組の勝ちです。すべての行動が機敏でした。これから一週間、青組はもっと敏速に行動できるよう心がけましょう、赤組もです。…
何人かの児童の帽子が風にとばされそうになっていた。

先生と一緒に中学生が丸椅子を頭に乗せたり、かかえたりして運んでいた。練習を見に来ていた卒業生だ。目が合うと何人かは「アンニョンハシムニカ」ではなく、「アンシカ」だ。早口というより、格好をつけているようだ。
児童たちは、一斉に走り出して行く。学年別に昼食、手を洗いにだ。

家に戻ると豪雨だ。児童たちは濡れずに帰れたのか…。一週間後の運動会、天気予報は曇りに閉じた傘マークだ。