東京第9の運動会へ | トンポ・トンネ 日々イモジョモ

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【5月27日・日曜日】
 
入り組んだ住宅街を通り抜け東京チェーグー(杉並区にある東京朝鮮第九初級学校)へ。校舎が見えたが、児童の歓声も、音楽も聞こえない。
運動場に入ると、児童たちは校舎の玄関の前の大きな桜の木の下と、テントが張られた日陰で、家族に混じって食事をしていた。昼食の時間だ。椅子に座った人もチラホラ、地べたに座わることができない、高齢のハラボジとハルモ二たちだ。
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冷房の入った多目的ホールで食事をとる家族もいた。
そこでも、食事の輪の中心は赤と青の帽子をかぶった児童たちだ。
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食事をすました幼児が運動場を走り回っていた。棒のついた丸い飴をかざした、黄色い服を着た幼児が鄭校長と一言二言話を交わすと走り出していた。
校長・「今の子は?」
先生・「チャンギの妹です」
もう一人の先生・「アルムちゃんです」
「チャンギを応援して」と、校長。その声はアルムちゃんには届かなかったようだ。
教務主任の趙先生が運動場に飛び出して行った。転びそうになっている幼児がいたのだ。
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いよいよ、午後の部のスタート。全校生による体操。児童たちは校門の外の道路で待機していた。
 プログラムを見ると、午前中に行われた徒競争は低学年が80メートル、高学年は100メートルだ。運動場に描かれた100メートル? の円の線は、校門近くまで迫っていた。入場門と退場門は共に校門だ。
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児童たちは、運動場いっぱいに広がり、三重塔などに果敢に挑んでいた。
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教務主任と5、6年の担任、3人の男子教員は、後ろに回って声をかけたり、崩れそうになる児童を支えたり…、アボジとオモニたちは児童より必死の体の彼らにも声援を送っていた。
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 学父母たちは、強い日差しを避け校舎の影やテントの中に身を置きながらも、デジカメとビデオで、しっかり「自分の子」を追っていた。ビデオ回しっぱなしは、ほとんどが1年生と6年生のアボジのようだ。
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 学年別の障害物競走-低学年は風船をお尻で割ってゴールに駆け込むことになっているのだが、風船が風で吹き飛ばされたり、バウンドして割れなかったり…それを見るオモニの方が熱くなっていた。
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「風船が3つ足りません」との一声に、チョチョン(青年同盟)が必死に風船を膨らます一幕も。何でもこなす、チョチョンは、ウリハッキョのイベントには欠かせない存在だ。
 
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競技が終わると、運動場にひたすら水を撒く。鄭校長の分担のようだ。
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卒業生の障害物競技-放送係の児童からは「○○オッパ(兄さん)、反則です」、「規則を守ってください」との声が飛んでいた。
はしごをくぐって、壁を乗り越えて、網をくぐりぬけて、米袋に両足を突っ込んでジャンプしてゴールへということになっているのだが、障害物を飛び越えたり、同級生の足を引っ張ったり、米袋をかぶったり…。そんな卒業生の姿もなぜか清々しく見えた。
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圧巻は、6年生と保護者による「感謝をこめて」だ。
一つの輪に二人で入って走って行って、帰りは児童が保護者を背負って来て、「最後の運動会」のパネルを持って写真を撮る。そして次にバトンタッチをするという競技だ。アボジが酔ってしまったのか、児童が背負うことを考えてか、オモニの参加が多かった。
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児童が力がないのか、オモニに「問題」があるのか、ほとんど児童はオモニ(重荷)に潰されていた。
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中には、お姫様抱っこされて、ご満悦なオモニもいた。それを見ていたオモニは、息子にお姫様抱っこをせがんでいたが、息子はよろけながら二、三歩進むのがようやくだった。
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写真に収まる表情もよかった。満面の笑み、そのものだった。
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しっぽ取りゲームに続き高学年全員による騎馬戦。女子児童も一緒にだ。「ミウ―」との叫び声と共に、帽子の奪い方を教えるアボジの声も。「負けるな!ヨンホ」の声がひと際轟いていた。
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ここでもやはり3人の男子教員が走り回っていた。下敷きになりかけた児童を支えた、教務主任のブルーの体操着は、真っ白になっていた。翌日は、節々が痛く、一日中寝込んだとのことだ。
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最後は、赤・青リレー。学年代表ではなく、全校生58人によるリレーだ。児童もだが、学父母は大喜びである。暑さを忘れ、テントから飛び出し、児童の名前を呼ぶ姿があちこちで見られた。
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駆けっ子が早い児童が白線から外れ大きな円を描いて走っていた。勢い余って小回りが利かないようだ。女子の先生たちは大きなつばのサンバイザーを被り、応援していた。
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整理体操、成績発表、優勝カップと記念品の授与で運動会は無事終了した。
「阿佐ヶ谷朝鮮学校サランの会」の長谷川代表と三木さんら会員の皆さんも最後まで、児童の元気な姿を見守っていた。
「児童と保護者が競技でも、昼食の時間も一体になっている運動会は、日本の学校では今や昔話」との感想も。「会報」にも載せるという、楽しみだ。
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